“秀樹激励”長嶋さん焦らないで!

…03年脳梗塞から復帰!経験生かしゆっくり静養…


昨年6月に軽度の脳梗塞(こうそく)のため、緊急入院した歌手の西城秀樹(48)が16日、東京・渋谷のNHKで、出演ドラマ「ホシに願いを」(26日・後7時30分)の完成会見に出席し、入院中の日本代表・長嶋茂雄監督(68)に激励のエールを送った。

本紙の取材に対し「僕の場合は軽くても後遺症は残った。3、4か月は飛行機にも乗れないし、アテネ五輪は無理をしないでほしい」など、体験をもとに時間をかける必要性を強調した。

 脳梗塞を患い、今もリハビリを続ける西城にとって、長嶋監督の入院は他人事ではない。「一般の方は、健康な人でもそういうことになると驚かれたことと思う。軽い病気ではなく、命が助かっただけでもラッキー。ひとつひとつ山を越えていくことが大事なんです」と神妙な顔を見せた。

 アテネ五輪での監督続投の声には否定的だ。「僕の場合、軽かったけど、それでも、後遺症は出ている。3、4か月は飛行機にも乗れないし、2、3年たって、結果が出たらいいのではないかな。頭を使う仕事は避け、こつこつとやって、元の生活に戻ることを考えたほうがいいと思います」苦しい経験に基づいたものだけに、その言葉は重かった。

 復帰には周囲のメンタルケアが大事という。「“何かに間に合わせる”というのは、本人にはプレッシャーになる。周りは本人がもどかしくならないようにしてあげないといけない。超人的な回復力とか言われると、焦りも出る。『また、よくなったね』『また、少しよくなったね』と声をかけてあげることが大事。リハビリ中は躁鬱(そううつ)にもなりやすいので、気を使ってあげて欲しい」と話した。

 西城は言葉が出にくい状態になり、昨年6月22日から7月2日まで都内の病院に入院。同15日に仕事復帰した。減量のために、水分を取らずにサウナに入っていたことが原因と言われている。

 9か月たった現在はドラマにも出演できるようになり、順調に回復しているようにも見える。「でも、病気後でしたから、やっぱり撮影は大変でした。言葉はみなさんに聞き取ってもらえるようにまでなりましたが、自分自身では、もどかしいところがある。まだ60〜70%といったところです。完ぺきになるには、あと1年ちょっとはかかるかな、というのが実感です」自身もゆっくりと治していくつもりだけに、長嶋監督にも決して焦らないで欲しいという思いは強いようだ。(スポーツ報知2004-03-17)