ほらふきだんしゃくてきぐこーろく

やはり “大人もできるゲーム” でございませぬと……

 

2005年03月18日

 

さて、『FF XI始末記の巻

(指定BGM: Bauhaus / Crowds )

 

 

もはや三月も半ばを過ぎまして、年度末もいよいよ押し詰まろうというところ。いろんな意味で “締め” の作業が、皆さまの周囲でも行われているのではないかと愚考いたしますほらふき男爵でございます。

 

今更ながら吾が輩も普通免許の 『初心者』 期間が明け、仕事の面でも正社員登用の機会に浴するという幸運もございまして、一方ではこれまで未練たらしく引きずって参りました “物書き” への執着に見切りをつけることと相成りました次第。今後“面白いシロウト” を新たな目標といたしますことで、これまで通りこの愚考録の更新だけは続けて参ります所存。ですので、基本的な部分では取り立てての変化はございませなんだが(笑)。

 

マァこれまで商業的実績が皆無のクセに、妄念ばかりをよく継続させてきたものと吾ながら惚れ惚れする限り(注1)でございますが、これにて脳エネルギーを消費します作業が軽減されますゆえ、より “お笑い” ネタの推敲に磨きをかけていきたいものでございますワイ。

 

その関連で、プレイにやたら時間を必要とします FFXI もアカウントを解約いたしました次第。およそ二年と三ヶ月ほどヴァーチャルな異世界に遊びましたが、実質的に熱中できましたのはおそらく最初の半年程度で、そのあたりから良識がございます社会人(注2)でございますれば、ふと客観的に自分を見る瞬間に出くわしますはず。以後はテキトーに暇を持て余しては時間つぶしにログインするくらいで、積極的にパーティ戦に加わるでもなく、一人で戦い目当てのクリスタルを集めましたうえで、調理やら木工やら、合成スキルを上げたりしてお茶を濁したりしますものの、究極としてはジョブのレヴェルが上がりませぬことにはクエスト(注3)やミッション(注4)をはじめとしまして、冒険範囲も内容も頭打ちになり、結局はやる気そのものも霧消していくこととなるワケでございますワイ。

 

ここ半年は月に1〜2度という倦怠期の夫婦さながらのログイン具合でしたので、とくに削除におけます身辺整理や挨拶まわりなどの手間はございませんでしたが、吾が輩には商才がございますものか、調理でこさえました食物を競売にて売却し、その純益がじつに101万ギル(注5)にもなりました次第。

 

して、吾が輩が如何にしていささかながら富を築けましたかと申しますれば、そちらはひとえに競売におけます “売り値” のコツを掴みましたからに他なりませぬ次第。とは申しましても、昨今巷を騒がせております巨大マネーゲームのような大仰なお話ではございませんで、値段設定をいたします際にチト “買い手” の心理をば斟酌いたしますだけでOK。そのうえ、『キャン!』 と言ったらキャンセルできますのも大きな魅力……ともあれ、これまではいずこに商売敵がいるとも知れませんでしたゆえ、これまで沈黙を守って参りましたが、アカウントが無くなってしまいました今となりましては、せめて愚考録をご愛読いただいておりますお客様サービスとさせていただきますことで、ご随意にお役立ていただけましたら幸甚の至りでございますワイ。

 

まず市場の原理としまして、相場が500ギルのお品がございますれば、そちらの値段内で最も安価に設定をされたお方から落札されていくのが当然のコト。ですので出品者の方々も損をせず、かつそれなりの儲けが出ますよう値段を設定するのでございますが、そこですでに買い手との心理的な 『駆け引き』 が始まっているのでございますワイ。

 

ざわ……ざわ……と不穏にざわめく競売場。さよう、漫画で申しますなら “賭博黙示録 カイジ” の福本伸行氏の筆致でございます。そも、買い手にしてみましたところで1ペリカ……もとい、1ギルでも安く購入したいと考えますのが人情。それゆえに相場 (ここ十数回の落札履歴が参照可能) から幾らか値切った額から始めてみるものでございますが、たいていは前回落札値段からマイナス10ぐらいからがいいとこ。それ以上となりますとさすがに面倒臭さが先に立ちますものか、あまり試そうとされるお方もいらっしゃいませぬご様子……だが、それこそが盲点っ(注6)

 

