エラーの少ない製品化がうまい日本。
人間を産業マシーンのように均一に束ねて前進する日本。
組織は太り、 個人は疲弊している日本。
だけど、そのオリジンは、ほとんど輸入もの。
組織は涙を流さない。組織は汗を流さない。そして血も流さない。
涙や汗や血を流すのは、いつも、ひとりひとりの人間。
人間の居ない会社は、ただのコンクリートの箱。
痛みを知る人、変わった人、泣いている人、遅い人、ジグザグに行く人……
いろんな人を許容する社会が一等賞です。
そんな社会なら、もっと個性が、もっと飛び抜けた発想が、
もっとオリジンが、きっと生まれるようになるだろう。