東京都 教員採用試験 一般・教職教養問題
(平成13年7月)
 
 90分

解答はありません。


1.日本国憲法の内容に照らして適切なものは、次の1〜5のうちのどれか。

 1  国会は、衆議院及び参議院で構成される国権の最高機関であり、国勢調査権は衆議院にだけ認められている。
 2  内閣は、内閣総理大臣及びその他の国務大臣で組織し、連帯して行政権を行使するが、国会に対しては責任を 
   負わない。
 3  内閣総理大臣は、国会の決議で指名され、全ての国務大臣は内閣総理大臣によって国会議員の中から選任
   される。
 4  すべての裁判官は、その良心に従い独立してその職権を行い、日本国憲法及び法律にのみ拘束される。

 5  最高裁判所は、法律を除く、一切の命令、規則並びに処分が憲法に適合するかどうかを決定する権限をもつ。


2.我が国の税に関する記述として適切なものは、次の1〜5のうちのどれか。

 1  平成13年度一般会計の歳入では、租税や印紙収入などの税収よりも、国債による収入額が多くなっている。

 2  現在の国税収入では、所得税や法人税などの直接税に比べて、消費税などの間接税の割合の方が多くなっている。
 3  1970年代に行われた税制改革で、消費税に代表される間接税がはじめて導入されたが、それ以前は直接税のみ
   である。
 4  所得税、法人税などの直接税は国税と地方税に分かれており、同様に、消費税も国税と地方税に分かれる。

 5  国は、景気の動向に左右されずに安定した税収を得るために、売上高など企業活動の規模に応じて課税する外形
   標準課税を導入している。


3.ノーベル賞に関する記述として適切なものは、次の1〜5のうちのどれか。

 1  ノーベル賞は、過去1年間に人類に対して貢献した人をたたえるために設けられた賞で、現在では国際連合の専門
   機関が受賞している
 2  ノーベル賞の受賞部門は、当初、物理学、化学、生理学・医学、文学の4部門であったが、第二次世界大戦後に平和
   及び経済学の各部門が設けられた。
 3  ノーベル賞は、団体を受賞の対象としておらず、すべての部門において個人を対象に受賞している。

 4  最初のノーベル平和賞の受賞者は、赤十字運動のきっかけをつくるとともに看護学校の創立にも尽力したフローレン
   ス・ナイティンゲールであった。
 5  日本人のノーベル賞受賞者は、経済学部門を除いた物理学、化学、性理学・医学、文学、平和の各部門にわたって 
   いる。


4.国際協力に関する記述として適切なものは、次の1〜5のうちのどれか。

 1  絶滅のおそれのある希少野生動植物は、過度の国際取引のために絶滅することを防止する目的で締結された
   ラム・サール条約によって、商取引が禁止されている。
 2  発展途上国への保険衛生活動としては、第二次世界大戦によって荒廃した地域の児童に対する緊急援助を目的
   として設立された国連児童基金(ユニセフ)によるものが知られている。
 3  「児童の権利に関する条約」は、すべての子どもの保護と調和のとれた発達を保障することなどを目的として、
   世界保険機関(WHO)によって採択されたが、我が国のようにまだ批准していない国が多い。
 4  発展途上国への経済援助として政府開発援助(ODA)があるが、我が国の援助総額は、バブル経済崩壊後減少
   して、参加国の中でも低い方になっている。
 5  広く国民から寄金を募って貴重な自然や歴史的環境をもつ土地を買い取り保護する運動は、国連教育科学文化機関
  (ユネスコ)総会で採択された世界遺産条約が原点となっている。


5.地球環境問題であるア〜ウと、その説明A〜Cの組合せとして適切なものは、次の1〜5のうちの
 どれか。


   ア.オゾン層破壊   イ.地球温暖化   ウ.内分泌攪乱物質(環境ホルモン)

 A  人々が石油や石炭などの化石燃料を大量に使用してきたことにより、大気中の二酸化炭素の濃度が増加したことが
   原因の一つである。この問題は地球全体に及ぼす影響が大きいため、京都議定書が採択され、先進締約国について
   二酸化炭素の排出削減のための数値目標、政策措置を定め、京都メカニズム等の新たな仕組みを導入している。

 B  毒性が少なく低温で気化したり、ものを適度に溶かしたりする性質があるフロンが原因となる物質にあげられている。
   この問題が進むと地上の紫外線の量が増え、人間や生物の成育に悪い影響を及ぼすため、モントリオール議定書が
   採択され、規制対象物質の追加や規制スケジュールの前倒し等、段階的に規制強化が行われている。

 C  人間や野生生物が体内に摂取すると生殖機能障害や悪性腫瘍などを引き起こす可能性があると言われ、実態調査
   に基づき、ダイオキシンやポリ塩化ビフェニールなどの疑われる物質のリストが発表された。

  1  ア―A  イ―B  ウ―C
  2  ア―A  イ―C  ウ―B
  3  ア―B  イ―A  ウ―A
  4  ア―B  イ―C  ウ―A
  5  ア―C  イ―A  ウ―B


6.火山の噴火に関する事象の記述として適切なものは、次の1〜5のうちのどれか。

 1  火山灰とは、火山の噴火によって発生する粒の細かい噴出物のことで、規模の大きい噴火は成層圏まで達して広範
   囲に飛散し様々な影響を及ぼすことがある。
 2  マグマとは、火山の噴火によって火口から噴出し高温で液体状態になって流れている岩石のことで、有珠山のマグマ
   は非常に流動性が高く流れやすい。
 3  マグマ水蒸気爆発とは、溶岩に含まれる水蒸気が地表に噴出し急激に圧力が高くなるために起こる現象のことで、三
   原山(伊豆大島)で顕著に見られるものである。
 4  火噴流とは、火山の噴火によってできた火山の砕屑物が激しい降雨の際に山腹を流れ下る現象のことで、日本では
   雲仙岳(普賢岳)だけに特徴的に見られるものである。
 5  火山ガスとは、火山が噴火するときに火口や噴気口から噴出される二酸化イオウと硫化水素のことで、特有のにおい
   だが人体にはまったく無害である。


7.心理学用語の説明として適切なものは、次の1〜5のうちのどれか。

 1  行為障害とは、他者からの激しい暴力や圧力、衝撃的な事件の目撃などのショックに対して適切に反応することがで
   きなくなる障害をいい、情緒的不安定、反応性の鈍麻や感情の萎縮、睡眠障害などを引き起こし、日常生活が破壊され
   ることもある。
 2  ピグマリオン効果とは、集団とその成員に対する過度に一般化された認知の傾向で、集団のように予測がつかない
   複雑なものに対しても、主観的な予測が成り立ち安心できるという効果をいう。
 3  ステレオタイプとは、人が他人に対していろいろな期待を抱くことが成就されるというように機能することであり、教師が
   伸びるはずだと期待した子どもの知能指数は他の子どもの比して高くなる。
 4  心的外傷後ストレス障害とは、通常、幼少児期から青年期に発症する行動及び情緒の障害の一つで、その表れ方
   は、他者の基本的人権や年齢相応の社会的規範等を無視するような行為が持続する。
 5  ハロー効果とは、他者に望ましいまたは望ましくない印象をもつと、その評価を当該人物の全体的評価にまで広げてし
   まう傾向をいい、成績の悪い生徒は全ての面で問題があるかのように思い込むなど、認知を歪める要因の一つとなるこ
   とがある。


8.論理学に関する記述として適切なものは、次の1〜5のうちのどれか。

 1  帰納法は、理性によって正しいと判断された確実な原理を出発点とし、経験によらず論証を積み重ねることにより様々な結
   論を導き出す方法で、代表的な哲学者にヘーゲルがいる。
 2  演繹法は、経験によって得た事実を総括し、それによってこれらの事実をつらぬく一般的原理や法則を導き出す方法で、
   代表的な哲学者にベーコンがいる。
 3  背理法は、すべての物事は本来あるべきはずのものへと発展し、その過程で事故の中に自己と対立するものを含み、そ
   れを統合してより高次のものになるという思考法で、代表的な哲学者にデカルトがいる。
 4  問答法は、相手に知っていると信じていることを語らせてから、一問一答を繰り返すなかで相手の主張に含まれている矛
   盾を指摘し、相手に無知を自覚させる方法で、代表的な哲学者にソクラテスがいる。
 5  弁証法は、「AならばBである」ことを証明するのに、「もしBが成り立たないとすると、Aが成り立たなくなる。だから、Bが成
   り立たなくてはならぬ」というように間接的に証明する方法で、代表的な哲学者にソフィストと呼ばれる人々がいる。


