飲酒は脳梗塞を予防 ただし「少量」

米トゥレーヌ大の調査

脳の血管が詰まる脳梗塞(こうそく)になる危険度は、少量の酒を飲む人の方が、まったく飲酒しない人より低くなることが、米トゥレーヌ大の調査でわかった。

研究チームは、飲酒量と「脳出血」「脳梗塞」の関係について、1966―2002年の間に発表された35編の論文データを分析した。その結果、脳の血管が詰まる脳梗塞になる危険度を、全く飲酒しない人と比べたところ、1日の平均飲酒量が日本酒換算「0・5合(アルコール12グラム)未満」の少量飲酒者は0・80倍、また「同0・5―1合」の人は0・72倍と低かった。逆に、同2・5合を超す多量の飲酒者では、危険度が1・69倍に跳ね上がっていた。

だが研究チームでは「少量の飲酒の効果については、飲酒が体に与える悪影響も考慮して慎重に評価するべきだ」としている。

一方、脳の血管が破れる脳出血は、飲酒量が増えるほど危険度が高まり、「日本酒換算2・5合超」の人では約2倍になった。この分析結果は米国医師会雑誌に発表された。(2003-3-11)