映画の感想

もともと映画を見るのは好きでしたが、最近は英語の勉強を
兼ねてできるだけたくさん見ようと、頻繁に見に行くようになりました。
むしゃざるがいつも利用する某大学の映画館は、最新映画でも
一人3.2ポンド(約580円)で見られるんですよ。お得でしょ。

むしゃざるが見た映画について勝手気ままにコメントしますので読んでみてください。
※日本名を知らないものもあるので映画のタイトルは英語表記のままにしています。

次回は
トム・クルーズ出演 'Magnolia'
ですよ〜!

■ The Cider House Rules



DATE:2000.4.21
DIR. :ラス・ホールストーム
CAST:トビー・マグワイア、マイケル・ケイン
ETC. :US 1999 130分
むしゃ:マイケル・ケインが助演男優でオスカーを受賞した作品。
ラーチ産婦人科医師(マイケル・ケイン)が営む孤児院で、非凡な才能を見出され医師の片腕として育ったホーマー(トビー・マグワイア)。広く社会が見たいと孤児院を去り、りんご農家でりんご摘みとし住み込みで働く。彼が他の黒人労働者達と共に暮らした小屋には「寝タバコしない」などいくつかの生活のルールがあり、それがこの映画のタイトル'Cider House Rules'。ここで様々な経験をするうち、やがてラーチ医師の死の知らせを受ける頃には、既に医者として孤児院に戻る意思を固めていた。孤児院へ戻ると今度は自分が孤児たちの親代わりの大人となる。
成長しながらも変わらない青年のピュアな心と、彼を見守る医師のやさしさが観客の心を温かくしてくれる、そんな映画です。どの役者さんたちの演技もうまかったし、とりわけオスカー取ったマイケル・ケインはすごくよかったです。作品中で何度も登場する彼の口癖'Good night, Princesses of Maine, Princes of New England'にはしびれました。

■ Erin Brockovich



DATE:2000.4.20
DIR. :スティーブン・ソダバー
CAST:ジュリア・ロバーツ、アルバート・フィニー、アーロン・エカート
ETC. :US 2000 146分
むしゃ:ジュリア・ロバーツは、前作「ノッティング・ヒル」の大女優役から一転、胸が見えそうな服を着て、超ミニスカートをはき、すぐ頭に血が上って「ファック」を連発、離婚歴2回、3人の子持ち、無職、無学だけど、持ち前のガッツで企業相手の大きな裁判を勝利に導くブロコビッチ役を演じました。
内容はブロコビッチが、大企業(薬品会社)が地方にある生産工場で有害物質を垂れ流していた事実に気付き、独自に調査を始め、住民への聞き込み、署名をほぼ一人でやってのけ、ついに裁判では工場周辺に住む634人の住民に史上最高の和解金350億円を勝ち取る、という実話を基にした話です。
「今まで生きてきて、これほど他人から必要とされ尊敬される仕事はなかった。」と語り懸命に住民と対話を続ける、頑張るママさん姿に好印象を持ちました。欲を言えば、もっとはめをはずした演技だともっとおもしろくなっていたのではと思いますが、ジュリア・ロバーツも恋愛物以外も演じられることがわかった映画です。


■ Love's Labours Lost



DATE:2000.4.14
DIR. :ケネス・ブラナー
CAST:ケネス・ブラナー、アリシア・シルバーストーン、ティモシー・スポール、
    エイドリアン・レスター
ETC. :UK 1999 94分
むしゃ:シェイクスピアの「恋の骨折り損」を監督、主演のケネス・ブラナーが現代風にアレンジしていました。 そのアレンジというのが、普通ではなく、映画を見ているというよりは、ミュージカルを見ているのに近い映画でした。
筋は単純明快、学業に専念するため3年間女性を城の中へ入れないと宣言した若き王子が、他国の王女に一目惚れし宣言を撤回、二人は結ばれるかに見えたが、王女の父王の死、戦争により仲を阻まれる。しかし戦争が終わり再会し結ばれる、というもの。
王子の取り巻き男性がケネス・ブラナーを含む3人、王女側にも取り巻きの女性が3人いて合計4対4。これが一人としてバッティングすることなく、くっつくんです。話がうますぎます。まあ、それはよしとして。 ストーリーが進むと、時折突然音楽が流れ、歌って踊って派手なパフォーマンスを繰り広げます。あまりにもとっぴで、あっけに取られます。館内からも苦笑が聞こえます。以前日本でも流行ったインド映画「ムトゥ踊るマハラジャ」に通じるものがあります。とにかく明るく楽しくケネス・ブラナーの手にかかるとシェークスピアもここまで変身するんだと思える映画です。