9.同僚との会話における慣用表現や敬語の使い方が適切なものは、次の1〜5のうちのどれか。

 1  「取引先の部長を訪ねたら、受付が『あいにくと、今ご不在でございます。』とにべもないんだ。おまけに帰りは事故で、電車
   は蟻の入り込む隙間もなくて、大変だったよ。」
 2 「主任も大変よ。大声で怒っている最中でも、お客さんが来たとたんに、手の平を返したように優しい声で、『すぐに担当者を
   呼んで参りますので、こちらでお待ち下さい。』なんて、ニコニコ顔をしなきゃならないんだから。」
 3  「急に大量注文が入って上へ下への大騒ぎの最中に、電話が鳴ったんで慌てて『どちらですか』って出たら『わしだよ』だっ
   て。思わず『鷲田様ですか』って返してしまった。
 4  「菊の鉢植えを見ながら、課長が『部長、じゅうよう(重陽)の節句って知ってますか。」って言ったものだから、部長は『ちょ
   うよう(重陽)の節句だよ。・・・・・・常識だろっ。』って、怒り心頭に達する勢いでね。日本語は難しいね。」
 5  「課長も気を遣ってるわね。昨日も、部長の自慢話にすかさず合の手を打ってね、『これはもう、部内全員に、部長からお話
   していただきましょう。』なんて言ってね。」


10.我が国の四季にちなんだ言葉に関する説明として適切なものは、次の1〜5のうちのどれか。

 1  木枯しとは、1月下旬の大寒のころ、葉を落とした木々の枝が凍えてしまうかと思われるほど強く吹く冷たい風をいう。

 2  春一番とは、2月初旬の立春をすぎたころ、積もっていた雪をとかすようにまとまって降る最初の春雨をいう。

 3  小春日和とは、3月初旬の春にはまだ少し早いころ、うららかで暖かく穏やかな天候のことをいう。

 4  土用波とは、7月下旬に始まる土用のころ、大きな台風が南方洋上にある時に寄せてくる波のうねりをいう。

 5  花冷えとは、10月中旬をすぎて秋が深まるころ、まだたくさん花が咲いているのに急に冬が来たように冷え込む寒さを
   いう。


11.次のア〜エまでの文章が表す内容として適切なものは、次の1〜5のうちのどれか。


 ア  The consumer must be sure to write to the retailer within eight days from the time a 
   proper written contract is received rfom the retailer.

 イ  Notify the retailer of the desire to cancel the contract on a postcard. Make a photocopy
   of the postcard and send the postcard yb registered or other certified delivery service.

 ウ  If a credit contract was finalized,the consumer must also write to the credit company.

 エ  This systemu only covers the unused portions of such merchandise as cosmetics and
    health foods.

 1 Recycling system
 2 Public transportation system
 3 Mail−order system
 4 Door to door delivery system
 5 Cooling off system


12.次の文章は「巨鯨の目」と題する文章の最後の部分である。アの文章に続けて正しい文章にするために、
  イ〜カの順序が適切なものは、次の1〜5のうちのどれか。


 ア  人間がそばにいることで、若いクジラの好奇心はいっそう昴まっていった。じっと漂うのに飽きた彼は、わたしの前を何度
   も横切っては視線を投げかけていく。ちょうど目前を通りすぎていく胸びれにそっと手を触れたとき、彼の目がかすかに動く
   のがわかった。わたしは、この野生動物が手で触れられるままに胸びれをさしだしていたことに、むしろまどいさえ覚えた。

 イ  もちろんわたしたちのほうも、クジラの動きを見ることができない。ただ周囲で潮を噴きあげる音や、巨体の動きが海面を
   波だてる音で、彼の様子や仕草のひとつひとつを頭の中に描いていた。

 ウ  およそ2時間を、わたしはこのクジラと海中ですごした。やがて泳ぎ疲れて船にもどったとき、彼はいままでいっしょに泳
   いだ人間の姿を求めて、船の周囲を泳ぎまわった。

 エ  ここでわたしたちは、遊び好きの船頭の提案でちょっとした悪戯を試みた。全員が船底に腹這いになって、海面からは
   人間の姿が見えないようにしようというものである。

 オ  クジラは最後には、のびあがった体を船べりに乗りあげるようにして、船のなかを覗きこんだ。船底から見あげたわたし
   の目と、覗きこんだクジラの視線があったとき、この動物にたとえようのない憧憬を感じたのを、いまも鮮やかに覚えて
   いる。

 カ  やがて彼はいっそう夢中なってわたしの姿を捜し、海面から顔をだし、体を躍らせて、波だった海面は大きく船を
   揺らした。船底に伏せたわたしたちは、騒がしくなる波音に耳を傾けながら、ふきだすのを精一杯にこらえていた。


13.次の舞曲に関する記述として適切なものは、次の1〜5のうちのどれか。

 1  ワルツは、3拍子の舞曲であり、19世紀のウィーン会議を機に社交ダンスとして急速に人気が高まり今日まで親しまれ
   ているが、舞踏会用の実用的なものだけでなく演奏会用の芸術作品もある。
 2  メヌエットは、速い2拍子のリズムが特徴の舞曲であり、ポーランドの宮廷における結婚式や歓迎式典で行列を組んで荘
   重に踊るための音楽だったが、国外では器楽曲として広まった。
 3  ポルカは、3拍子まれに六拍子の穏やかな速度の優雅な舞曲であり、17世紀初期にフランスの宮廷舞曲として広まって
   バレエにも取り入れられたが、名称は、プロバンス地方の山岳民族に由来している。
 4  ガヴォットは、中庸な速度の3拍子の舞曲であり、チェコ(ボヘミア)からヨーロッパ中のサロンに広まって19世紀末まで
   熱狂的にもてはやされる一方、スメタナ、ドヴォルジャーク等により芸術音楽分野にも取り入れられた。
 5  ポロネーズは、4拍子ないし2拍子のちゅう用の速さの舞曲であり、17世紀半ばから18世紀末まで、フランス宮廷を中
   心に社交的な舞踊のための音楽として最も広く普及している。


14.日本の伝統芸能に関する記述として適切なものは、次の1〜5のうちのどれか。

 1  歌舞伎は、観阿弥、世阿弥の親子によって大成した日本の代表的芸能であり、シテが地謡や囃子に合わせて舞いうた
   うもので、観世、宝生、金剛、金春、喜多の5流がある。
 2  文楽には、猿楽から生じ、鎌倉時代に確立した風刺喜劇的色彩が強い芸能であり、大蔵、和泉の二流がある。

 3  能は、人形浄瑠璃の代表的流派であり、所属する技芸員である太夫、三味線弾き、人形遣いたちは、重要無形文化財
   に総合指定されている。
 4  狂言は、出雲阿国が京都で興行したのが始まりで、江戸では市川団十郎が荒事を、大坂では坂田藤十郎が和事を考案
   し、劇的内容を深めつつ今日に至っている。
 5  浄瑠璃は、三味線を伴奏音楽とする「語り物」である、義太夫節、河東節、一中節、宮薗節、新内節、常盤津節、清元節
   などの総称である。


15.日本の地理的事象に関する記述として適切なものは、次の1〜5のうちのどれか。

 1  中国地方の西部にあるシラス台地は、シラスと呼ばれる古い火山の噴出物が厚く積もった台地で、地中には鍾乳洞が
   形成されて観光地になっている。
 2  世界最大級のぶなの原生林は、中部地方の日本海側の山地に分布しており、世界遺産条約によって世界遺産に登録
   されている。
 3  「坂東太郎」とよばれる利根川は、我が国最大の流域面積をもつ河川で、東京大都市圏の生活用水、工業用水の供給
   源になっている。
 4  三陸海岸の沖は、親潮とよばれる暖流と黒潮とよばれる寒流がぶつかり合うために、良好な漁場となっている。

