石積、石垣の用材

「野石(のいし)」(野面石)(のづらいし)
    山野に転がっている自然石のことで「天石(転石?)(てんせき)」ともいうらしい。
    でこぼこした角張ったものを「野角(のかく、のがく)」、 丸みのあるものを「呉呂太(ごろた)」、 やや偏平で長めなものを「野板(のいた)」と呼ぶ。
「大玉石(おおたまいし)
    花崗岩や砂岩類が長い年月の間に丸くなった 巨石。
「切石(きりいし)
    岩盤又は岩魂となっている自然石を大小割りにした ものの総称。石面の状態で野面石と切石に分けられる。樵石(こりいし)という呼び方もある。
「間知石(けんちいし)
    ひかえを楔形(くさびがた)(角錐形) に切り割したもの。検地石、間地石とも書かれることがある。
「雑割石(ざつわりいし)」とはひかえを二方落したもの(角錐形)。

「布石(ぬのいし)」とは切石の直方体のものをいう。

「桝石(ますいし)」とは切石の立方体に近いものをいう。



間知石

雑割石

布石

桝石

「引石(ひきいし)」とは10〜60mmの厚さで、石を機械でスライスしたもの。

「割石(わりいし)」とは形を決めずに原石を割ったままのもの。

「乱石(らんせき)」とは野石、割石などを選別していない、寸法・形態が様々なものの総称。

注)色んな書物によって、野面石の定義の範囲に違いがあるようですが、大体において
  野石であれ、切石であれ、野面の表面のものをそう呼んでいるようです。
  また、石積みは「野石積み」と「切石積み」に大別されるのが基本のようであります。

積み方の大分類 野石積の種類 間知石積の種類 割石積の種類
各部の呼称 役石と勾配 いけない積み方 石の仕上げ

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石垣、石積をできるだけ理解したいという一念で書いておりますが、
参考文献、引用文献は下記の通りです。また以下の図書以外にも建築士会
などの会報等も参考にしています。
「石垣と石積壁」窪田祐 著(学芸出版社)
「石垣普請」北垣聰一郎 著(法政大学出版局)
「石垣」田淵実夫 著(法政大学出版局)
「日本名建築写真選集6 姫路城」解説 内藤昌(新潮社)


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