■ GREEN MILE



DATE:2000.3.29
DIR. :フランク・タラボン
CAST:トム・ハンクス、マイケル・クラーク・ダンカン、ジェームズ・クロムウェル、
    デビット・モース
ETC. :US 1999 188分
むしゃ:スティーブン・キングの小説の映画化で、「ショーシャンクの空に」のF・タラボンが監督。
1935年、死刑執行間近の殺人犯マイケル・クラーク・ダンカンが刑務所に入所する。刑務所の看守長トム・ハンクスは、残忍なはずの彼が実はおとなしくやさしい男だと気付く。さらには不思議な力で奇跡(トム・ハンクスの尿道の病気や、上司の奥さんの末期の脳腫瘍を治す)を起こすのを目撃する。やがて彼が無実の罪をきせられていることを知るが、死刑執行を止めることはできず、トム・ハンクスは職務を全うし、死刑囚も自分の運命を受け入れる。
という話です。感動して泣く人続出と聞いていたとおり、悲しい場面あり、心温まる場面あり、死刑囚をイエス・キリストになぞらえて深い意味を持たせたり、噂にたがわぬ名作だと思いました。ただ、死刑囚が電気椅子で意識のあるまま脳が焦げていき苦しむ様子を何度も見せられ、むしゃざるは耐えられませんでした。映画が終わったとき、涙にくれるというより、気分悪くて青い顔をしていました。


■ Elizabeth



DATE:2000.3.23
DIR. :シェーカー・カパー
CAST:ケイト・ブランシェット、ジョセフ・ファインズ、ジェフリー・ラッシュ
ETC. :US 1998 121分
むしゃ:昨年夏に公開されたこの作品、「恋に落ちたシェークスピア」に続きイギリス歴史ものとして楽しみにしていたのですが、ちょうど渡英と重なってしまい時期を逃してしまいました。この度ラッキーなことに映画館の特別放映で見ることができました。
 一時はロンドン塔に入れられ処刑をも覚悟していた若い娘エリザベス(ケイト・ブランシェット)は、異母姉妹の女王メアリーの死により王位を継承することになる。他国との戦争、宗教問題、政略的な求婚者たち、女王暗殺の陰謀等、多くの問題を切り抜けていくうち、やがて後生に語り継がれるあの偉大な女王となっていく。女王のかなわぬ恋と、精神的な成長の過程がみどころ
 むしゃざるが抱いていた、歴史の教科書に出てくるエリザベス女王のイメージを、いい方に裏切ってくれました。女王の弱さ、かわいさ、恋心等が女王も一人の女性なのねと思わせてくれました。でも最後に、髪を切りカツラをかぶって白塗りの顔で家臣の前に登場したときの女王は、「女性」ではなくまさしく「女王」になっていて、さすがエリザベス女王!と感心しました。
 セットもよかったし、役者さんたちの演技もすばらしかったし、久しぶりにいい映画を見てとても満足です。


■ The Talented Mr. Ripley



DATE:2000.3.17
DIR. :アンソニー・ミンゲラ
CAST:マット・デイモン、ジュード・ロウ、グウィネス・パルトロウ
ETC. :US 1999 139分
むしゃ:むしゃざるお気に入りの俳優マット・デイモンと、お気に入りの女優グウィネス・パルトロウが揃って出演しているということでとても楽しみにしていました。
 いわゆるモテナイ君タイプのマット・デイモン(役名リプリー)が、卒業校の同級生の金持ちの父親からイタリアで遊び歩いている息子のジュード・ロウを呼び戻してほしいと頼まれ、息子のもとへ向かう。そこではジュード・ロウが彼女グウィネス・パルトロウとリッチで楽しい生活を送っていた。マット・デイモンは彼に帰るように説得するうちに、いつしか彼らのゴージャスな生活に憧れ入り込んでいく。ある日口論からジュード・ロウを撲殺してしまったマット・デイモンは、彼にすり代わることを思いつき、機転の利くその頭の良さを活かして周囲をだましながらリッチな生活を楽しむ。しかし一つの嘘を嘘で覆い、またそれを嘘で覆う、、、という状態が結局は自らの破滅を招く、というあらすじ。
 マット・デイモンが地味な性格だけど人並みはずれた洞察力をもつ青年の役をうまく演じていました。そしてむしゃざるはこの映画で初めてジュード・ロウという役者さんを見たのですが、彼はマット・デイモンに全くひけをとらない演技でした。彼の次回作が楽しみです。この二人の俳優さんに押されて、ヒロイン役のグウィネス・パルトロウは今までの映画のようにキラッと光るところがなかったのが残念でした。全体の感想としては、大作とは言えないけど上手にまとまってるね、といったところでしょうか。