 5  輪中とよばれる集落は、北海道の開発にたずさわった屯田兵が開いた村で、直線状の広い道路の両側に家並みが整
   然と並んでいる。


16.アジアとヨーロッパの交流の歴史事象ア〜オを年代の古い順に並べると、適切なものは、次の1〜5のう
  ちのどれか。


 ア  遣唐使船は、中国の長安へ我が国の使節を送り届け、帰路には中国の政治制度や仏教、シルクロードを経由して伝え
   られた文物をもたらした。
 イ  ポルトガル船やスペイン船は、中国産の生糸・絹織物などやヨーロッパ産の鉄砲・時計・ガラス製品などを我が国にもた
   らし、我が国からは金・銀・銅・硫黄などを積み出した。
 ウ  イギリスの貿易船は、イギリス産の綿織物や酒類をインドに、インド産のアヘンを中国に、中国産の茶や絹をイギリスに
   運び、イギリスに大きな利益をもたらした。
 エ  陸路、シルクロードを経由して中国に来たマルコ・ポーロは、海路、南シナ海、インド洋を渡って故国に帰り、我が国をジ
   パングとしてヨーロッパに紹介した。
 オ  勘合符を所持する日本船は、日本から銅・硫黄・刀剣などを中国に運び、中国から銅銭・絹織物・陶磁器などを
   もたらした。

 1 ア→イ→オ→エ→ウ
 2 ア→ウ→イ→エ→オ
 3 ア→エ→オ→イ→ウ
 4 エ→ア→オ→イ→ウ
 5 エ→ウ→ア→イ→オ


17.スポーツの歴史や内容などについての説明として適切なものは、次の1〜5のうちのどれか。

 1  バドミントンは、中・高年の労働者にも実行可能なレクリエーションとリラクセーションの両面に適するスポーツとしてアメリ
   カで考案され、現在では、リードブロックやコミットブロックを使う組織的なプレーが重視される。
 2  ゴルフは、古代エジプト人の墓から現在と同じような道具が発見されるなど、歴史の古いスポーツであり、試合巧者はス
   ペアやストライクを連続させ高得点をあげる。
 3  バレーボールは、発生した場所の名前を由来とするスポーツであり、類似の遊びは日本の正月の遊びにも見られ、現在
   では国際競技会としてトマス杯戦やユバー杯戦がある。
 4  ボウリングは、スコットランドの海岸特有の草の生えた砂丘が発祥地と言われ、マナーが尊重されるスポーツで、現在で
   は、マッチプレーよりも合計スコアで勝敗を決めるストロークプレーがプロの主流となっている。
 5  サッカーは、元々イギリス各地の習慣に従った年中行事の一つとして行われていたが、学校で行われるようになって競
   技性が増し、現在では、ポスト・プレーの能力がチームの攻撃力として重視される。


18.第27回夏期オリンピック・シドニー大会に関する記述として適切なものは、次の1〜5のうちのどれか。

 1  シドニー大会は、オリンピック史上、初めて南半球で開催された夏期オリンピック大会であった。

 2  オリンピックの女子マラソンにおける日本選手の優勝は、我が国の女子陸上競技として初めてのことであった。

 3  聖火は、オリンピアで採火され、アテネから空路で直接オーストラリア大陸中心部のメルボルンに運ばれた。

 4  大韓民国と朝鮮民主主義人民共和国は、統一選手団を結成し、卓球やサッカーなどの競技に合同チームを編成して参
   加した。
 5  大会への参加国・地域の数は、前回の大会と比べて実施競技数が増えなかったためもあって、若干減少した。


19.東京都に関する記述として適切でないものは、次の1〜5のうちのどれか。

 1  東京都では、大気汚染防止のため、都営バスに低硫黄軽油を使用したり、関係業界と交渉し、低公害トラックを今後5年
   間に約1万台導入するなど、低公害車の普及に努めている。
 2  都営地下鉄大江戸線が平成12年12月に全線開通し、そのうち環状部はJRや私鉄などの多くの既存路線との乗り換え
   が可能であり、公共交通の利便性が大きく向上した。
 3  東京都では、子どもたちに対し、親と大人が責任をもって正義感や倫理観、思いやりの心をはぐくみ、人が生きていく上
   で当然の心得を伝えていく、「心の東京革命」を推進している。
 4  東京都では、都立病院に東京ER(総合救急診療科)を計画的に整備し、いつでもあらゆる症状に対応できるよう、緊急
   診療体制を整備していくこととした。
 5  東京都では、都区制度の改革に伴い、様々な事業の特別区への移管が進んでいるが、清掃事業については、環境問
   題の観点から今後検討することになっている。


20.情報通信技術に関する記述として適切なものは、次の1〜5のうちのどれか。

 1  モバイルコンピューティングとは、小型のパソコン等をISDN回線で、オフィスの外から社内のネットワークにつないで用
   いることであるが、現在、携帯電話やPHSで接続して使用することはできない。
 2  Vチップとは、デジタル衛星放送の番組を既存のアナログ方式のテレビで視聴を可能にするための半導体のことで、デジ
   タル放送用のチューナーに組み込まれているが、ハイビジョン放送には対応していない。
 3  情報家電とは、情報処理機能と通信機能を取り込んだ家庭用電気製品のことで、パソコンや多機能電話など多くのもの
   があり、今後、さらに様々な電気製品に情報・通信機能が加えられていくといわれている。
 4  Eコマースとは、インターネットを利用したビジネスのうち、支店をもたずにコンピュータや携帯電話で振込みなどのサービ
   スを行う銀行のことで、現金の出し入れはATMを利用しなければならない。
 5  パスワードとは、コンピュータなどの画像データに特殊な処理を行い、第三者が無断で画像を加工したり、コピーしたりす
   ることができないようにするためのもので、著作権を保護する目的で用いられている。


21.遺伝子の操作及び関連応用技術に関する記述として適切なものは、次の1〜5のうちのどれか。

 1  遺伝子診断は、生体に超音波を発信して遺伝子レベルの画像を得ることによって病気を診断することで、内視鏡や透視
   検査が困難なすい臓、肝臓などの診断に活用されている。
 2  ヒトゲノムは、人の各細胞の核にあるデオキシリボ核酸(DNA)に刻まれたひとそろいの遺伝情報で、日欧米の国際共
   同チームがその解読をほぼ終えたことを発表した。
 3  遺伝子治療は、放射線の照射によって体内で新たに形成させた遺伝を利用して病気を治す治療法で、海外では既に行
   われているが日本ではまだ行われていない。
 4  DNA指紋法は、人間の指端の腹面にある皮膚のしわは遺伝子学上各人で異なり終生変わらないという性質を、犯罪操
   作などに利用する識別法である。
 5  クローン動物は、突然変異による細胞分裂によって同一の遺伝子をもつようになった動物のことで、例として英国のクロ
   ーン羊ドリーがあげられる。


22.くらしのなかで起こる現象についての説明として適切なものは、次の1〜5のうちのどれか。

 1  ビールビンのふた(王冠)は手では開けにくいのに栓抜きを使うと容易に開けられるのは、てこの原理が働いているから
   である。
 2  揚げ物をしているてんぷら油のなかに水滴がはいると激しくはねるのは、てんぷら油の成分である脂肪酸類が水との反
   応で還元されるためである。
 3  牛乳をなべに入れて加熱すると表面に薄い膜のようなものができるのは、牛乳に含まれる乳脂肪が熱で変質してたん
   ぱく質になるためである。
 4  電子レンジのなかに薄い金属箔を置いて、スイッチを入れるとスパーク現象をおこすことがあるのは、金属が電子線によ
   って還元されるためである。
 5  塩素系の漂白剤を酸性の洗剤と混ぜて使っていけないのは、漂白剤の主成分の次亜塩素酸ナトリウムが分解して引火
   性の強いガスを発生するためである。


23.A、B、Cの3人が科学にかかわって話した内容に対する評価として適切なものは、次の1〜5のうちのど
  れか。

 Aさん : 「紫外線とは可視光線の紫より波長の長い電磁波のことで、淡い紫色に見えます。太陽の光にも含まれています
       が、最近ではテレビのリモコンスイッチなどに利用されています。」

