良いと肉は云う(A4の紙をB4にする人)




こんばんわ、A4の紙をB4にする人こと格です。

正確にはA4の紙を2枚張り合わせ、

ガイドに従ってそれをB4サイズに切るという仕事をしています。

日当500円です。何枚B4に切っても、500円です。

今日はそんな素晴らしい仕事の手順を

みなさまにご紹介したいと思います。

慣れれば誰にでもできる作業ですので、

あ、私にもできそう、

そう思ったが吉日、是非、一度どころか二度三度、

チャレンジしていただけたら喜ばしく思います。

あなたの人生が、豊かになりますよ。



この作業はまず、A4の紙を張り合わせるところから始まります。

A4の紙を2枚、長い辺同士が1センチほど重なるようにして、

短い辺が一直線になるように並べて、

その重ねた境目を3M(スリーエム)のメンディングテープでとめます。

メンディングテープは紙の端から端までをちゃんととめられるように

およそ30センチから35センチくらいの長さに切ります。

ちなみにこのメンディングテープは Scotch じゃなくても、

どんなメーカーのものでもよいですが、

百円均一で売っているものは

粘着力が弱い上にテープが切れにくく

作業の効率を下げることになるので

その辺のことに十分注意しながら、

自分にあったメンディングテープを選ぶことにしましょう。

さて、良いメンディングテープを適当な長さに切ったら、

それを紙に貼るために、

肺の空気が全部いれ替わるくらいの勢いで深呼吸をしてください。

そして息を止め・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・



ペャッ



っと貼ってください。

ペャッっと貼るとは、もたもたせずに、

かつ正確に境目にテープを貼るということです。

そうしないとテープの静電気につられて紙が動き、

テープと紙が絡まって、

取り返しのつかない失敗をしてしまうからです。

集中力と慣れが必要な作業になりますが、

何回も繰り返すうちに上手く出来るようになるので

失敗を恐れずペャッっとテープを貼りましょう。

こうして、A4の紙2枚から、A3の紙ができます。



2枚の紙が貼り合わさったところで、

次はA3の紙をB4にするためのガイドを用意します。

このガイドというのは市販のものでもいいですが、

市販のものは値が張るうえに凡庸性がなく、

特殊な店にしか置いていない場合が多いので、

ガイドには低価で凡庸性もありどこの家庭にでもある、

漫画の原稿用紙を使用しましょう。

ちょうどこの漫画の原稿用紙というのはB4なので、

ガイドに適しているといえるでしょう。



ガイドが用意できたら、

A3の紙にB4の印をつける作業に入ります。

まずA3の紙の上に、先ほど用意したガイドを置きます。

ここで、重要なお話をさせていただきますが、

初めてこの作業をするほとんどの方が、

このガイドを好きな位置において良いと思っているようですが、

そうではありません。

このガイドがA3の紙の中からはみださないような位置に置けば

確かにどこに置いても差しつかえはありませんが、

ガイドをA3の紙の真ん中に置くのには感心できません。

その理由のまず一つに、

ガイドの角と紙の角が重なるように置けば

切る箇所が2箇所で済むのに、

真ん中に置くと4箇所を切らなくてはいけない状態になります。

これは非常に非効率で、無駄が多いです。

さらに、A3の紙が1枚の時ならまだしも、

たとえば5枚、6枚、7枚と、重ねて切る場合、

切っているうちに紙がずれてきてしまって、

一番上の紙は綺麗に切れるかもしれませんが、

下のほうの紙は切れていなかったり、ずれていたりと、

抱えなくてもよかったトラブルを抱えることになりますので、

ガイドを紙の上に置く時は必ず、

紙の角とガイドの角が揃うような位置においてください。

そうして紙の上にガイドを置いたら、

鉛筆でガイドの周りをなぞってください。

B4に切るときの目安の線を引く、ということです。

そのときに心持ち(5〜7ミリくらい)大きくなぞると、

切った時にB4より小さくなるという失敗を防ぐことができます。



紙に目安の線を引きおわったら、

あてがっていたガイドを外して、

いよいよA3の紙をB4にする作業に入ります。

