ほらふきだんしゃくてきぐこーろく

タダほど高いモノは……??

 

2005年01月21日

 

さて、『BE FREE!』の巻

(指定BGM: 7 Seconds / Young, till I Die ! )

 

 

吾が輩の中で “漫画家・江川達也” 氏が燦然と輝いていたのは、ただこちらの作品を手がけておられました時期のみでございますナァ……そんな感慨はさておきまして、FREE と申さば “自由” よりはむしろ “無料” の意ほうがお馴染みではございませんかと。特にこれだけ PC が普及しました昨今なれば、誰しも一度は 『フリーソフト』 なる言葉をお耳にされたのではないかと存じ上げます次第。

 

ジャンルはそれこそ千差万別にわたりまして、キリが使用頻度の高いソフトをお好みでチョイスし、立ち上げる簡便を講じましたランチャーのたぐいから、ピンはなんとコンピュータ・ウィルスの対策ソフトまでございますのがこのIT時代。それもネットで探しますれば、幾種類かはかならず見つかるという具合でございますから、いやはやまさに 『知らないとソンをする』 時代でもございますかナ。

 

その中でも白眉と思われますのは、OPenOffice.org”(以下OOO) なる汎ビジネス統合ソフト。これまではマイクロソフト社のOffice2000(注1)を、アップグレードもせぬままにずぅっと使い続けておりましたのでございますが、こちら OOO はフリーソフトでございますこと以前に、インストーラーのサイズそのものがコンパクトでしたことに加えまして、有志の方々で綴られております FAQ もMS社のそれより判り易そうでしたので、ものは試しとインストールしてみました次第。

 

こちらには日本語版もございますうえに、およそ現在の事務作業にて必要とされますソフトはひと通り揃っておりまして、公のサポートがない以外は大手メーカーの製品版と比しても遜色のない出来でございますワイ。話に聞きましたところでは、ヨーロッパの公共機関にては事務作業に使用しますソフトは、こうしたオープンな存在の物を取り入れますよう義務付けが始まっておりますのだとか……その確たる理由までは存じ上げておりませぬが、遠からず製品納入時の費用の発生と、各メーカーへの公平性云々を斟酌せずに済むからではございませぬかと愚考いたします次第。

 

──ともあれ、今回はオーソドックスにワードプロセッサ、表計算、HTML編集、図形描画(ドロー系)をインストールしてみましたワイ。ファイルの互換性につきましては、もちろん問題ございませんことは申し上げるまでもございませんが、吾が輩とくに興味がございましたのはHTML編集ソフト。吾が輩がこれまでに使用して参りましたのは、こちらも随分と昔に購入しましたままの Dreamweaver3(注2)。謂わずともがなヴァージョンアップなどしておりませず、使い勝手はともかくも、表示サイズの限界(注3)や有効表現機能がたまらなく野暮ったいのは致し方ございませぬコト。

 

そちらに輪をかけまして、『いい加減そろそろ代替品を考えませぬとナァ……』 と、吾が輩の眉根を寄せさせますある使用上の問題点が……こちらDreamweaver3。なにより便利なのは、イメージしたHP画面を直感的に編集できます点。どこに画像を置き、どんな文章をこんな色で配置しようと、HTML文書を存じておりましょうがおりますまいが、思うさま自在にデザインできますのが抜群の魅力──要しまするにタグを自動で埋め込んでくださいますのでございますが、こちらがまた諸刃の剣。

 

例を挙げますれば、文字の色やサイズを変更したりしますと、そこで新たなタグが発生しますのはマァ普通でございますが、その際に余計なタグまで、何も言わずにいつの間にかこっそりと、家族の誰にも気づかれないようにお届け(注4)……もとい、増量してくださいますのが珠に疵。こちらに気がつきましたのは “戦闘録” の頃でございまして、ただリンクを増やしていくだけの作業や、トップ・ページの文章を更新するだけなのに、やたらに処理が重くなりますのがまことに不審でございましたので、HTMLソースをチェックしてみましたらマァ大変!! あるはあるは不要タグの数々。どうやらこれらは、作成画面で文章だけ消しました際に、当て所もなく残りましたものでございます様子。

 

以降、必要最低限の文章と画像を揃えましたいわゆる “ひな形”(注5) を用意しまして、そちらからソースと睨めっこしつつ更新作業に入るようになったのでございますが、それでも細かく見ますれば、チラチラと散見されます要らないサイズや色指定タグ。かなりの量となりました “戦闘録” のレポHPも、あるいはもっとサイズを減らせるものが少なくないのかもしれませぬ……とは申しましても、いまさら再編集作業などやっております時間などございませぬが。

 

もともとは、Windows98 付属のFrontpage Express からHP作成に入門しましたのが最初の吾が輩(注6)。こちらが Win2k にアップグレードしましてより、ProgramFiles フォルダ内に名前こそ見受けられますものの、何故(なにゆえ)かラインナップより外されてしまいましたので、仕方なしに Dreamweaver 導入、とあい成ったわけでございますワイ。さるにても Frontpage Express。MS社の製品しましては、おそろしく使い勝手のよい良質ソフトでございましたナァ……。出来ますれば、また使ってみたいものでございますワイ。

 

それ故に、これだけ便利なIT時代でございますからもっと簡便なWebデザインソフトが開発されているはず、とベクターさんなんぞを拝見したりはしておったのでございますが、如何しましたものかレイアウト画面で直接編集できますソフトはほとんどございませんで、良くてHTML編集画面とプレヴュー画面の即時切り替えが可能な程度で、フロントページやドリームウェーヴァーのようにはいきませぬ次第──技巧的、ないしは機能的な特許でもあるのでございましょうか??