 Bさん : 「放射性物質から放出されるγ線やレントゲン線も電磁波です。病院などで身体の内部の検査のために行われる
       レントゲン撮影は、レントゲン線に物質を透過する性質があることをりようしています。」

 Cさん : 「電磁石からでている磁力線も電磁波の一種です。家庭や学校などで照明器具として利用されている蛍光灯は、
       磁力線が蛍光物質にあたると光を発するという原理を応用しています。」

 1 AさんとBさんの話したことは正しいが、Cさんの話したことは誤っている。
 2 AさんとCさんの話したことは正しいが、Bさんの話したことは誤っている。
 3 BさんとCさんの話したことは正しいが、Aさんの話したことは誤っている。
 4 Bさんの話したことは正しいが、AさんとCさんの話したことは誤っている。
 5 Cさんの話したことは正しいが、AさんとBさんの話したことは誤っている。


24.次の計算指揮を6で割った時の余りは、下の1〜5のうちのどれか。

 9×10×11×12×13×14×15×16×17×18×19−20

 1 1
 2 2
 3 3
 4 4
 5 5


25.次の条件をもとに、野球、サッカー、バスケットボールの各クラブの人数の関係を適切に述べているもの
  は、次の1〜5のうちのどれか。


   野球クラブとサッカークラブの両方に入っている人がいるし、野球クラブとバスケットボールクラブの両方に入っている人もい
  る。また、サッカークラブの全員がバスケットボールクラブに入っている。そして、野球クラブ、サッカークラブ、バスケットボー
  ルクラブの人数は、同じではない。

 1 この条件から、最も人数の多いクラブは、バスケットボールクラブであることが確定できる。
 2 この条件から、最も人数の少ないクラブは、サッカークラブであることが確定できる。
 3 この条件から、野球クラブとサッカークラブの人数の合計は、バスケットボールクラブの人数よりも多いことが確定できる。
 4 この条件から、野球クラブだけに入っている人は、サッカークラブに入っている人より少ないことが確定できる。
 5 この条件からは、上の1〜4のことは、どれも確定できない。


26.教育基本法の条文の内容として適切なものは、次の1〜5のうちのどれか。

 1  教員は、全体の奉仕者であって、自己の使命を自覚し、その職責の遂行に努めなければならないとされている。

 2  幼稚園、小学校、中学校、高等学校、盲・ろう・養護学校等の教員は、各担当の免許状をもたなければならないとされて
   いる。
 3  教諭は、児童・生徒の教育をつかさどり、養護教諭は、児童・生徒の養護をつかさどるとされている。

 4  教員は、その職責を遂行するために、絶えず研究と修養に努めなければならないとされている。

 5  教諭並びに養護教諭は、地方公務員の身分を有するとされている。


27.教員の服務に関する説明として、地方公務員法に照らして適切なものは、次の1〜5のうちのどれか。

 1  教員は、勤務時間中、職務に専念しなければならないが、授業のない時間に自分の判断で買い物に出かけることはか
   まわない。
 2  教員は、職務を遂行するに当たって法令等に従わなければならないが、授業内容については、校長の指示よりも個々
   の教員の判断が優先される。
 3  教員は、職の信用を傷つけたり、その職全体の不名誉となる行為をしたりしてはならないが、職務時間外の私的な時間
   はその限りではない。
 4  教員は、在職中に勤務している学校の児童・生徒の秘密を漏らしてはならないが、退職後は発表してもさしつかえない。

 5  教員は、特定の政党その他政治団体のための政治的行為をしてなはならないが、指示する候補者の講演を聞きに行く
   ことはかまわない。


28.学校における児童・生徒の健康や安全の確保に関する記述として、法令に照らして適切なものは、
  次の1〜5のうちのどれか。


 1  教室の照明や学校の飲料水などについての環境衛生検査は、学校が計画的に実施するが、換気については特に定め
   られていない。
 2  児童・生徒が通常使用する学校の施設・設備の安全点検は、教育委員会の担当者が定期的に行うと定められている。

 3  児童・生徒の健康診断の結果は、個人情報の保護のため、保護者と本人にだけ通知するよう定められ、学校としての対
   応や指導は行わない。
 4  学校では、避難訓練の実施、火気の使用又は取扱いに関する監督などを行うが、それらの責任者として防火管理者を
   定める。
 5  義務教育諸学校は、児童・生徒の健康増進のために学校給食を行うが、食事に関する望ましい習慣形成の指導は、担
   任ではなく学校栄養士が行う。


29.教員の研修に関する記述として適切なものは、次の1〜5のうちのどれか。

 1  採用された教員は、法令等で指定されたものを除き、その職務を遂行するために必要な内容について、一年間の実践
   的な研修を受けることになっている。
 2  教員の研修は、校長が学校の課題に応じて実施するものと、教員が自己研鑚のために行うものの二種類に限られる。

 3  教員は、授業に支障がない場合は、自己の専門分野の内容について、校長の承認を受けなくても自宅や公的機関等で
   研修することができる。
 4  教員は、夏季休業中ならば、自己の判断で、勤務時間中に出身大学の大学院で専門分野について学ぶことができる。

 5  教員は、児童・生徒の指導を担当しており、その生命・安全を確保しなければならないという職務の特性から、現職のま
   までの長期にわたる研修が認められていない。


30.教育委員会と学校のかかわりとして適切なものは、次の1〜5のうちのどれか。

 1  学校の校地の取得及び校舎の建築に要する費用は、校長及び学校評議員の協議を経て教育委員会が決定する。

 2  教育課程は、法令等に基づき各学校が編成しあらかじめ教育委員会に届けるが、年度の途中で変更があった場合は同
   様に届出る。
 3  学校で使用する教科書は、学習者である児童・生徒の実態に応じて選定する必要があるので、授業担当者が採択を決
   定する。
 4  次年度の学級編成は、入学者数と教室数を調整する必要があるため、各学校が全年度末までに決定し教育委員会に
   報告する。
 5  児童・生徒の各学年の課程の修了は、平素の成績を評価して校長が認定し、卒業は校長の報告に基づいて教育委員
   会が認定する。


31.明治時代以降の我が国の教育に関する記述として適切なものは、次の1〜5のうちのどれか。

 1  明治時代には、パーカーストにより実践されたドルトン・プランが導入され、このプランの下で、大人にとって仕事が社会
   生活の中心となるように、学習は児童・生徒の自主的な仕事であるとして教育が行われた。
 2  大正時代には、大正デモクラシーの影響の下に女性解放運動が熱心に進められた結果、女子大学が相次いで設立され
   たり、女性に広く大学への門戸が開放されたりして、女性に高等教育の機会が開かれた。
 3  大正時代の終わりから昭和時代の初めにかけては、農村の困窮をいかに救うかという観点から、社会奉仕を提唱したオ
   ルセンのコミュニティ・スクールの考え方が導入され、地域教育計画運動の理論的根拠となった。
 4  昭和時代の初期には、国民教育の理念を明らかにするため、文部省から「期待される人間像」と題して、日本人としてと
   くに期待されることがらが「個人として」「家庭人として」「社会人として」「国民として」の観点から明示された。
 5  第二次世界大戦後には、教育改革に伴い小学校、中学校等において教育課程が改められて社会科などの新設教科が
   発足するとともに、コア・カリキュラムへの関心が高まり、その研究と実践が深められた。


32.次の審議会についての説明ア〜オと、審議会の名称A〜Eの組合せが適切なものは、次の1〜5のうちの
   どれか。


 ア  教育政策の基本にかかわる重要事項について、文部科学大臣の諮問に応じて教育やスポーツの振興などに関する重
   要事項について調査審議し、これらの事項に関して文部科学大臣等に意見を述べる。
 イ  文部大臣の諮問を受け、新たな時代に向けた教員養成の改善方策について審議を進めた。平成11年には、第三次答
   申「養成と採用・研修との連携の円滑化について」を出し、教員に求められる資質能力や教員採用の改善方策として、多
   面的な人物評価を積極的に行う選考に一層移行することなどを提言した。
 ウ  昭和59年に内閣総理大臣の試問機関として設置された審議会で、3年間の集中審議を行い、その間、四次にわたって
   答申を行った。その内容として、個性重視の原則、生涯学習体系への移行、変化への対応の三つを揚げ、改革のための
   具体的方策として6点を示した。
 エ  文部省におかれていた審議会の一つで、文部大臣の諮問に応じて教育課程に関する事項を調査審議することを任務と
   していた。文部大臣はこの審議会の答申を受けて学習指導要領の作成を行った。平成10年告示(高等学校と盲・ろう・養
   護学校は平成11年告示)の学習指導要領では、総合的な学習の時間が新設された。
 オ  平成12年に内閣総理大臣の私的な試問機関として設置された審議会で、26人の委員により三つの分科会に分かれ
   て審議が進められ平成12年12月の最終報告で、個性を伸ばす教育システムの導入や大学入試の多様化、新しいタイプ
   の学校の設置の促進など、教育を変える17の提案がなされた。


