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お答えコーナー


 質問:下水処理場のそばで大腸菌が見つかったので、川遊びは危険ではないのでしょうか

答え:

 大腸菌というのは、主に動物の便の中にいる細菌です。処理されていない下水は大腸菌が1mL中に数十万個見つかります。法律では、100mL中に含まれる大腸菌群の数で規制しています。大腸菌群というのは大腸菌とその仲間を併せて測定するものです。大腸菌をその仲間ごと測定することによって、大腸菌の数を推定し、衛生上安全かを判断します。たぶん、質問の大腸菌というのは大腸菌群のことではないかと思います。
 下水処理の多くは生物処理ですから、下水処理場の放流水の中には、わずかに細菌が含まれています。ですから大腸菌は十分に除去されても、その仲間が測定されてしまうことが有ります。また、今の分析方法では大腸菌の仲間以外の細菌(Aeromonas hydrophila)が誤って測定されてしまうことも判ってます。ですから、下水の放流水の中に多少の大腸菌群が見つかったとしても、即有害だとは言えません。こうしたことを加味すると、法律は安全性が高いように取り決められているといってよいでしょう。もちろん、全く検出されない方が良いとは思いますが・・・。測定されていない衛生上の危険生物はウイルス、原虫、ジステリアなどが大腸菌群以外にも沢山ありますので、下水処理場から離れた場所、出来たら上流部で水遊びするのが好ましいと思います。川遊びの後は良く体を洗いましょうね。




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