<日本教育史>
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〜古代の教育〜

@飛鳥・奈良時代 
 ・王仁・・・百済から『論語』、『千字文』を伝える。
 ・聖徳太子・・・『三経義疏』により、法による政治、仏教への帰依儒教の徳治を推進。
      cf. 604年=憲法十七条
 ・大学=中央の官僚養成機関 ・国学=郡司の師弟を対象、下級官吏の養成
      どちらも、大宝律令(701)に規定
 ・芸亭(うんてい)・・・石上宅嗣が設立。初の公開図書館。

A平安時代
 ・大学別曹の成立・・・有力貴族が、大学に学ぶ一族師弟の寄宿舎・後援機関として設置。
   ・和気氏弘文院  ・藤原氏観学院  ・橘氏学館院  ・在原氏奨学院 
   ・菅原氏=文章院  ・淳和天皇=淳和院
 ・綜芸種智院・・・空海庶民教育のために設置。 cf. 空海真言宗(真空) 最澄天台宗(天最)
 ・浄土教の登場・・・空也(市聖)が浄土教を布教。


〜中世の教育〜

@鎌倉時代・・・武士社会の教育
 ・金沢文庫・・・北条実時が設立。 ※管理=称名寺
 ・鎌倉仏教

宗派 開祖 寺院 著書
浄土宗 法然 知恩院 『選択本願念仏集』
浄土真宗 親鸞 本願寺 『教行信証』
時宗 一遍 清浄光寺 なし    ◎踊念仏
日蓮宗 日蓮 久遠寺 『立正安国論』
臨済宗 栄西 建仁寺 『興禅護国論』
曹洞宗 道元 永平寺 『正法眼蔵』

A室町時代
 ・世阿弥花伝書風姿花伝)』 
 ・足利学校・・・上杉憲実下野国(栃木県)に設立。1439〜1872までの432年間存続。

B戦国時代・・・武家の家訓
 ・北条氏=『早雲寺殿廿一箇条』  ・武田氏=『武田信玄家法


〜近世の教育〜
 江戸時代
@近世社会と学校
 幕府=昌平坂学問所
 諸藩=藩校朱子学の教科書が用いられる。
   水戸藩弘道館   金沢藩明倫堂   熊本藩時習館   鹿児島藩造士館
   仙台藩養賢堂   佐倉藩=温故堂   会津藩日新館   佐賀藩=弘道館
   岡山藩花畠教場
     郷学(郷校)・・・藩士教育 岡山藩閑谷学校
 庶民教育=寺小屋・・・3R’s(読・書・算(そろばん))
A私塾・家塾
  ・古義堂堀川塾)=伊藤仁斎・・・京都。明治中期まで230年間続く。
  ・けん園塾荻生徂徠・・・主知主義・功利主義。
  ・咸宜園広瀬淡窓・・・大村益次郎、高野長英らを輩出。  ←よく出ます。
  ・廉塾=菅茶山
  ・雉塾=木下順庵
  ・嚶鳴館=細井平洲
  ・松下村塾吉田松陰・・・長州藩(山口県)。高杉晋作、伊藤博文、山県有朋ら幕末の志士を輩出。
  ・藤樹書院中江藤樹・・・陽明学の祖
  ・気吹屋=平田篤胤
  ・鈴屋本居宣長
  ・象先堂=伊東玄木
  ・韮山塾=江川坦庵
  ・芝蘭堂大槻玄沢
  ・適塾緒方洪庵・・・大坂の蘭方医。福沢諭吉、橋本左内など多くの人材を輩出。適々斎塾とも言う。
  ・鳴滝塾シーボルト
Bその他の教育者
  ・石田梅岩石門心学。著書に『都鄙問答(とひもんどう)』
  ・二宮尊徳・・・報徳教
  ・大原幽学・・・農民教育を行う。先祖株組合などを開設。→弾圧を受ける。
  ・安藤昌益・・・封建社会を批判。著書に『自然真営道』がある。


〜近代の教育〜

@明治期
 ・1871文部省設置。  ◎廃藩置県
 ・1872学制発布・・・太政官より「被仰出書(おおせいだされしょ)が布告。
         フランスの学制を模倣。
 ・1877=東京大学・・・東京開成学校と東京医学校が合併。法・文・医・理の4学部構成。
 ・1879教育令・・・田中不二麻呂、モルレー(米)ら。
         アメリカの教育行政を模倣。自由主義的、地方分権的性格。
 ・1880=改正教育令・・・干渉教育令とも言う。
 ・1885=内閣制度の成立。初代総理大臣=伊藤博文 初代文相=森有礼  国家主義的色彩
 ・1886学校令・・・小学校令、中学校令、師範学校令、帝国大学令。
 ・1887=ハウスクネヒト(独)来日・・・ヘルバルト派の5段階教授法が流行。
 ・1889大日本帝国憲法制定・・・天皇を中心とする国家体制。
 ・1890教育勅語・・・井上毅元田永孚、中村正直らが起草。
         教育の基本理念、臣民の遵守すべき項目、教育勅語の正当性を示す。
 ・1890=小学校令改正・・・義務教育が4年性となる。
 ・1907=小学校令改正・・・義務教育6年制となる。
 ◎教科書制度
  1872=自由発行  1881=開申(届出)採択  1886=検定制度  1903=国定制度