33.教育課程審議会答申(平成10年7月)に示された「教育課程の基準の改善の基本的考え方」に関する記
   述として適切なものは、次の1〜5のうちのどれか。


 1  国際化の進展に対応した教育を進めるに当たっては、国際社会に生きる日本人の育成という視点に立った教育の展開
   がさらに重要になることをふまえ、他の地域より欧米先進諸国に一層目を向けていくことが大切であるとしている。
 2  情報活用能力を培う教育を進めるに当たっては、高度情報通信社会の一層の進展をふまえ、各学校段階を一貫して系
   統的に行っている情報教育から、児童・生徒の発達段階に即して各学校段階ごとで完結する情報教育に改善する必要が
   あるとしている。
 3  環境教育を進めるに当たっては、環境に対する社会の関心が高まるなか、環境やエネルギーについての理解を深める
   ことが重要であることをふまえ、各教科のなかで知識・理解を中核にした学習を重視する必要があるとしている。
 4  少子高齢社会に対応した教育を進めるに当たっては、少子高齢社会が現実のものになっていることをふまえ、学校教育
   ではなく社会教育及び家庭教育において、介護・福祉に関するボランティア活動の体験を重視することが大切であるとして
   いる。
 5  道徳教育を進めるに当たっては、心の教育の重要性などが指摘されていることをふまえ、体験的・実践的な活動を取り
   入れる必要があり、とりわけ、人としてしてはいけないことや善悪の判断、基本的なしつけなど、幼稚園や小学校低学年の
   時期の指導が重要であるとしている。


34.小学校、中学校、高等学校、盲・ろう・養護学校の組織に関する説明として適切なものは、次の1〜5のう
  ちのどれか。


 1  教育委員会は、校長からの報告及び児童・生徒の実態や地域の特性等に即して、各学校の校務分掌の組織を決定し
   なければならない。
 2  学校評議員は、学校の教職員やPTAの代表者の中から選ばれ、校長の求めに応じて、学校運営に関する意見を述べ
   ることができる。
 3  学年主任は、学年会において選出され、校長の監督を受けて学年の教育活動に関する事項についての連絡調整、指導
   ・助言を行う。
 4  校長は、法令等により、校長の職務の円滑な執行に資するために職員会議を置くことが可能であり、職員会議は校長が
   主宰する。
 5  強調は、校務を分担させるために、法律の定めるところに従い、運営委員会、学年会及び各教科部会を設置しなければ
   ならない。


35.中央教育審議会答申「初等中等教育と高等教育との接続の改善について」(平成11年12月)に関する記
  述として適切でないものは、次の1〜5のうちのどれか。


 1  初等中等教育の役割は、基礎・基本を習得した上でその後の学習や職業・社会生活の基盤を形成し、「自ら学び、自ら
   考える力」などの生きる力を育成することである。
 2  高等教育の役割は、学部段階では課題探求能力の育成を重視するとともに、専門的要素のある人材として活躍できる
   基礎的能力を培うこととし、大学院段階では研究者養成に加え、高度専門職業人の養成をも重視することである。
 3  初等中等教育と高等教育との接続の改善については、入学者選抜だけでなく、全体の接続を考えていくべきであり、高
   等学校と大学の教育上の連携を拡大することが必要である。
 4  入学者選抜の改善の方向は、だれもが希望する大学に入れるようにすることであり、そのためには、試験問題をいかに
   平易で基礎・基本を重視したものとするか工夫する必要がある。
 5  学校教育と職業生活の接続の改善のための具対策として、小学校段階から発達段階に応じたキャリア教育の実施、イ
   ンターンシップの促進等による体験的な活動の重視、キャリアアドバイザーの配置等によるガイダンス、カウンセリング機
   能の充実が必要である。


36.盲・ろう・養護学校と商・中・高等学校との交流教育2間する記述として適切なものは、次の1〜5のうちの
  どれか。


 1  交流教育の実施は、障害に対する正しい理解と認識を深められる絶好の機会だから、盲・ろう・養護学校は、小・中・高
   等学校から養成があれば、いつでも応じることが大切である。
 2  交流の内容としては、児童・生徒が直接触れ合うことが重要だから、文通、コンピュータや情報通信ネットワークなどを活
   用することは適切ではない。
 3  交流教育は意義深い教育活動であるから、商・中・高等学校の学習指導要領にも、盲・ろう・養護学校などとの連携や
   交流が位置づけられた。
 4  地域の運動会や他校の学習発表会などに障害のある児童・生徒が参加するには、練習や移動に多大な時間や労力を
   要するので、交流の活動計画としては適切ではない。
 5  交流する際は、障害のある児童・生徒の気持ちや健康状態への配慮が必要だから、小学校高学年以上の児童・生徒に
   限定して実施することが大切である。


37.人権尊重教育に関する、次のア〜オの文と、答申等の名称A〜Eを適切に組み合わせてあるものは、次
  の1〜5のうちのどれか。


 ア  いわゆる同和問題とは、日本社会の歴史的発展の過程において形成された身分階層構造に基づく差別により、日本国
   民の一部の集団が経済的・社会的・文化的に低位の状態におかれ、現代社会においても、なおいちじるしく基本的人権を
   侵害され、とくに、近代社会の原理として何人にも保障されている市民的権利と自由を完全に保障されていないという、も
   っとも深刻にして重大な社会問題である。
 イ  同和問題は、いうまでもなく人類普遍の原理である基本的人権の尊重とその保障にかかわる重大な問題であり、その
   早急な解決は、日本国憲法が定める真の民主主義社会を実現するためにも一日もゆるがせにできない課題である。
 ウ  ひるがえって、我が国固有の人権問題である同和問題は、憲法が保障する基本的人権の侵害に係る深刻かつ重大な
   問題である。戦後50年、本格的な対策が始まってからも四半世紀余、同和問題は多くの人々の努力によって、解決へ向
   けて進んでいるものの、残念ながら依然として我が国における重要な課題といわざるを得ない。
 エ  世界の平和を願う我が国が、世界各国との連携・協力の下に、全ての人の人権が尊重され、あらゆる差別の解消を目
   指す国際社会の重要な一因として、その役割を積極的に果たしていくことは、「人権の世紀」である21世紀に向けた我が
   国の枢要な責務というべきである。
 オ  人々が生存と自由を確保し、それぞれの幸福を追求する権利―それが人権である。この人権の尊重こそが、すべての
   国々の政府とすべての人々の行動基準となるよう期待されている。つまり、政府のみならず人々の相互の間において人
   権の意義が正しく認識され、その根底にある「人間の尊厳」が守られることが期待されているのである。

 A 同和対策審議会答申(昭和40年8月)
 B 東京都同和問題懇談会答申(昭和53年7月)
 C 「同和問題の早期解決に向けた今後の方策の基本的な在り方について」地域改善対策協議会意見具申(平成8年5月)
 D 「人権教育のための国連10年」に関する国内行動計画(平成9年7月)
 E 「人権尊重の理念に関する国民相互の理解を深めるための教育及び啓発に関する施策の総合的な推進に関する基本的
   事項について」人権養護推進審議会答申(平成11年7月)

 1 ア―A  イ―B  ウ―C  エ―D  オ―E
 2 ア―B  イ―C  ウ―D  エ―E  オ―A
 3 ア―C  イ―D  ウ―E  エ―A  オ―B
 4 ア―D  イ―E  ウ―A  エ―B  オ―C
 5 ア―E  イ―A  ウ―B  エ―C  オ―D


