「脳梗塞をきっかけとした--新規事業のスタート」

株式会社廣貫堂社長 塩井 保彦(富山県経営者協会)



脳梗塞によるリハビリ生活

ちょうど3年前の3月13日 小渕元総理の脳梗塞入院の1週間前でしたが私自身も、彼と同じ脳幹の梗塞で中央病院に入院しました。

当日の朝、前夜酒を飲んでもいないのに酔っ払い現象(ふらつき、めまい)があり、玄関の新聞を取りに行った後、ベッドで新聞を読んでいると何か原稿をとぎれとぎれに読んでいるような気がして、妻に「今から声を出して読むから、どこかおかしい所がないか聞いてほしい」と言うも、「別にへんじゃない」との答えに、会社に行く準備を始めながら、念の為、いとこの医師宅に電話して診てもらったところ、中風の疑い有との診断による早朝の緊急入院となってしまいました。

入院して2〜3日は痛くも痒くもなかったのですが、その後、左の手が開かなくなり、左の腕が動かなくなり、左の足が動かなくなり、言葉もろれつがまわらない寝たきり状態になってしまいました。

入院3週間目に、担当医から「あなたの病気は、これ以上悪くはならないが良くもならない」と言われて、高志リハビリ病院へ車イスによる転院をしました。

ここでは、立つ、手を開く、腕を動かす、歩くリハビリに始まり、2ヶ月目には階段の昇り降りのリハビリを行い、人間の持っている機能のすばらしさを実感しながら3ヶ月目には、退院が出来るまでになりました。その後、国際健康プラザでの運動療法の成果もあって、最近ではゴルフも出来るまでの復調となりました。



健康日本21運動の推進

2年前に厚生労働省が、国民一人一人の健康に関する自己管理能力を高めることを目的に、各関係官庁等に健康日本21運動の推進依頼を行ないました。これは昭和30年に国民皆保険制度が出来て以来、病気と薬はただという認識が多くの国民に定着したことによって、今日の健保の大赤字を生む体質になった事からの脱却を目指すものでもあります。私のような、脳梗塞にならない為に、この健康日本21運動のアクションプログラムとして生活習慣病の予防と改善を目的とした事業をスタートする事に致しました。(富山県経営者協会)