貴重な宝物

 仁王幼稚園へ、二人の子どもと通った日々の思い出は,私にとっても、子どもにとっても、貴重な宝物です。
毎日一緒に歩きながら、季節の風を感じ、いろいろなことを話しました。
叱ったり,ほめたり,笑ったり,泣いたり・ ・ ・ 園のこと,お友達のこと、先生のこと・ ・ ・ 本当にたくさん話せた時間。
バスに乗せて「バイバイ」では絶対に味わえなかった、母と子の充実したひとときだったと思っています。
 そして、降園の時間には、銀杏の木のしたでたくさんのお母様方と本当に楽しくいろいろなことを語り合えました。
 仁王幼稚園には通園バスがありません。朝の忙しいとき、バスがあったら・・・と思った日もありました。
けれども、子どもの手を引いて歩いた毎日が今はかけがえのない思い出になっているのです。
そして迎えてくれる先生の笑顔は、いつも最高でした。
 また、多くのお友達,仲間ができることを心から願っています。

                                                1998年度 荒川早月

 

銀杏の木の下で

 緊張気味の長女の手を引いて、もしかすると娘以上に不安と緊張でいっぱいだった私が仁王幼稚園の門をくぐったのは
平成6年4月のことでした。最初に目に入ったのは、白い瀟洒な礼拝堂と、空を覆わんばかりの大きな銀杏の木。
私がこの幼稚園を選んだ理由は、その昔、主人もこの銀杏の木の下で二年間を過ごしたということからでした。
 この銀杏は91年に及ぶ幼稚園の歴史の中で、その大半を園と共にすごし多くの子どもたちを見守ってきたといいます。
そして今もなお、その大きく広げた枝葉で子どもたちを包み込み、また、送り迎えのお母さんたちに、格好のおしゃべりの場を
提供してくれているのです。
 やがて長女が卒園し、入れ替わりに長男が入園しました。
もう最初のときのような不安はありませんでした。仁王幼稚園はまさにこの銀杏の木そのものです。
園長先生はじめ職員の皆さん、教会の皆さんに見守られ、のびのびと元気に生活しています。
 また、教会のさまざまな行事をとおして、「感謝する気持ち」「助け合う気持ち」を養い「神様と人々に愛される子ども」として
着実に成長してきています。
 今,これまでの5年半を振り返って、最初の選択が幸運だったと感謝しています。

                                                1999年度 宇夫方真理子

 

私の心配

 園庭の広さとステキな教会、そして、愛情を持って園児と接しておられる先生方のご様子を拝見して、迷うことなく入園を決めました。
 お友達と同じようにやっているのかな。礼拝のときは静かに座っているのかな。
落ち着きのなかった長女が周囲に迷惑をかけていないかと心配でした。
 幼稚園の行事を通じ娘の様子を目の当たりにして、私の不安は少しづつ消え去り、少しづつ成長していく我が子の姿に感動で涙したことが
何度かありました。
 新しい生活に馴染めず、毎日泣いては先生に抱っこしてもらった次女でしたが、
今では早く幼稚園に行きたいと張り切り、泥だらけになってお友達と仲良く遊んでいます。
 いつまでもお友達と先生に帰りの挨拶をしている娘の小さな手の温もりを感じながら、ふと見上げた空は澄み切り、
私の心も今では以前の心配が嘘のように晴々としています。

                                                2000年 山田みどり

通園の思い出

 仁王幼稚園には、長男、次男と二人の子どもが通いました。
長男が生まれたときから、幼稚園は仁王幼稚園と決めていました。
家が近いということもありましたが、一番の理由は,主人も三十数年前、2年間お世話になったからです。
 昔から通園バスのない園ですが、子どもと手をつないで歩くのも幼稚園くらいかと思います。
いろいろなことを子どもと話しながら歩くのはとても良い思い出になります。
そして、門の前で出迎えてくださる園長先生、保育室の前で「おはよう」と声を掛けてくださる先生方・・・
子どもたちもうれしそうに、元気に,「おはようございます」とあいさつができるようになります。
 次男も今年、卒園します。
これからもますます大勢の子どもたちの賑やかな笑い声が、仁王幼稚園から聞こえてくることと思います。

                                                2000年 杉澤せい子