38.学校教育におけるコンピュータの活用に関する記述として適切なものは、次の1〜5のうちのどれか。

 1  各教科の指導に当たっては、児童・生徒の発達段階に合わせて、コンピュータを効果的に利用することが大切である。

 2  1本のソフトウエアを購入し、必要台数分複製して授業に用いることは、教育目的であるから、著作権者の許諾を得なく
   ても違法行為とはならない。
 3  学校教育では基礎を重視することが大切であるから、まず、コンピュータの仕組みや構造を正確に理解させた後に、さま
   ざまな学習活動に活用すると定められている。
 4  インターネットの普及が著しいが、有害情報等の問題が解決されていないので、現段階では学校教育に取り入れてはな
   らないとされている。
 5  コンピュータを学習指導で利用するときは、例えば補充学習で使用するなど、個別学習に適しているという特性が生きる
   場面でのみ使用することと定められている。


39.福祉教育に関する説明として適切でないものは、次の1〜5のうちのどれか。

 1  福祉教育は、児童・生徒が人を人として尊び、人間一人一人が平等で相互に思いやりの心で援助し合っていくという福
   祉の心を育てることを通して、福祉に対する理解と関心を深め、社会に奉仕する実践的態度を育てることをねらいとしてい
   る。
 2  福祉教育は、学校の全教育活動を通して行うものであり、校長を中心に全教職員が福祉教育について共通理解を深め
   、その理念が生かされるよう教育計画に位置づけることが大切である。
 3  福祉教育を推進するためには、教員自身が福祉についての考え方の理解を深め、その実践の在り方についても見直し
   をするよう校内の研究・研修体制の確立に努めることが大切である。
 4  福祉教育を進めるに当たっては、教員自らが社会の一員として福祉の課題に着目するとともに、家庭・地域社会及び関
   係機関との連携に十分配慮することが必要である。
 5  福祉教育の効果をあげるには、児童・生徒の福祉に関する興味・関心はまだ低いので、福祉についての実践的能力を
   高めるよりも、知識や理解を深める指導を優先することが重要である。


40.教育活動に関する記述として適切なものは、次の1〜5のうちのどれか。

 1  各学校における年間指導計画は、学校の創意工夫を生かすとともに、地方自治体としての統一を図る必要があるため、
   学習指導要領に基づいて、所管する教育委員会が作成する。
 2  各教科の授業は、所管する教育委員会が定めた授業時数に基づいて実施すると定められている。

 3  指導要録は、指導の結果や学籍を外部に対して証明するための原簿であり、児童・生徒の指導に役立てるものではな
   い。
 4  学校と家庭の連絡に用いられる、いわゆる「通知表」や「通信簿」は、保護者が最も関心をもつものだから、その形式及
   び内容については法令で定められている。
 5  学習指導案は、1単位時間又は1単元などの学習指導の計画書であり、学習のねらい・内容・方法や評価の観点等を明
   確にするために作成する。


41.学習指導要領に関する記述として適切なものは、次の1〜5のうちのどれか。

 1  各学校においては、基礎的・基本的な内容を確実に身につけ、自ら学び自ら考える力をはぐくむ指導から、個性を生かし
   、応用力を重視する指導への転換を推進することとなった。
 2  体育・健康に関する指導は、生涯学習の視点から学校教育ではなく社会教育で行うことになったが、安全面の配慮から
   学校も計画の作成に協力することとなっている。
 3  入学式や卒業指揮などにおいては、その意義を踏まえ、国旗を掲揚するとともに、国家を斉唱するよう指導することとな
   っている。
 4  学校行事は儀式的行事と学芸的情事の二つの行事から構成されており、学芸的行事は、全校を単位として、児童・生徒
   の共通の興味・歓心に基づいた体験活動を行うこととなった。
 5  各学校における特色ある教育活動は、国際理解、情報、環境、福祉、基礎学力の充実の五つの視点から選択し、学校
   の全体計画を作成して実施することとなっている。


42.次の事項に対応する教育評価として適切なものは、下の1〜5のうちのどれか。

  ある日、職員室で授業の工夫が話題になっていた。

 A教諭 :「近ごろ、授業が思うようにいきません。今年は、授業中に評価の観点を一つ定めて机間指導を行い、生徒の表情
       や様子から理解度を把握し、それで授業の進め方を工夫しています。」
 B教諭 :「Aさんも工夫なさっていますね。私は、新しい単元に入るときは、簡単なテストを必ず行うようにしています。テスト
       の結果を参考にして、生徒の理解度に応じて学習資料を作るよう心がけています。たまった学習資料は私の宝物
       です。」
 C教諭 :「Bさんのアイデアにはいつも感心しています。私は、学習内容や目標を生徒がどの程度習得できたか把握するた
       めに学期末テストを工夫していますが、問題がうまく作れなくて悩んでいます。」
 D教諭 :「悩みは同じですね。私は、単元の目標を具体的に設定して国語の授業を行い、授業の終了後には毎回、ワークシ
       ートやノートを提出させています。目標の達成状況など気付いたことをそれに記入して生徒に返していますが、自分
       の指導をいやがうえにも振り返ることになり力量不足を思い知らされます。他によいアイデアがあったら教えていた
       だけませんか。」

 1  A教諭が行っているのは、診断的評価である。
 2  A教諭とD教諭が行っているのは、形式的評価である。
 3  B教諭とC教諭が行っているのは、診断的評価である。
 4  C教諭が行っているのは、形式的評価である。
 5  C教諭とD教諭が行っているのは、総括的評価である。


43.学習指導の方法として適切なものは、次の1〜5のうちのどれか。

 1  A校では、体験的、問題解決的な学習を重視することとし、理科などの教科において実験・実習を多く取り入れるよう配
   慮した。
 2  B校では、協力して学習する態度を身に付けさせることを目標年、毎日全教科で、常に同じ班で学習を進めるように計画
   した。
 3  C校では、コンピュータを用いて情報通信ネットワークを利用する授業は教員が担当すべきではないとし、必ず専門の技
   術者に任せることにした。
 4  D校では、学校図書館の利用を国語の授業のなかに積極的に取り入れることとし、その他の教科では学校図書館を利
   用しないようにした。
 5  E校では、一人一人の能力に合わせた指導を充実することとし、すべての教科において同一の習熟度別グループによる
   授業を行うことができるように工夫した。


44.生活指導に関する記述として適切なものは、次の1〜5のうちのどれか。

 1  生活指導は、すべての児童・生徒の人格のより良き発達と、学校生活が児童・生徒一人一人や学級などの集団にとって
   有意義なものになるよう目指す教育活動である。
 2  生活指導は、学校教育全体を通して組織的、計画的に推進するよりも、問題行動に応じて、臨機応変に個別に対応して
   効果をあげるものである。
 3  生活指導は、基本的生活習慣の形成をはじめ社会的態度や行動様式の育成が目的であるので、学年別の達成目標を
   定め、学級や学年での集団訓練を主とする教育活動が望ましい。
 4  生活指導は、学校における指導方針の徹底を図るため、家庭や保護者の協力を依頼するよりも、児童・生徒の教育の
   専門機関である学校だけで実施する方がよい。
 5  生活指導は、児童・生徒の個人情報を守るために、地域の専門機関を利用することは避け、教職員と児童・生徒との個
   別指導を中心に展開することが望ましい。


45.文部科学省事業で公立学校に派遣されているスクールカウンセラーの説明として適切なものは、次の1〜
  5のうちのどれか。


 1  スクールカウンセラーは、学校評議員の一員として、学校が子どもの生活の場としてより良く機能するよう、健康・安全の
   点検を中心に活動している。
 2  スクールカウンセラーは、個別カウンセリングを中心とするべきであり、他の人の目に触れないようカウンセリングルーム
   に待機し、廊下等で児童・生徒に声を掛けたりはしない。
 3  スクールカウンセラーは、臨床心理士など心の問題に関して高度に専門的な知識・経験を有する専門家であり、小・中・
   高等学校に派遣されている。
 4  スクールカウンセラーは、児童・生徒のカウンセリングが仕事であり、教育の専門家である教職員に、助言をしたり情報
   提供をしたりしてはいけない。
 5  スクールカウンセラーは、臨床心理士として児童・生徒のために活動する専門家であり、保護者と学校との懇談で助言し
   たり、専門的知識を提供したりしてはいけない。




