ほらふきだんしゃくてきぐこーろく

ある意味アナログ盤のほうが耐久性がありますかと……。

 

2005年05月06

 

さて、『CDの寿命?の巻

(指定Album: Crass / Feeding Of The 5000 )

 

 

先日こちら愚考録の更新をいたします際に、サテ作業用BGMをいかがいたしたものかと思案の末、英国は Crass Record 傘下のバンドをオムニバスにしました “Circle A Side” の#1をチョイス(注1)。こちらは購入しましてよりすでに10年は経ちましょうかというくらいの懐かしいCD。

 

そもそも Crass Record とはこれいかに……パンク勃興期におきまして、The Crash に触発されました“元ヒッピー”連中が結成いたしましたバンドでございまして、1stシングル 『Realy Asylum』 を作製いたしますも、歌詞の過激さからレコード会社よりリリースを拒否されましたことから自主レーベルを発足。辛辣な政府ならびに体制批判はステージ上に留まりませず、“反戦・反差別・反暴力” を旗印に、アートワークや果ては街頭デモにまで活動の幅を拡げまして、初期パンク以降のいわゆる “ハードコア・パンク” の気骨や “在り方” の基礎を築きました、その筋ではかなり偉大な面々のでございますゾ。

 

そんな Crass を慕って参集しました連中でございますゆえ、まず 『メッセージありき』 にございまして、音楽性は二の次三の次(笑)(注2)。思い思いの感性を思い思いの表現にて披露しておりますために音のヴァリエーションはことのほか多うございますゆえ、各バンドのスタンスを愉しまれますだけでも、お耳にされまして一興となりますかも……マァそちらはお好きずきでございますが、そんなCDを半ばまで聴き進んでおりましたらイキナリの中断

 

ミニコンポではなくPCのDVD+RドライヴでございましたのでそちらのLEDシグナルを見てみますと、何やら読み取りに難渋しております様子。 PC用ドライヴにてデータが拾えないとなりますれば、こちらは品質に拘わります一大事。されど吾が輩数日前にYahooのニュース・トピックスにて 『CDの記録層の耐久年数は意外と短い なる記事に目を通しておりましたので、『まさか、吾が家のCDに限りまして!』 とは思いつつも、読み取り面に異状がございませんことを確認しましてから、試しにオーディオデータとしてではなく “単純なデータ” として読めますかどうか、とリッピングしてみました次第。

 

――すると、こちらもやはり半ばで作業速度がガクリと極端に落ち、そこから30分ほど費やしましてようやく終了にこぎつけましたものの、その辺りの曲はあちこちにノイズが入っておりましたことから、もはや記録層そのものに問題がございますと判断……マァ自主流通製品とは申しましても、きちんと(しておりますかどうかまでは定かではございませんが)工場にて生産されておりますはず。

 

こうなりますと Crass Record 関連のCDは疑わしくなりますもので、そのうち数枚をばリッピングしてみましたところ、特に問題は生じませんで胸を撫で下ろしました次第。そうしまして、以後は時間を見まして手持ちのCDをリッピングしているのでございますが、“殺害塩化ビニール” がかつての看板バンド、猛毒のベスト2(4枚組)にも若干の不鮮明データがございました次第。 さるにても、かつてCDが世に出ました際に学研『六年の学習』 (のほうでございましたかと)にて、今は亡き内山安二画伯のペンによります情報まんがの中で、

 

『コンパクトディスクは針を使わないで光で情報を読み取るから、半永久的にクリアな音楽が聴けるんだヨ!』

 

という紹介っぷりでございましたが、まさか四半世紀あまりでその理想がやぶれてしまいますとは……まさに “諸行無常” もここに極まれり、でございますナ。

 

―― して、昨今ではCDは購入いたしましたそばからリッピングし、データとして纏めまして別途私家版CDに焼いております次第にございますが、ここで気になりますのがファイルのビットレート。 もとより吾が輩が所持しておりますCDは先述の “ハードコア・パンク” がほとんどでございますゆえ、さほど音質には重きを置かずにおりましたのでございますが、やはり “バックアップ” の意味合いを鑑みますれば秒間の転送量は多いに越したことはございませぬのが道理。

 

このあたりは、周りのシリコン・オーディオ使いにいかがなものか訊いてみます必要がございますナァ……。自宅にては 5.1ch 対応サラウンド・スピーカがございますゆえ、いい音質でございましたらそれなりにいい響きを聴かせてくれるのでございますが、通勤の行き帰りは電車と地下鉄車内でございますゆえ、環境的に高音質であります必然性がないのが現状……されどこれまでは128kbpsでリッピングしておったのでございますが、せめて192kbpsくらいに上げましょうかナァ……。

 

 

――などというお話を、メイド喫茶にて常連さんを交えて歓談しておりましたら、

 

『 DVD もおんなじなんですかネェ? だったら、FF X(テン)とかもできなくなっちゃうのかナ。やだァ』

 

と、メイドさんの鋭い指摘が。CDないしは映像用DVDのバックアップは可能でも、おそらくプレステ2のゲームでございますれば、バックアップいたしましても本体が “違法ディスク” としか認識せずに作動しない公算が高うございますナァ……なるほどメディアとしての寿命のみならず、製品としての使用の可不可をも突いた深い洞察力。さすがは、吾が輩が贔屓にしておりますお店のメイドさんでございますワイ。

 

されど、実際のトコロいかがなものでございましょうや? もしゲームのディスクまで使用不能に陥りましたら、そちらはユーザーの責任と申しますより、明確にメーカー保証の範囲でございますように愚考いたしますのは、吾が輩たちばかりでございましょうか……ハテ?(注3)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

注1:#1は1979〜1982まで、#2は1982〜1984までを収録。ちなみにCircle A はパンクならおなじみのあの丸Aマークとサークルを掛けている模様。

注2:吾が輩が初めて Crass の楽曲を拝聴しました時、マジでステレオが壊れたかと思いましたぐらい物凄い音の作りでございました次第(笑)。

注3:まぁ、その前に本体そのものが時代遅れになっております公算も大でございますが……。

 

 

 

 

 

 

 

おいおい、そっちじゃないぜ!

 

 

2005.05.06 (C)Mephistopheles von Münchhausen

GeoCities Japan