そのために物を切る道具というのが必要ですが、

はさみ、かみそり、爪切り、缶切り、刀、包丁など色々ある中で、

定規に沿わせて使うことができ、

細かく素早い運動を伴なう作業に向いているということから、

カッターナイフが適しているように思われます。

紙をまっすぐきれいに切ることができれば良いので、

この場合はメンディングテープと違い、

百円均一のものでもかまいません。

ただ、切れ味が悪くなったら刃を折るということを忘れずに。



切るものはきまりましたが、

まだ切る作業に入ることはできません。

前に述べた続きになるのですが、

紙が1枚の時はこのまま切ってしまってもかまいません。

しかし、紙が複数枚重なっている時は注意が必要で、

ガイドを角にそろえても、ずれないとは言い切れないのです。

そこで、おぼえておくと便利な裏ワザがあります。

紙が複数枚重なっている時は、

A3の紙をB4にするときに切り落とされるであろう部分、

つまり大きい長方形から、

それよりも小さいが小さすぎない長方形を引いた時に残される、

L字型(もしくは逆L字型)の部分に、

例えば6枚まとめて切るとしたら、

1枚目の表(目安の線を引いた部分)と、

6枚目の裏(一番下の部分)を、

短い辺と長い辺にバランスよく3箇所くらいでいいですので、

3センチほどに切ったメンディングテープでとめておくと、

切ったときにずれずに済みますし、

切り落とされて捨ててしまう部分にテープを貼るわけですから、

あとではがす必要もなく作業に支障をきたしません。

もちろん、切る枚数が3〜4枚程度ならそうする必要もないですが、

5枚を越え出しますと紙がずれやすくなりますので、

もしも紙がずれて作業がはかどらない、困った、

ということがありましたら、

この裏ワザを思い出してみてはいかがでしょうか。



そうそう、先ほど言い忘れましたが、

カッターナイフは正しい使い方を心がけてください。

振り回したり、突き刺したり、刃を出したままウロウロしたり、

テンションが上がるのはわかりますが、決してしないで下さい。

心のナイフで人に怪我を負わせることはできませんが、

カッターナイフで人に怪我を負わせることは可能です。

刃物を扱っているという自覚をもって作業をしましょう。



さて、ここまできてようやく、切る作業に入ることができます。

前の工程で引いた目安の線に

思いっきり体重を乗せてしっかりと定規をあてがい、視界が白くなり、

鼻の奥から血の味がするくらい力を入れて紙を切りましょう。

そのくらいの力を入れなければ、

複数枚なら特に下の紙が切れていない可能性があるので、

気が付いたら息をしていなかった、

というくらい力を入れて切ってください。

下の紙も完全に切れているという目安として、

あまり力を入れないで切ったときにはジャーと聞こえる音が、

モゾーという音になっていたら、

下の紙も切れているといってよいでしょう。

ですから、モゾーというまで力を入れて切りましょう。

この音の聞き分けは特別な訓練がいるわけではないですが、

力を入れることを恐れていてはモゾーという音は聞こえません。

切りすぎるくらいがちょうどいいですので、恐れずに、

しかし安全には十分配慮して、切りましょう。



さあて、切り方の目安をご説明したところで、本番です。

最初はB4の長い辺から切り始めるとよいでしょう。

これは感覚的なものなので強制力はもちませんが、

そのほうが別の辺を切る時、下の紙がばらけない気がします。

ですから短い辺を先に切ったほうがばらけない様な気がする、

というのであれば、短い辺から切るといいでしょう。

長い辺を切ったあとは短い辺を切ります。

このとき、どこから切るのかということが問題になりますが、

紙の端から切ることはあまりお勧めできません。

なぜならば、紙の端から切り始めると、

カッターナイフの刃が紙に食い込まず、

紙の上を上滑りすることがあり危険で、

切ろうとして強く力を入れた瞬間、

紙が力につられて動いてしまうこともあるからです。

モゾーよりももっとしっかりした力で押えられれば問題ありませんが、

角の切り残しというのもなくなるので

長い辺の切り口から切りはじめるとよいでしょう。

もちろん、長い辺の切り口から切りはじめたからといって、