A大正期・・・大正デモクラシーにより、民主主義・自由主義の思想が普及→大正自由教育の高まり。
 ・分団式動的教育法=及川平治
 ・千葉師範学校附属小学校=手塚岸衛
 ・奈良女子高等師範学校附属小学校木下竹次・・・生活主義に立って、合科学習を考案。
 ・成城小学校沢柳政太郎・・・ドルトン・プランを実践。
 ・明星学園=赤井米吉
 ・玉川学園=小原圀芳
 ・自由学園=羽仁もと子
 ・文化学園=西村伊作
 ・池袋児童の村小学校野口援太郎
 ・芦屋児童の村小学校=桜井祐男
 ・豊明小学校=河野清丸
その他
 ・鈴木三重吉・・・『赤い鳥』を刊行。芸術教育に。
 ・山本鼎・・・自由画教育
 ・芦田恵之助・・・生活綴方運動

B昭和期・・・日中戦争・太平洋戦争時代の教育
 ・1937=日中戦争開始。  ◎1938=国家総動員法
 ・1937=教育審議会設置。・・・近衛文麿内閣の諮問機関
         小学校を国民学校とし、義務教育を8年とする。
 ・1941=国民学校令公布・・・教育審議会答申を受けて
 ・1943=中等学校令、高等学校令
 ・1944=学童疎開促進要綱→国民学校初等科児童の縁古疎開が促進。
 ・1945=敗戦
その他
 ・北方教育・・・鈴木道太
 ・植民地教育・・・伊沢修二を中心とした教育事業が推進。  1924=京城帝国大学設置。
 ・郷土教育運動・・・1930年、小田内通敏、長田新、赤い米吉ら
             科学的認識に基づく農業と農村の向上を目指す。


〜現代の教育〜
 ・1945=敗戦→根本からの教育改革が始まる。
 ・1945=新日本建設ノ教育方針・・・敗戦後の日本の教育の基本方針。
 ・1945=四大指令・・・マッカーサーによる
        @極端な軍事主義の廃止 A軍国主義教員の審査と教職追放
        B神道への政府の関与の禁止 C修身日本地理・歴史の授業停止
 ・1946=第1次アメリカ教育使節団の来日・・・教育改革の基本的方向を示す。
        6・3制。国家統制の排除などを内容とする第1次報告書を作成、提出。
 ・1946=教育刷新委員会設置・・・戦後の教育改革を実施。  ◎1949=教育刷新審議会と改称。
 ・1946=日本国憲法制定
 ・1947=教育基本法公布
 ・1947=学校教育法公布施行・・・国民の教育を受ける権利と教育の機会均等を保障。
         6・3・3・4の単線型学校形態。小・中学校の9年間の義務教育制度。
 ・1948=教育委員会法
 ・1949=教育公務員特例法
 ・1949=教育職員免許法・・・開放的な制度
         教育職員免許法の基準を満たす単位を習得すれば、相応する教員資格を取れる。
 ◎この頃から、単元学習(問題解決学習)の流行
 ・1950=第二次アメリカ教育使節団の来日・・・朝鮮戦争勃発後。
         極東情勢の変化を受けて、教育の方向転換を打ち出す。
 ・1950=文部省が、国旗掲揚君が代斉唱を通達
 ・1952=中央教育審議会設置
 ・1954=教育二法義務教育諸学校における教育政治的中立の確保に関する臨時措置法
             「教育公務員特例法の一部を改正する法律
 ・1956=地方教育行政の組織および運営に関する法律
         教育委員:公選制→地方公共団体の長による承認制へ
 ・1957=教育課程審議会答申「小・中学校の教育課程をいかに改善すべきか」
 ・1958=「小・中学校の道徳に実施について」・・・文部省通達
 ・1958=小・中学校学習指導要領改訂・・・文部省公示。学習指導要領が法的拘束力を持つものに。
 ・1961=学力テスト(1956〜部分的に実施)を中学校2・3年を対象に全国一斉に実施。
         →1964廃止
 ・「生涯学習」・・・1965年、パリ開催のユネスコでラングランによって用いられる。
 ・1984=臨時教育審議会・・・内閣直属の審議会。
         →1987=教育課程審議会・・・小学校低学年に対する生活科の創設、高校社会科の解体。
 ・1996=第15期中央教育審議会答申
 ・1997=第16期中央教育審議会答申
 ・1998=第17期中央教育審議会答申
 ・1998、1999=学習指導要領の改訂


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