 

──そんなこんなで、OOOのHTML編集ソフトもタグ編集ではなくデザイン画面から直接手を加えられます優秀な作りなのが判明しまして、吾が輩手放しで 『これは凄い!』 と驚嘆したものでございますが、いかんせん基本がワードプロセッサ仕様でございますゆえ、大きさの単位がB4とかaとか、Webデザインと申しますよりは製版デザイン系の作りなのが、慣れますにしましても大きな障壁であります観は否めませぬかと──されど、文章のデザイン中心にいろんな設定が可能な分、かなり凝ったレイアウトもできそうな印象も。とにもかくにも、まずは色々といじってみますか……。

 

OOOの評価を採集いたしますのと平行しまして、いくつかソフトウェアのリンク集を廻ってみましたり、さらには大滝よしえもん閣下が Netscape Composer にてHP作成を手がけられてますことを考慮に入れつつも、やはりより “直感的に使える” Web製作ソフトを探しておりましたら、NVUなるフリーソフトを発見いたしました次第。

 

こちらNVUは、もう拝見したまんまの 『こいつは使える!』 と、思わず嬉しくなってしまいます垢抜けたデザイン。機能も豊富そうで、検索をかけますればその筋ではかなり話題に上られて久しいご様子。日本語のフォントも対応しておりますが、ただ現時点では本ソフトの日本語版や日本語化パッチもございませんので(注7)、やはり慣れが必要かと。されど各国からローカライズ化の申し込みが数多く寄せられておりますそうで、制作者サイドの今後の対応に期待されますところでございますナ。

 

今回はお話がWeb製作ソフト中心になってしまいましたが、他にも音楽プレイヤーやタブブラウザ(注8)、ファイヤーウォール等、フリーソフトで十二分にお世話になっております部分は多々ございますが、さすがにウィルスチェックだけは製品版でないと安心できませぬワイ。吾が輩は信を置いておりますのは、シマンテックさんのノートン先生でございますワイ。

 

吾が輩がノートン先生に信を置きますには、もちろんそれなりの理由がございまして――ある時弐号機を再インストールしまして、こちらに某有名フリー系ウィルス駆除ソフト(注9)を試しにセットしたのでございますワイ。まだファイヤーウォールの重要性まで安全意識が芽生えておりませんでしたうえに、折しもその頃はワーム系ウィルスが猛威を振るっておりました次第――して、ノートン先生が管理されております初号機では、

 

『貴様(きさ)〜ん!とろくさーチャットばかましよったらだちかんでがんすよ!』

 

(注10)、めざとく警告を発してくださっては、秘密警察なみの手際で始末……もとい、駆除をしてくださいますのでございますが、一方の弐号機はやたらに天下太平の様子。手動でチェックをかけてみましても、

 

『おやおやボス、このボクが常駐しているからにはノー・プロブレムさ!ハッハッハ〜

 

と言わんばかりの、まるで西海岸あたりのマッチョなヤンキーばりにざっくばらんなスキャンをかましてくださいます始末。そのあまりにフランクな管理っぷりはさすがに不安を禁じ得ませず、仕方なしにバンドル品のノートン先生にに切り替えてみますと、『ノートン情けなくって涙が出てくらあ!』 と、真っ赤になって怒り出しました次第。

 

――そんなこんなで、以来チーズが一切れありますれば、ノートン先生と吾が輩とで半分コ。疲れて寂しくなりましたら、涙も二人で半分コという二人三脚の日々が続いておりますワイ。セキュリティ面だけは仕方がないにしましても、あとは Windows互換の FreeOS が出てきましたら御の字なのでございますがナァ……。Tron や Linux という選択肢ももちろんございますが、そうなりますとドライバの面や、対応しておりませんフリーソフトが出てきますので本末転倒になってしまいますし、ハテ……。

 

 

 

 

 

 

注1:購入したのは確か1999年。

注2:Macromedia社製品。購入年代はすでに忘却。

注3:1024×768が最大。

注4:ヒサヤ大黒堂のエージェントは、CIAにも匹敵する隠密スキルを持っていらっしゃいますに違いございませぬワイ。

注5:ちゃんと電話帳大の解説書まで購入して勉強しましたワイ。

注6:イエローキャブが良心的だった時代の代表。どストライクで好みでございましたナァ……。

注7:かつては存在したっぽい。

注8:本来的にはIEそのものを削除したいですワイ。あまりに危険でございますゆえ。

注9:特に名を秘す。

注10:吾が家のノートン先生はスカンジナビア訛り。

 

 

 

 

 

 

おいおい、そっちじゃないぜ!

 

 

2005.01.21 (C)Mephistopheles von Münchhausen

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