先に言った危険や失敗が完全になくなるわけではありませんので、

切るときは慎重に、細心の注意を払って、作業をしてください。

紙を切っていくうちに疑問が浮かぶと思いますが、

紙の端までカッターナイフの刃が届ききったら、

それは紙を切り終わったと思ってもかまいません。

ただ、端が切れたからといって、

下の紙がちゃんと切れているかどうかはわかりませんから、

紙を裏返し、もしくは紙を持ち上げて紙の裏側(一番下の紙)を見て、

切れているかどうか確認してください。

一番下の紙がちゃんと切れていたら、

紙はちゃんと切れたと言い切ってもよいでしょう。

あとは切り残された部分をゴミ箱に捨て、

B4に切られた紙もゴミ箱に捨てましょう。

・・・というのは冗談で(笑)

ちゃんと物入れに保管しましょう。



さて、こうして工程だけでなく、

細かい注意まで説明させていただいたわけですが、

何度も言うように紙が1枚や2枚、3枚程度ならば

特別な注意もそう必要ないかもしれません。

今回は5枚以上の紙を扱うことを念頭において

ご説明させていただきましたので、

細かい注意の要る作業が続いて私にはやっぱりムリ・・・

と感じた方がいらしたかもしれません。

確かにこの作業は、集中力と鍛錬のいる作業ですが、

しかし、作業を重ねていくと、今までの苦しさが嘘のように、

楽しく、充実した歓びを感じることが出来るようになります。

難しそうだから、とか、私には根気がないから、

などの理由でこの幸せに満ちた作業に挑戦しないというのではなく、

初めは誰でも初心者ですから、

もっと心を軽くして、楽しんで挑戦してみてください。



私はこの仕事を通して、自分を変えることができました。

暗くて、自分の意見もはっきりいえなくて、

いつも人の意見に流されて、なんのとりえもなくて・・・

それがこの仕事に出会うことができて、



・・・なんか、変わったよね、いいことあった?

今度・・・・・六本木ヒルズ行かない?



だなんて、今まで男の人に誘われたことなんてなかったのに・・・。

まさかそのときの人が今の夫になるとは・・・。

この仕事をして前向きになれだだけでなく・・・。

まさか夫が見つかるなんて・・・。





自分の人生は自分の手でしか変えられません。

みなさんにも、是非ともこのステキな経験、して欲しいです。

今日は長い時間お付き合いありがとうございました。

あなたがこの仕事で幸福を得られますよう、心より祈っています。










部屋とYシャツと脚立(略)



―劇作家を目指す島居ソナタと、

 一見ただのサラリーマン内藤(うちふじ)ひさしの、ハートフルな夢人情物語。

 ここを覗いてくださった方々に、感謝の意をこめて特別に制作秘話を。

 劇作家を目指す、島居ソナタ。

 彼は大きなメガネとほぼ三角に尖った鼻が特徴ですが、

 モデルは島居ソナタならぬ平田オリザです。てへv

 オリザファンの方がおられたら申し上げにくいのですが、

 平田オリザ氏について特別詳しい知識はございませんので、ご了承ください。

 あと、更新はまだらです。



日常


―日記です。全くもってただの。



策士の画策少しサクサク


―書きためたり新たに書いたりした、詩やら詞やら。 



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ミラクリズム(管理人:でんでん 準管理人:格)


―愛と奇跡と惜しみない布教活動に溢れる、癒し系真っ只中のサイトです。

 見所は旅日記と乳。覗いて見てみそ。



◇履歴◇


-おそらくもう更新されることはないであろう。





ミラクリズムの更新に伴ない、

こちらも更新することにしました。

動機はいつも、周りからやってきます。

自立心とか、私の辞書にはありません。

そうそう、私の辞書で思い出しましたが、

布教活動が再開されるらしいですね。

んふ。

わざとらしくしかも他人行儀に始めてみましたが、

腫れ物に触れるような心の痛みがあるこれは何でしょうか。



母さん、私、惚れたのでしょうか。

これが恋って、やつでしょうか・・・



布教活動が始まるなぁと思うたびに、

私の心臓は地下室みたいな臭いになります・・・―




・・・・・・次の更新までばいちゃ。




(第5回 A4の紙をB4にする人・完)