ほらふきだんしゃくてきぐこーろく

吾が輩におけます “心の名作” No.1ゲームでございますワイ!

 

2005年03月25日

 

さて、『あくまをころしてへーきなの?の巻

(指定BGM: 女神転生U / 魔界での屋外BGM )

 

 

今回はふと思い出すところがございまして、またぞろで恐縮でございますがゲームのお話にございますワイ。

 

こちら 『女神転生U』 は、それこそもはや20年近くの歴史を誇ります、不肖吾が輩めが申し上げますまでもなく “名作” ソフトでございますが、当時の発売はナムコットさんからでございました。この当時……遡りましてはファミリーコンピューター発売当初から、吾が輩は意識的に距離を置いておりまして、これまた同社の不朽の名作 『ゼビウス』 以外は、ほとんと触れますことなく過ごしてきたものでございますワイ。

 

その何故としましては、すでにPCを所持しておりましたので、ファミコンなんぞよりもグラフィックも内容も格段に素ん晴らしいゲームが随意にできましたことと、それこそPC-6001の頃よりコンピューターに触れております吾が輩から見ますれば、かのゲーム機ごときはガキ向……もとい、“お子ちゃま向け” 玩具にしか映らなかったのでございますワイ。

 

そんなこんなで、幾つか世間で大ヒットとなります作品がメディアを騒がせましたり、社会現象にまでハッテンします浮かれ様を、吾が輩は完全に蚊帳の外から携帯用ベープを焚きながら、『踊る阿呆に観る阿呆。それを眺める嫌みな貴族』 を決め込んでおりました次第。なにより吾が輩がファミコンを忌避いたしました要因としまして、コントローラーを操作します腕が、キャラクターにつられてあっちこっちに飛び跳ねております(注1)ガキ……いえ、いい齢をした連中にもおりましたので年少者に限りませぬが、あちらを拝見しますたび、吾が輩痛切な思いに駆られて止みませんで、『かわいそうに、ばかなのだな……』(注2)と、どうにも直視が叶いませんでした次第。

 

また、ゲームそのものに注意が向きませんでしたのも確か。パンクやら小説やら、さらには……フフフ。いえ、これは失礼をば。ともあれ、当時は女の子より縁遠い存在でしたファミコン。そちらがイキナリ吾が輩に迫ってまいりましたのは、とある雑誌が関わっておるのでございますワイ。

 

その雑誌とはこれなん 『ファミコン通信』。こちらは吾が義弟が購読しておりましたのを、企画の面白さと記事の切り口ならびに文章の巧みさに惹かれ、ゲームはせずとも毎号拝読させていただいておりました次第。そんなある日、ふと吾が輩の目を引きます記事が。

 

当時ミルトンの 『失楽園』 などから、キリスト教におけます “二元論” の教義的な構造に興味を持ち始めた頃でもございまして、そんな “悪魔” の首領級たちを向こうにまわし、ストーリーが進んでいくRDP(注3)……もとい、RPGと聞かば、どうしてプレイせずにおられましょうか!(いや、プレイせずにいられない:反語表現)

 

幸い義弟の友人に所持者がおりましたので、借り受けましてさっそくプレイ。ストーリーそのものの奥深さは二度目にゆっくり噛み締めさせていただくことにいたしまして、まずはゲーム・システムの斬新さに新鮮な驚きを覚えました次第。なにより8ビット家庭用ゲーム機におけます描画性能の限界を逆手に取りました、ゲーム世界のなんたるかを記憶層に深く印象づけるに足ります “ささくれた” グラフィックスと、戦闘時におけます物理・魔法・精神の各攻撃を効果的に訴えてきます視覚的表現の工夫(注4)などが、吾が輩を瞬きます暇(いとま)もなくとりこにしたのでございます。

 

さらには登場して参ります数々の悪魔たちも、各部分の流用こそありますもののモンタージュの要領で細かく組み替えを行い、似て非なるものにきちんとマイナーチェンジをほどこしてありますのも新機軸な職人芸。よく某有名RPGなどでございますれば、同一モンスターの配色のみをば変更して登場させ、お茶を濁しますうえに敵の数を水増しするというコトは多々ございますが、いやはやこちらのビジュアルに対しますこだわりのほど、ほとほと感服つかまつります次第にございますワイ。

 

ならびに、敵対悪魔のステータスまでも、文字ではなしに直上の小キャラのポーズで一目瞭然なのもいいセンスでしたかと存じ上げますナ。 またBGMもよろしきを得ておりまして、『さすがはナムコ。ビデオゲームミュージックは伊達ではございませんナァ』 と感嘆しますことしきりでございましたワイ。 ただ、のちのメガテン・シリーズでも言及されますのは、“3D迷路” がファミコン世代は苦手、なのだとか。吾が輩はそれこそPC版 『ウィザードリィ』 にて鍛られましたゆえ、何の苦もなく進むことが叶いましたが……やはり、『かわいそうに、ばか(以下略)』 と思わざるを得ませんでした次第。

