練馬区内の残存用水路 ねりまくないのざんそんようすいろ
Left brook in the Nerima-ku, Tokyo
最終更新 04.5.17

練馬は農村地帯故に川沿いには灌漑用水が極めて多く、さらに湧水と思われる小川も無数にあるが、住宅密度が低いこともあり比較的早いうちから暗渠化が行われ、今では蓋されていない水路はもちろんのこと、コンクリート蓋水路すら数えるほどしか残っていない。
ここでは練馬区内の今も暗渠化されずにそのまま頑張っている水路と、コンクリート蓋水路の様子を紹介する (千川上水や八の釜湧水など自治体により保護されている水路や湧水は省略する。またコンクリート蓋水路となっている大泉堀・ごく一部にコンクリート蓋水路が残る貫井川と田柄川は別コーナーで紹介しているので除外する)。
※写真はクリックすれば拡大。

※大泉堀はこちら ※貫井川はこちら ※田柄川はこちら



地点、田柄川上流の田柄付近には今も比較的多くの水路やコンクリート蓋水路が残っている。
バス [豊11] の道、田柄4丁目バス停そば。草らだけの金網の中を良く見ると今も水路が残っていた。これは光が丘公園東端の辺りから流れてくる水路である。(01.3.3)
上記と同じ水路の少し下流側。バス通りから住宅地へ入るとコンクリート蓋水路になっていた。何だ、ただの水路じゃないかと思われるかも知れないが、練馬区ではこんなコンクリート蓋水路も今や貴重な存在である。(00.10.22)

追記 04年春、当地点は舗装されてしまったのを確認。
これもバス [豊11] の通りから。周囲は家がひしめいているが、わずかなすき間から見るとそこには……。(00.10.22)
暗渠とコンクリート蓋水路の組み合わさった面白い水路もある。(00.11.5)
地下鉄線平和台駅から通りに沿って北西へ向かったところのハッスル通り商店街そば。田柄川に合流している水路があった。細くてドブみたいな感じだが、今も水が流れている。(00.10.22)
他にも田柄地区の田柄川沿いにはコンクリート蓋水路がいくつか見られるが、蓋をされずに残っているのは上記3カ所だけである。

地点、区立高稲荷公園の北側。コンクリート蓋水路あり。草だらけで歩道としては使われてないようである。(00.10.15)
地点、上記からも近い高稲荷公園の南東。住宅地の一角に工事が行えないまま残っているコンクリート蓋水路あり。(00.10.15)
地点、区立開進2小前。私有地内にコンクリート蓋水路が残存。しかし相当に荒れ果てている。(00.10.15)
地点、区立開進3中の南、バス [光03] の通りからやや東へ入ったところ。水は枯れているが、完璧な状態の水路が残っていた。周囲は住宅や駐車場などの私有地に囲まれて暗渠化工事が困難なようである。(99.11.7)
地点、石神井公園の南東、旧早稲田通りからやや北へ入ったところ。石神井川の旧流路の一部と思われる水路敷を辿っていくと、今も蓋されていない水路を発見。住宅地の奥深くで見付けにくく、春〜秋は草だらけで水路も見えなくなり、穴場的な存在である。(01.1.6)
地点、大泉1小の北側に沿って水路が残る。外からは良く見えず、まさかコンクリート蓋水路が残っているとは思わなかった。これは接近できる最も上流側での撮影で、その先は都立大泉北高校の辺りへ向かっている。「白子川を知っていますか」によると、この辺りには池があったようだ。(04.2.21)
74年撮影の大泉1小付近の様子。大泉北高校や東京外環はまだ存在しない。校舎と住宅地の間に黒い帯状に見えるのが上記の水路。どうも暗渠化されてないようだ。左下の現在大泉北高校になっているところに茶色い水溜りのようなものが見えるが、これが池か?

air photo:「国土情報ウェブマッピングシステム」より引用
(c) 国土交通省 http://w3land.mlit.go.jp/WebGIS/

地点、保谷駅の東。「白子川を知っていますか」にも載っている水路。同書では水が流れているが現在は枯れている。ドブのような細い水路だが今も残っている。(00.12.16)

99.11.7

02.5.6
さて、今まで場所を伏せてあった謎の水路であるが、これは 地点、板橋区と接している品川電線の工場内を流れている水路の様子である。私有地のため工事が行えず最近まで水路が残っていた。しかし工場が移転したらしく、建物の取り壊しに先立って水路の暗渠化が行われ、また一つ、練馬の貴重な小水路が消えたことになる。この水路は江古田駅北口付近から始まり、途中でいくつもの支流を合流しながら小竹向原駅前を流れ石神井川へと至る小河川で、エンガ堀*1と言う。

*1 平野良直氏からの情報による。

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