<<新しい歴史教科書をつくる会 山形県支部>>

県民・国民の皆さんへ


勉強すればするほど世の中に反抗したくなる

 まじめに勉強すればするほど、日本という国が嫌いになる、日本の歴史や伝統がどうでもいいもののように思えてくる、人と人とのつながりを軽んじて孤立化へと向かう、 先祖も子孫も関係ない、死んだら終わり………戦後教育にゆがめられた深刻な結果です。かつての赤軍派も最近のオウムも戦後教育が生み出した鬼っ子です。彼らはみんな、学校の先生の言われることをよく聞いて育った優等生でした。素直であればあるほど素直さから遠ざかるという戦後教育の逆説に、いま本気で立ち向かわねば、家族が壊れ、地域が壊れ、国が壊れ、ひとりひとりの心の支えが壊れ、ひたすら経済的利害のみを信じて、刹那的欲望に従うことを良しとする獣の群れとなって、ただただ声の大きいもの、力の強いものがわがもの顔に振る舞い、それに処するにモラルは吹っ飛び、権謀術数渦巻く世の中、それこそ戦後教育がもっとも嫌ったはずの世の中になってしまいます。その兆候は、もういたるところに現れています。


日本人であることが嫌になる歴史教科書

 いま学校で使われている歴史教科書をご覧になったことがおありでしょうか。どの教科書を見ても明治以降の歴史は、民衆の反抗や朝鮮人が「善」で、日本の政府はつねに「悪」です。朝鮮の日本からの独立運動が詳しくとりあげられることはあっても、植民地支配を進める当時の列強諸国に伍してゆかねばならない日本の厳しい立場や、やむにやまれず戦争に追い込まれて行く指導者たちの苦悩については全く触れられてはいません。国を愛する気持ちはおろか、祖先を敬う気持ちも生まれようがない歴史教科書なのです。現代日本の安定感の喪失、未来展望の欠如感は、多くここに起因します。とりわけ、すっかり希薄になってしまった道徳心の回復には、まずもって自己につながる誇りある歴史と伝統の認識が基本であることを思うとき、この歴史教育の立て直しを図ることこそが、日本の現実を憂えるわれわれにとって急を要する極めて具体的な課題と考えるのです。


「心の先進県」に

 こうした現状をふまえ、歴史教科書の不健全さを正すべく平成8年に始まった新しい歴史教科書をつくる運動は、多くの賛同者を得て平成9年1月「新しい歴史教科書をつくる会」が結成され、現在新たに作成された中学校社会科歴史・公民の教科書が文部省で検定中。平成13年の3月には私たちも手にとって見ることができるようになります。こうして文部省の検定を通過した教科書は、何種類もある中から各市町村教育委員会によって審査採択され、児童・生徒に渡ることになるわけですが、その採択のための運動を推進すべく全国47都道府県に支部が設立されております。「新しい歴史教科書をつくる会」山形県支部は、平成11年9月に全国で31番目の支部として結成され、現在まで活発に運動を進めてまいりました。  三世代同居率が全国トップレベルのわが県は、日本の文化、伝統を大切にしてきたお年寄りに守られて、戦後の精神的混乱の中にあっても比較的日本本来の良さを保ち続けてきている県といえます。そうした県民性を基盤に、県では「心の教育」(その提唱者は「新しい歴史教科書をつくる会」の副会長である高橋史朗明星大教授です)を推進しております。それに加えて、全県下で健全な新しい歴史・公民教科書が採択されるならば、私たちの山形県は確実に「心の先進県」となれるにちがいありません。  不幸な敗戦からすでに55年、「運がいいだけの平和な時代」(小林よしのり)がそうそうつづくわけもありません。過去の日本の苦難の時代を知る人がどんどん少なくなっている今、この運動の盛り上げこそが、日本が正気を取り戻すことができるかどうかの最後のチャンスと言っても過言ではありません。よろしくご理解のほどお願い申し上げます。


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