 

こちらが放言でございませぬ証拠に、吾が輩は27才当時まで(そして恐らく現在も)銀座の地下街は目をつぶってでも意図する場所まで移動を果たします自信がございますとともに、後続の 『女神転生 if …』 までの屋内マップは、すべて方眼紙ノートをば購入いたしまして、ちいさな事からコツコツと自分で作製しておりました次第。 まったくをもちまして、『マッピングもできませぬ癖に、RPG大好きとか吐かすな!』と、吾が輩声をラウドに申し上げたいくらいでございますワイ(注5)

 

また、登場しますモンスター=悪魔の種類や名称もとんちアイロニィが効いておりまして、パンクス(注6)(←ほぼ最弱)からメタル系に至りますロッカー連中や、それこそ(80年代後半)当時隆盛を極めておりました “ボデコニアン” らのなれの果てに襲われましたり、巨大化した真っ赤な “デッドロブスタ” などの命名は近未来オカルトRPGならでは。こちらの “諷刺” と “諧謔” の精神は、後代にも脈々と受け継がれまして、さらなる独特の “クリーチャー群” をば続々と造り上げられていくのでございますワイ。

 

さらには、各悪魔が出現します際に幾つかの前兆パターンがございまして(注7)、同系列の敵性悪魔と親性悪魔はやはりおなじ前触れとともに現れるのでございますが、物凄くささやかながらも感覚的に伝わって参りますビミョーな違いから、吾が輩ほぼ100%で登場悪魔を察することが叶ますようにまでなりまして、『次はエイみたいな青いのが出ますゾ!』 と次から次へと的中をばさせまして、義弟を驚嘆させもいたしました次第。

 

それほどまでに熱中いたしました、『女神転生U』。攻略本もよく出来ておりまして、まさに少し前の世代で言われますところの 『クジラは棄てる部位(ところ)がない』 のと同じく、余します所なく楽しめました次第。その後も、『真〜』 より連綿と “神話” を紡いでおります 『メガテン』 シリーズ。吾が輩がその作品を追いましたのは 『ペルソナ2 罪&罰』(注8) までとなりまして、実際封を切りまして(一通りの)プレイをいたしましたのは 『デビルサマナー』 までとなります次第。もはや20代も後半になりますれば、わざわざ時間を割いてまで謎解きをしようなどという酔狂な気など起こりませんで、かの 『PzF』 のように時間内にそれなりの結末のございますゲームにシフトしてしまいましたのも致し方ございませんかと……。

 

現在は、それこそゲームの初期より設定にございましたネット回線に対応しました 『オンライン版』 もリリースされましたとか。スペック的には吾が輩の “FF専用機” で充分まかなえるものと存じ上げますが、そのFFに終止符を打ちましての昨日の今日でございますゆえ、とてもで開始いたします気にはなれませぬがナ。

 

さるにても、デジタル化されました悪魔たちはどのような状態でコンピューター内にストックされているのでございましょう……やはり、ファイル? 拡張子 “.ddf ” Digital Devil File) とかでアイコンはサムネイル表示になるのでございましょうか。そうなりますとノートン先生(注9)が見逃すはずもなく、何やかやとイザコザがあったりするのかも……。まぁ、OSがMS社の粗製OSの系譜のままであったりしますれば、いつまで経っても無くなりそうもありませぬセキュリティホールから、悪霊も邪鬼も出入り自在の大カオス状態に陥りまして制御不能になりそうでございますがナ。

 

――そんなこんなで、やはり一回では語り尽くせませぬ 『女神転生U』 。次回も引き続きまして後継もふくめましたゲームシステムならびにストーリーにつきまして申し述べさせていただきますワイ。

 

 

 

 

 

 

注1:“スーパーマリオBros.“ のようなアクション系に多かった

注2:吉田戦車氏 『戦え!軍人くん』 より。想像ファミコンでマリオBros. をやるお話

注3:ブラジリアン・ハードコア・パンクの雄。

注4:魔法を例に取らば、『炎=赤』『氷=青』『念波系=黄』 の衝撃が、敵からは放射状、味方からは求心状に洟垂れ、もとい放たれますワイ。

注5:手書きマップの利点としましては、ダークゾーンの壁の向きなどが書き込める(攻略本は隠したままのが多い)コト。それだけ

注6:当時よく義弟より、『なかまをころしてへーきなの?』 と揶揄されたものでございますワイ……(笑)。

注7:恐らくそれぞれが属します地水火風の四大元素に関連があるものと思われますワイ

注8:手元にございませんのが恐縮でございますが、吾が輩たしかに “罰” までは購入してございますはず。

注9:遠からず 『Light - Law属性』 には違いございませぬでしょう……。

 

 

 

 

 

 

おいおい、そっちじゃないぜ!

 

 

2005.03.25 (C)Mephistopheles von Münchhausen

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