■ The End of the Affair



DATE:2000.3.3
DIR. :ニール・ヨルダン
CAST:レイフ・ファインズ、ジュリアン・ムーア
ETC. :US 1999 109分
むしゃ:大学教授のレイフ・ファインズが友人の妻ジュリアン・ムーアと不倫の恋に落ちる。第一次大戦で二人の仲は一旦終わったかに見えたが、再会したのを機に再び惹かれあい二人は一緒に生きていく決心をするがジュリアンは不治の病にかかっていることがわかり死んでしまい、二人の恋は終わる。というストーリー。
 レイフ・ファインズは'Onegin'に続き、また悲恋の主人公を演じていました。'Onegin'と違うところは「大人」の恋の色っぽさが出ていたところでしょうか。彼のあの母性本能をくすぐる目が世の女性達を魅了するのでしょうね。作品自体はまぁまぁといったところですね。


■ American Beauty



DATE:2000.2.25
DIR. :サム・メンデス
CAST:ケビン・スペーシー、アネット・ベニング
ETC. :US 1999 121分
むしゃ:見終わった時、多くの観客からため息が漏れていました。それは切ないとか悲しいとかいう理由ではなく、「なんや〜、これで終わりか。」という類のもの。むしゃざるもそのうちの一人でした。
 向上心が強く見栄っ張りの妻、思春期で理解しにくい娘と共に暮らす、うだつのあがらない亭主ケビン・スペーシー。人生投げてしまったかに見えたスペーシーが、娘の同級生に一目ぼれしてから再び人生が明るくなり始める。しかし家族の絆は修復できず、それどころかどんどんバラバラになる。そして息子のホモ達と勘違いされ、スペーシーは隣家の主人に殺されるという結末。
 「アメリカン・ビューティー」という名のバラをスペーシーにとっては欲望の象徴、妻にとっては虚栄心の象徴として巧みに使ったところや、俳優さんたちの演技力はなかなかと評価できるとは思うけれど、この作品がオスカーで5部門も独占するほどの作品だとは思えないな。

■ The Beach



DATE:2000.2.16
DIR. :
CAST:レオナルド・ディカプリオ
ETC. :US 1999 分
むしゃ:タイタニック以来、とんとご無沙汰だったディカプリオ。二年もかけて彼がようやく選んだ作品なんだからさぞおもしろかろうと、ちょっとだけ期待して見に行きました。
 バックパッカーのディカプリオがタイへ一人旅してひょんなことからタイの離れ島に若者だけの秘密の楽園があることを知り、訪ねていきます。そして完全に社会から分離し独自の生活共同体を作る数十人の若者と共にそこで暮らし始めます。楽園の暮らしも長くは続かず、ディカプリオが他人にこの共同体の存在を教えてしまったことから、結局は共同体は消滅してしまい、最後はあぁ夢のような生活は楽しかったなと振り返る、というようなストーリーです。むしゃざるが書くと、全くおもしろくなさそうだと思われるかもしれませんね。文章力ないんです。すみません。
 でもほんとにおもしろくなかった。ストーリーに深みはないしなによりディカプリオの演技がヘタ。表現力が乏しいですね、まだまだ修行足りませんという感じ。ただし映像はきれいだった。青い空、透き通るような海、観客はあの島に行って私も泳いでみたいと思うはず。それくらいきれい。さんご礁破壊してタイ政府から抗議が来るだけのことはあったね(笑)。



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