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Cisco技術者必携!?ツール CISCO_PING.TTL



はじめに

このツールは、Ciscoルータやスイッチのコンソール上から、複数の宛先に対して、連続してPINGを実施するものです。LAN上から複数の宛先にPINGを実施するツールとしては、ExPingが有名ですが、ExPingの動作をコンソール上で行うようなツールだと思って下さい。

ネットワーク機器を取扱っている多くの技術者は、Tera Term Proに、なじみが深いことと思います。Tera Term Proは、非常に優秀なマクロ機能を持っていて、マクロを利用することで、いろいろ自動化させることができるので非常に便利です。このようなソフトウェアをフリーウェアとして公開している作者の方には非常に感謝しています。

このツールは、Tera Term Pro2.3上のマクロで作成されており、マクロの動作で、複数の宛先にまとめてPINGを実行します。このツールを、作業前、作業後の確認用として、または簡易的な死活監視用として、簡単に使用することができます。Cisco技術者にとっては、このツールを持っていても、損はないと思っています。

このマクロを作成する上で目指したことは、『誰でも簡単かつ正確に行えること』ですので、ネットワーク技術者の方々にとっては、一度使用してみれば、即活用できることと思います。このマクロ自体は、フリーウェアとさせていただきますので、是非一度ご使用になって下さい。


ダウンロード

こちらからダウンロードして下さい。(2003/4/29 Release)


使用方法

簡単な流れを書きます。(操作上で難しいことを一切排除しました)

データファイルについて

データファイルはテキストファイルで作成します。以下に従って下さい。


データファイルの例です。
172.16.3.254 東京本社ルータ
172.16.3.221 東京本社1F フロアスイッチ
172.16.3.222 東京本社2F フロアスイッチ
172.16.3.223 東京本社3F フロアスイッチ
172.16.3.1 東京本社 DHCPサーバ
172.16.6.254 大阪支社ルータ
172.16.6.221 大阪支社1F フロアスイッチ
172.16.6.222 大阪支社2F フロアスイッチ
172.16.6.223 大阪支社3F フロアスイッチ
172.16.6.1 大阪支社 DHCPサーバ


また、次のような規則も使用できます。

これらを有効に使用するとデータファイルを見やすく記述することができます。データファイルといえども、見た目は重要ですよね。このあたりにも力をいれたつもりです。


先ほどのデータファイルに対して、これらの規則を適用してみると、こんな感じに記述できます。

#
# ○○○○ ネットワーク IPアドレス一覧
# (200X年XX月現在)

* 東京本社
172.16.3.254 ルータ
172.16.3.221 1F フロアスイッチ
172.16.3.222 2F フロアスイッチ
172.16.3.223 3F フロアスイッチ
172.16.3.1 DHCPサーバ

* 大阪支社
172.16.6.254 ルータ
172.16.6.221 1F フロアスイッチ
172.16.6.222 2F フロアスイッチ
172.16.6.223 3F フロアスイッチ
172.16.6.1 DHCPサーバ


どうでしょうか。だいぶ見やすくなったと思いませんか? このデータファイルの書き方でもしっかりデータファイルとして成り立っていて、マクロはしっかり動作します。
なお、サーバなどのhostsファイルを、そのままデータファイルとして流用することも出来ます。


動作確認

Tera Term Proが動作する環境であれば、基本的にマクロの動作には問題はないと思いますが、当方では、以下のOSで正常に動作することを確認しました。

Microsoft Windows 98 Second Edition
Microsoft Windows Me
Microsoft Windows 2000 Professional
Microsoft Windows XP Professional

また、TeraTerm Pro 2.3に日本語化パッチを施したものにおいても正常動作の確認をしています。


PINGの判定基準


Ciscoルータやスイッチでは、標準PINGと拡張PINGの2種類がありますが、このマクロでは、以下の標準PINGコマンドを使用しています。

PING xxx.xxx.xxx.xxx

判定基準としては80%以上(5回中4回以上成功: !!!!! あるいは .!!!! )でOKとしています。
3回でOKとしないのは、!.!.! という不安定な疎通を排除する為です。

このあたりの判定基準を変更出来るようにしたいとは思っているのですが、今のところ、カスタマイズは一切出来ません。マクロを直接編集すればどうにでも出来ますが。

このマクロを作成してから1年余りが経過しました。その間に、実際に使用してみて、機能追加やバグFIXなど、見直しを行ってきました。その成果もあり、最低限必要にして十分の機能は持っており、誰でも、どの環境においても、マクロの動作
については、満足していただけると思っています。

使用してみて、ご意見、バグ等ございましたら、お待ちしております。
E-Mail:y_isk777@yahoo.co.jp


注意点

TeraTermProでログモードでマクロを実行すると正常にマクロが動作しないケースがあります。これはこのマクロに限ったことではなく、他のマクロでもこのような状況が発生します。
マクロ実施時にはログモードを解除した方が良いと思います。


アドインプログラムのご紹介

連続してPINGを行うということで、このツールを使用する方は、特定の業種の方に限られてしまうかも知れませんが、是非一度ご使用になって見て下さい。

このツールがもっとも効果的なのは、宛先が数百ぐらいある場合で、作業前後にネットワーク機器の死活状況を確認するようなケースです。大規模なネットワークを取り扱う技術者には必携!?ではないでしょうか?逆に宛先が数個であれば、マクロを使用するより手入力の方が断然早いです。数十個ぐらいの宛先の場合は微妙ですね。。。

さて、このツールではひとつだけ不便な点を残してあります。それは、データファイル名を、手入力しないといけないという点です。マクロを実行すると次のようなウィンドウボックスが出てきます。
ファイル名の手入力でも全く構わないという方は、そのままお使い下さい。
(マクロ自体はフリーウェアです)


 inputbox フリーウェア版では、データファイル名を手入力します。


ただし、あるプログラムをアドインすることによって、データファイル名を手入力ではなく、下のようなダイアログボックス上からファイルを選択出来るようになります。これによって、より簡単にマクロを使用できるようになります。
(アドインプログラムについてはメールウェア(無償提供)とさせていただきます。次のメールアドレス宛にご連絡下さい)
E-Mail:y_isk777@yahoo.co.jp

dialog




著作権・再配布等

マクロとアドインプログラムについての著作権は、当方が持ちますが、使用・改造・再配布などは自由に行っていただいて構いません。改造した場合は、同じ名前での配布はご遠慮願います。また、アドインプログラムの再配布についてはご遠慮させていただきます。

マクロはテキストベースですので、マクロのソースをみただけで、アドインプログラム相当のものが作成できてしまう方もいらっしゃることと思います。これについては、当方は一切関知いたしません。

なお、このツール(マクロ)の使用により生じた損害等については、当方では一切の保証や責任を負いません。バグなどについては可能な限りでの対応をしたいと思いますが、当方が修復の強制を負うものではありません。

Ishikawa (2003/5/5)