※46〜60は選択問題です。下の表の指定に従い、5問を解答して下さい。

A  46〜50は小学校に関する問題
B  51〜55は中学校に関する問題
C  56〜60は高等学校に関する問題

校種等 教科(科目等) 解答する問題の記号
小学校
中学校 技術
高等学校 商業、工業(機械系・電気系・建築系)、農業(園芸系・食品系)
小・中共通 音楽、美術(図画工作)
中・高共通 国語、数学、英語、芸術(音楽・美術・工芸)、保健体育、社会・地理歴史、社会・公民、理科(物理・科学・生物)  BまたはC
小・中・高共通 家庭
盲・ろう・養護学校 小学部
中学部高等部   国語、社会、数学、理科、英語
BまたはC
養護(養護教諭) AまたはBまたはC



選択問題


 A  小学校に関する問題


46.小学校における道徳教育に関する記述として適切なものは、次の1〜5のうちのどれか。

 1  道徳教育では、普遍的な道徳的勝ちを教えることが求められており、全国共通の教科書及び指導計画が作成されてい
   るため、それらに従ってすべての児童に一律に指導する。
 2  道徳の学習内容は、発達段階を考慮して「自分自身に関すること」「他の人とのかかわりに関すること」を低学年で、「集
   団や社会とのかかわりに関すること」「自然や崇高なものとのかかわりに関すること」は高学年で取扱うとされている。
 3  道徳教育の全体計画の作成に当たっては、学校における全教育活動との関連の下に、児童、学校及び地域の実態を
   考慮して、学校の道徳教育の重点目標を設定する。
 4  道徳の授業時数については、年間の標準が定められているが、道徳の特性から学校の図書館等での読書指導をもって
   道徳の授業時数に替えることができる。
 5  児童の道徳性については、学習の結果を数値による評価ができるよう工夫して、学級における一人一人の児童の相対
   的な状況を評定する。


47.小学校における総合的な学習の時間に関する記述として適切なものは、次の1〜5のうちのどれか。

 1  総合的な学習の時間は、第3学年以上で週時間割に固定して、年間35週にわたり4時間ずつ実施するものと定められ
   ている。
 2  総合的な学習の時間の名称については、地域の特色や児童・保護者の希望を取り入れて職員会議で選定し、教育委
   員会の許可を得て決定するように定められている。
 3  総合的な学習の時間は学校全体で取り組むことが望ましいので、例えば6年生と1年生、5年生と2年生というように、必
   ず異年齢集団を作って活動するよう計画する。
 4  総合的な学習の時間に、国際理解教育の一環として英語会話を行うときは、英語に触れ、外国の生活や文化に親しむ
   などの小学校段階にふさわしい体験的な学習が行われるようにする。
 5  総合的な学習の時間のねらいは、「自ら課題を見つけ、学び、考え、主体的に判断し、より良い問題解決の資質・能力を
   育てること」であり、他教科と違って2段階評価とする。


48.小学校における環境教育に関する記述として適切なものは、次の1〜5のうちのどれか。

 1  環境教育のねらいは環境問題に関する専門的な知識を身に付けることにあり、文部科学省が示した指導計画例に従っ
   て一斉指導を行うことが効果的である。
 2  環境教育では、環境問題を系統的に教える必要があるので、第1、2学年は生活科で、第3〜6学年は社会科の2教科
   で指導する。
 3  環境教育の教材の選定に当たっては、児童の発達段階をふまえ、地域の自然や文化、人々の生活など自動の身近な
   問題に題材を求めることが重要である。
 4  環境教育における評価は、環境の悪化を強く認識できることを重視する観点から、現状についての理解や知識の習得を
   中心に評定する。
 5  環境教育を進めるに当たっては、家庭や地域社会と連携すると学習のねらいが広がり過ぎて焦点化できなくなるため、
   各学校が単独で行うことが大切である。


49.小学校における安全指導に関する記述として適切なものは、次の1〜5のうちのどれか。

 1  登下校の際は、興味・関心に応じた探索や、友達と仲良くすることが大切なので、遊びながら楽しく歩くよう指導する。

 2  水泳の授業では、指導の直前・直後のみでなく、水泳指導中も、児童の健康状態の観察とともに人数確認を行う。

 3  休み時間の遊びは、危険な場所だからとか、危ない遊び方だからといって制限を設けたりせず、児童の主体性や自主性
   に任せる。
 4  授業中に火災が発生したら、ハンカチなどで口を押さえ、煙やガスを吸わないようにできるだけ頭を高くして避難させる。

 5  教室にいる時に地震が起きたら、倒壊した建物に閉じ込められないように、揺れを感じた直後、一刻も早く屋外に避難す
   るよう指導する。


50.次の小学校の事例における担任の対応として適切なものは、下の1〜5のうちのどれか。

   5年生のA学級では、いつも忘れものをしないよう指導している。
   今日の家庭科は、初めての調理実習の授業である。
   家庭科室で説明を開始しようとした担任は、Bさんが泣いていることに気づいて、班のリーダーに尋ねた。すると、「エプロ
  ンを忘れたから調理実習ができないといって泣いています。」と答えた。

 1  忘れものをすると自分だけの責任ではなく、周囲に多大の迷惑をかけることを学級全体で話し合わせ、調理実習は取り
   やめる。
 2  「みなさんは、調理用具をきれいに洗っておきなさい。」と言って、Bを隣接の準備室等に連れて行き、二度と忘れ物をし
   ないよう厳しく指導する。
 3  忘れものは班の連帯責任だから、その班は家庭科室の安全なところで見ていて、調理手順の記録を取るように指導す
   る。
 4  最近は、自分のやりたくないことは「できない」とか「忘れた」と言って参加しない児童が多くなっているので、そのままに
   して授業を進める。
 5  実習なので予備のエプロンを貸し、「今後忘れ物をしないようにどんな工夫をするか、後で相談しよう。」と話し、授業を進
   める。


 B  中学校に関する問題


51.中学校における道徳教育に関する記述として適切なものは、次の1〜5のうちのどれか。

 1  中学校における道徳の指導は、生徒理解に基づいて行う必要があるため、学級担任が年間指導計画の作成や、その
   実態のすべてを担当すると定められている。
 2  道徳教育は、学校の教育活動全体を通じて、道徳的な心情、判断力、実践意慾と態度などの道徳性を養うことを目標と
   している。
 3  道徳の指導は、人の生き方のかかわる内容なので、全教育活動を通じて行うことが基本であり、特定の時間を設定しな
   いことができる。
 4  道徳の時間は、教育課程に位置づけられているので、指導に用いる資料は文部科学省検定済教科書あるいは文部科
   学省著作教科書に限られている。
 5  道徳教育は、人の生き方を扱うという特性上、学校としての道徳の全体計画は作成せず、各学級担任がその時の生徒
   の実態に合った指導内容を扱うことが大切である。


52.中学校における総合的な学習の時間に関する記述として適切なものは、次の1〜5のうちのどれか。

 1  総合的な学習の時間の内容は、文部科学省が示した国際理解、情報、環境、福祉・健康を取り上げるが、情報は3年間
   にわたり指導することとされている。
 2  総合的な学習の時間の評価は、高等学校の入試を考慮し、毎学期試験を行った結果に基づいて相対評価をすることとさ
   れている。
 3  総合的な学習の時間の指導は、学級担任が各学年ごとに組をつくり、地域の人々の協力も得ながら実施しなければな
   らないとされている。
 4  総合的な学習の時間の授業は、年間35週にわたり週2時間ずつ毎週同じ曜日の同じ時間に固定して実施することとさ
   れている。
 5  総合的な学習の時間の活動は、グループ学習や異年齢集団による学習などのたような学習形態を取り入れながら進め
   るなどの工夫が必要とされている。


