笑える幸せ

押入れから小さな箱が出てきて、長女が7歳の時に4歳になった次男に
書いた手紙が入っていた。「言うことを聞いて立派な4歳になるのよ。指
切りね」などと書いてあって、家族が回し読みして笑い転げた。
夫の誕生日に私が書いた手紙もあった。「お仕事大変でしょうけど、一
生頑張ってください」とあるのは一生懸命の間違いか、それとも本気で
一生と書いたのか。笑わずにはいられない。同じ時の長女の手紙は
「お願いがあります。おじいさんにならないでほしいのです」。
「もうなってる」と息子達が笑う。
全く記憶になかったが、これからは「立派な4歳」とか言って家族共通の
笑いの種になるだろう。明るく笑える幸せがうれしい。お金で買えない
何ものにも代えられない我が家だけの宝が増える。

1995年4月