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地図や写真はそのまま見てもわかる大きさにしていますが
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ヴィートゥレスク公式日本語パンフレット ←是非お読み下さい。
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ヘルシンキとヴィートゥレスクの位置関係
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ヴィートゥレスク周辺
住宅からサウナまで長い階段を降りる


メモ 2000年12月19日 到着時間午前10時過ぎ 出発時間午後12時30分
   フィンランドで写真撮影の可能な時間帯は大体午前9時半から午後3時過ぎまで
   (曇っている日が多いし、一日の内明るい時間が少ない)
   天気は目まぐるしく変わる、すぐ雨がくる、氷が降る
   例年にない暖冬で雪がないのは珍しいらしい
   当日、午前9時半から11時過ぎまで太陽に恵まれる
   気温は−2度前後だが暖かく感じる日だった

ヴィートゥレスクの湖畔にて

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長い階段
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朝日のヴィートゥレスク湖
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波紋


  カウコ・ウースオクサは朝早くから飛ばしていた。10時には気功か気合か、
どちらかわからなかったが、道場に行かなければと言っていた。そこでインス
トラクターをやって、午前中にその日の仕事をするのだと話していた。
10時過ぎに着いたら、2時間ぐらい建物をゆっくり見れるだろうと思っていたが、
ヴィートゥレスクに着いた時、まだ開館していなかった。開館は11時だった。

  ヘルシンキで降っていた雨が、果て無く山道をぐるぐる回っている道中で
段々小降りになってきて、門の前で降ろしてもらった時には止んでいた。
しばらく、付近を散策しようと建物の湖側へ左回りに歩きはじめたら
急に太陽が射してきて、まるで朝焼けのように建物を染めて周囲の森も色
づいてぱあっと赤く美しくなった。
  緩やかな斜面を湖の方へ回ったら長い階段に出会う。
ジョギングの人が下から上がってくる。その横をゆっくり降りていった。
この長い階段の途中にちゃんとベンチが設えてあって、その周囲は簡易な
石庭風なのに驚いた。白樺の森の中に苔むした風景がなじんでいる。
下に降りるとサウナがあった。サウナは丸太小屋風のどっしりした建物で、
ある。ボートや槙もしっかり積んであるが煙突と共にどこか骨太な感じが
する。デッキから湖の方へ出ようとしたら黒い犬が吠えてきた。つないで
いないので動けずにいたら、女性が影から出てきて犬を押さえて微笑んだ。
二人で泳いでいたという。ウェットスーツを片づけながら気持ちがいいと言
うので、So cold!と言うと屈託のない笑顔で返事しながら、ゆっくり歩いて
帰っていった。サウナは黒い塗料が塗られていて、中を覗くとテーブルクロ
スやワイングラスや皿などがきちんと並べられていて使っているようだった。
そして、湖は澄んでいる。底に堆積した木の葉などがじっとして黙っていた。


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サウナのデッキから
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サウナのバルコニー
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湖側から見たサウナ
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腰の左官と丸太のさりげない取り合い
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左手は薪の保管場所 棟押えや煙突も豪快


  サウナのデッキは、しっかりしていた。森も湖もたっぷり水を含んでいた。
時折遠くで犬が吠えるほかは体に静寂が染み渡る。しんとした静寂に近頃あ
まり慣れていない。その時かすかな音に気付く。何かぽとぽと音がする。
ぽとん!・・・・ぴちゃん!・・・・ぽとん!・・・・ぴちゃん!・・・・
白樺の枝は、雪を乗せながら育つせいか湖に乗り出すようにじんわりとたわん
で水平に枝を伸ばしている。水分を含んだ枝先から落ちる水滴が、波紋を次々
と作っては消える。それを暫く眺めていた。
禅だ、と思った。自然が深く問い掛けてくる。おまえは何をしているの?

  フィンランドに来て以来信じるようになったものがある。それは森の妖精
みたいなもの。ムーミンであり、トトロであり、真っ黒黒助であり・・・それは
具体的にどんな形でもいいのだが何かいるのを感じるようになった。


このBGMはフィンランドの大作曲家シベリウスの樹の組曲から「樅の樹」です。
SOIRE'E DE MUSIQUE(音楽の夕べと言う意味)の管理者こむちゃんの演奏です。

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