53.中学校におけるボランティア活動に関する記述として適切なものは、次の1〜5のうちのどれか。

 1  ボランティア活動は、施設で行うものと地域で行うものとに大別されるが、学校では地域清掃への協力など、地域で行う
   ボランティアを実施する。
 2  「ボランティア活動」の文言は、社会貢献や社会参加を重視する観点から、中学校学習指導要領においては、平成10年
   告示のものに初めて位置づけられた。
 3  学校でボランティア活動を行う場合は、活動の意義を明確にするために、地域や関係諸機関とは関係なく単独で実施す
   る。
 4  ボランティア活動は、無償で他人や社会に貢献しようとする行為であるので、活動に対して学校や生徒が責任や義務を
   問われることはない。
 5  ボランティア活動は、全教員で指導するよう位置づけられ、生徒会活動をはじめ、特別活動の時間には行わないこととな
   った。


54.中学校における進路指導に関する記述として適切なものは、次の1〜5のうちのどれか。

 1  進路指導は、人間としての生き方についての自覚を深め、自己を生かす能力を養うことを目的としており、集団指導では
   なく個別指導により行う。
 2  進路指導は、進路指導主任が学年段階に応じて系統的な指導計画を立て、学年単位で指導するもので、学級担任は
   関与しない。
 3  進路指導においては、生徒が自己指導能力を発揮して適切な進路を選択することができるよう、学校の教育活動全体
   でガイダンスの機能の充実を図り実施する。
 4  進路指導における勤労体験や生産活動、職場訪問・見学等の活動は、生徒の健康・安全を確保する必要から、情報機
   器を利用して間接的に体験させることが望ましい。
 5  進路指導の内容は、高等学校への進学率が高い水準となっていることから、適切な進学先の選択を主とし、健全な勤労
   観や職業観の育成は高等学校で行う。


55.中学校における次の事例に対するA教諭の対応として適切なものは、下の1〜5のうちのどれか。

   新任のA教諭は、B中学校に配属となり、第2学年の副担任を命ぜられた。
   B中学校では、安全上の理由から、生徒の自転車による通学を禁止しているが、生徒の自転車通学について、近隣の住
  民から苦情が寄せられていた。
   ある日の夕方、A教諭が勤務を終え帰宅する途中に、部活動を終えた3年生の生徒Cが学校近くの公園から標準服を来
  たまま自転車に乗り、走り去るのを見た。

 1  翌朝、ただちに生徒Cを職員室により、危険であるし、苦情もきているので、二度としないように厳重に注意を与えた。

 2  教科指導を担当していない学年であり、人間関係も十分でなく、現段階では指導しても効果がないと判断したため、しば
   らく様子をみることにした。
 3  第2学年の学年主任に事実を報告し、学年主任の指示を受けて、状況を教頭と生活指導主任及び第3学年主任に報告
   した。
 4  2年生も公園に自転車を置いている可能性があると思い、担当する授業がない時間に特に連絡などしないで、一人で公
   園をパトロールした。
 5  ただちに対応することが重要であるので、その日の夜に生徒C宅に電話をし、保護者に翌朝学校までくるように伝えた。


 C   高等学校に関する問題


56.高等学校における道徳教育に関する記述として適切なものは、次の1〜5のうちのどれか。

 1  高等学校においては、人間としての在り方生き方に関する教育を学校の教育活動全体を通じて行うことにより、道徳教
   育の充実を図るものとされている。
 2  道徳教育は、教科のなかで系統的に行うことが重要であるので、人間としての在り方生き方を取り上げる「公民」におい
   てのみ扱うこととされている。
 3  学習指導要領では、青少年に対する道徳教育の重要性をふまえ、「総合的な学習の時間」を道徳の時間に位置づけて
   必ず道徳教育を行うものとしている。
 4  道徳教育を進めるに当たっては、人間としての在り方生き方に関する指導をホームルーム活動で扱うため、ホームルー
   ム担任が道徳教育のすべてを担当すると定められている。
 5  道徳性の涵養は、義務教育を終了していることをふまえて生徒の自主性に任されているため、学校教育ではなく家庭及
   び社会で行うこととされている。


57.高等学校における総合的な学習の時間に関する記述として適切なものは、次の1〜5のうちのどれか。

 1  総合的な学習の時間には、学習指導要領に示された国際理解、情報、環境、福祉・健康の指導内容のうちから、生徒
   が一つ選択して活動する。
 2  総合的な学習の時間は、職業を主とする学科における特例を除き、一定の時数を週ごとに割り振り、年間35週にわたっ
   て実施しなければならない。
 3  総合的な学習の時間は、自らの課題を見つけ、自ら学び、自ら考え、主体的に判断にし、より良く問題を解決する資質や
   能力を育てることをねらいの一つとしている。
 4  総合的な学習の時間の指導は、教科担任制という従来からの固定的な意識の変革をめざしてホームルーム担任の教
   員が担当するよう定められた。
 5  総合的な学習の時間に行った教育上有益と認められる大学等の専門課程における学修や継続的に行われるボランティ
   ア活動などは、教科の単位として認めることができる。


58.高等学校に関する記述として適切なものは、次の1〜5のうちのどれか。

 1  高等学校には、普通教育を主とする学科、専門教育を主とする学科、普通教育と専門教育を選択履修を旨として総合的
   に施す学科及び深く専門の学芸を教授する学科の四学科を置くとされている。
 2  高等学校では、全日制、定時制及び通信制の3課程が設けられており、このうち定時制と通信制の修業年限は、学習
   者の便宜を図るために4年以上とされている。
 3  総合学科は、生徒が各分野について広く学習することを目的としており、どの学年で、どの科目を学習するかは学校が
   定めるため、学年制をとるとされている。
 4  単位制の教育課程を置く高等学校では、生徒が過去に在籍した高等学校において単位を修得しているときは、その単
   位を卒業に必要な単位数に加えることができるとされている。
 5  高等学校においては生徒は希望すればどの科目についても大学等で履修することができ、自動的に在学する高等学校
   の科目として習得が認められるとされている。


59.高等学校における進路指導に関する記述として適切なものは、次の1〜5のうちのどれか。

 1  自己の在り方生き方を考え、主体的に進路を選択できるようにすることは重要であるが、職業興味検査や職業適性検
   査を実施することは望ましくない。
 2  進路選択の問題を自らの課題として受けとめ、就職する企業等を決定できるようにすることは重要であるが、いわゆる出
   口指導に偏ることは望ましくない。
 3  ホームルーム担任による進路に関するガイダンスやカウンセリングの充実を図ることは重要であるが、地域の社会人や
   職業人による講話などを聞くことは望ましくない。
 4  望ましい職業観・勤労観や職業に関する知識や技術を身に付けさせることは重要であるが、在学中のインターンシップに
   よる体験活動は望ましくない。
 5  ホームルーム活動において進路指導を取り扱うことは重要であるが、勤労生産体験やボランティア活動などの学校行事
   を進路指導と結びつけるのは望ましくない。


60.高等学校における次の事例に対するA教諭の対応として適切なものは、次の1〜5のうちのどれか。

   A教諭は、本年4月に新規採用教員としてB高校に着任し、生活指導部に所属している。
   ある日の午後、A教諭は、職員室で執務中に、B高校の最寄にある公園を利用している人から匿名の電話を受けた。
   その内容は、「公園での生徒のマナーが悪すぎます。今日、昼前に公園に出かけたところ、自転車にまたがって大っぴら
  にタバコを吸っている生徒がいて気になったので、よく見たら、自転車に2年C組のDという名前がありました。」というものだ
  った。

 1  A教諭は、電話の相手が匿名だったので、電話の内容が事実かどうか疑わしく、また、B高校の生徒であるとは言えな
   いと考え、電話があったことはそのままにしておいた。
 2  A教諭は、直ちに2年C組のDを職員室に呼び、匿名の電話の内容に基づいて公園での喫煙行為を指導した。

 3  A教諭は、2学年の担任が公園周辺を巡回する必要があると判断したので、公園近辺の巡回を行うように直ちに2学年
   の学年主任へ要請した。
 4  A教諭は、電話の内容を整理してすぐに教頭と生活指導主任に報告し、指示があれば直ちに公園へ状況確認に行ける
   準備をした。
 5  A教諭は、公園での生徒の状況を把握しなければならないと考え、担当する授業がない時間帯に自らの判断で公園近
   辺を巡回した。


  



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