要しまするに、どちらかと申しますればこちらの策は買い手心理のウラを見越しつつ、かつ時に50数名にものぼります “売り手” たちをを出し抜くための手段と申せましょう。売り値の設定もやはり手間なものでして、『損はしたくない。されど売れないことには意味がない』 という現実と、出品一回につききっちり手数料を取られますうえに、規定日数を越えますれば返品されて参りますシビアなルールもございますので、売り手の方々もそれなりに頭をひねられてはいらっしゃるようなのでございますが、哀しいかな、おおよそは相場からマイナス10程度の設定値に集中してしまいがちのご様子。そして、あとひと手間をかけようという発想までは、なかなか至らないのも同様の事実でございました次第。

 

そこで、吾が輩は決まって設定値の末尾を例外なく “88” としておりましたのでございますワイ。もちろん、金額の大小によりまして 『〜98800』 などとケタを変えたりの工夫は忘れませぬ。また、売りに出します地域選びも重要にございます。ジュノは手数料が法外でございますゆえパスでございますが、一番捌けますのは近くに中級レヴェルの狩場がございます土地。吾が輩の場合はメインキャラがサンドリア、倉庫キャラがバストゥークでしたので、調理のスキル上げで大量にこさえましたヤグードドリンクメロンパイなど(注7)のモトを取りますべく、どうしても完売させずにはいきませんでしたのでございます。

 

バスからはコロロカに出られますので、先述のふた品に加えましてミスラの山串飛ぶように売れまして、意図せぬこととは申せ、かなり幸運な配置であったと思いますワイ。競売場の履歴におのれの名が連なります様を眺めますのは、けっこう気分がいいモノでございますゾ! またサンドはコンクェスト一位になりますれば、けっこうニーズの高い食材がレンブロア食料品店にて手軽に入できますので、あるいはやり様によりましては調理ギルドのございますウィンダスよりも重宝するやもしれませぬ。 また、中にはやはり売り手巧者もおられますゆえ、さらに出し抜きますにはダンピングも辞さない覚悟も時には必要でございますワイ。

 

――して、現実の世界でもなまなかには貯められませぬ100万ものお金を、吾が輩どのように消費したものかと申しますと……こちらはそのまま削除してしまいますには勿体のうございますゆえ、吾が輩みずから “ありがとうパーティー” を設けさせていただきまして、友人知人一同を招待させていただきました次第。会場にと屋形船を借り切りまして、芸者をあげての一大どんちゃん騒ぎを執り行いました次第……と申しますのは真っ赤なウソになりまして、冒険を始めましたごく初期より仲良くしていただきましたとあるミスラの女の子に全額送りつけるという “新手の嫌がらせ” じみました処分にて済ませましたワイ。さるにても、現実世界ではそうそうできませぬダンディな別れの締めくくり……吾が輩、ちょっとしたアラカン(注8)あるいは館ひろし氏でございますカナ。

 

こちらのミスラ娘も後半から音信が途絶えがちでしたものの、時節の折々にお年賀をいただきましたりしておりましたので、彼女にはきちんと “退会” の旨を伝えますととともに、感謝の念として贈らさせていただきましたのでございますワイ。後日、感謝ならびに哀惜のメッセージを彼女からいただきました。いまどきの娘さんにしましては、ホント律義なお方でございますナァ。

 

もちろん、冒険中にはこちらにて紹介しますに足りますエピソードなども多々ございますゆえ、サテどうしたものかと思案しておるのでございますが……それこそ吾が輩に “同人誌” を作成できますほどの画力がございますれば、『水木しげる先生』『福本伸行先生』 のタッチで書き綴りたいほど。文章のみで終わらせますには少々惜しゅうございます体験の数々、いかにまとめましょうかナァ……。

 

 

 

 

 

 

注1:『自分が一番スキ!』 なのはルー大柴レヴェル

注2:“廃人” はハナから話になりませぬワイ

注3:異世界ヴァナ・ディールの住人からの頼まれ事をクリアしてポイントを上げる。

注4:所属国から請け負う仕事。貢献ランクが上がると飛空艇に乗れたりするようになる

注5:ヴァナ・ディールにおける通貨。

注6:カイジ風味。

注7:ギルドのアドバイス通りに作ってもスキルは必ずしも上がらないので、競売で売れ筋の品 (←魔法効果などがある) を作り続けるのが吉。

注8:故・嵐寛寿郎御大。

 

 

 

 

 

 

おいおい、そっちじゃないぜ!

 

 

2005.03.18 (C)Mephistopheles von Münchhausen

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