ほらふきだんしゃくてきぐこーろく

ソノ気になられれば、おそらく日本語よりカンタン。

 

2005年07月15

 

さて、 国際言語・英語』 の巻

(指定BGM: スパルタ・ローカルズ / ロマンチック・ホテル )

 

 

こちらにお集いいただきましたお客様もおそらくはご存知のことと思われますが、世界でもっとも話されております言語とはこれなん……吾が輩が申し上げますまでもございません中国語でございますが、国の枠を越えまして “取り敢えず” のコミュニケーション手段としましては 『英語』 がもっとも人口に膾炙しておりますことも、いまさら吾が輩の言をまちませんかと。

 

そも、英語が“世界語”たる国際的地位を得ましたのはこれ如何に……遠からず 『七つの海に冠たる』 大英帝国の威光か、ないしはそちらに引き続きます米国の覇権主義の落とし児、というあたりでございましょうか。

 

されど、独立前の米国におけます移民人口でもっとも多うございましたのが実は “ドイツ”。一時はその数を背景に 『ドイツ語をアメリカの共通語にしよう!』 という気運も大いに盛り上がったのでございますが、ここで “ずるくて賢い” ブリテン野郎どもが黙っているはずがございませんで、いつの間にか宗主国気取りの英国相手に独立を果たしますと同時に、なし崩しに共通語も英語に決まってしまったのでございますワイ(注1)

 

また、かの国のさらに狡猾な世界戦略といたしまして、植民地のみならず航空機発達以前の重要な流通拠点をことごとく押さえておりました点……つまりは国際的な貿易を望まんとしますれば、いずれ何処かで英語と拘わり合いになります寸法。喩えますればかのエジプトが交易の利便性ならびに宗教上の必要から、それまでの歴史ある母国語エジプト語を棄て、アラビア語に染まっていきましたようなもの……マァいちばん英語の国際化に貢献いたしましたのは、何をおきましても米ドル圧倒的な強さにほかなりませぬがナ。

 

またいま一方の見地から愚考してみますれば、英語そのものの言語としましての合理的な構造も忘れてはいけませんかと。 かつてかわぐちかいじ氏の 『沈黙の艦隊』 にて、先進各国の首脳が会談しますくだりがございまして、そこでフランス首相が主導権を握ります米大統領に対し、『この私に英語などという記号じみた言語を喋らせようとは!』 と憤りますひとコマが――こちらの発言には吾が輩もニンマリ。

 

 

昨今は所によりましては高校あたりから第二外国語を選択できます学校もございますとか。まぁ順当に大学からでもよろしいのでございますが、ともあれそちらでヨーロッパ諸語を学ばれます機会がございますれば、それらに比しましていかに英語がさまざまな約束事を簡略化して今日に至っておりますかがお判りになられますこと請け合い。

 

英語にはございませんでヨーロッパ諸語にはございますモノ……まずは名詞にそれぞれ“男性”“女性”“中性”の性別がございますこと。お次は定冠詞と不定冠詞、さらには形容詞の末尾までが格変化いたします点。格変化はおおよそ4格までございまして、マァ強引に日本語に結びつけますれば 『のにをヘ』(注2)のようなもの。格変化は他にもいろんな場面でお付き合いせねばならないのでございますが、吾が輩聞き及びましたところによりますれば、北欧諸語はなんとその倍近い7〜8格も変化しますそうでございますゆえ、定冠詞がtheのみで不定冠詞がaとanだけなうえに形容詞も永久不変のままな英語が、いかに言語として粗略でございますか……もとい、修得いたしますのにどれだけ容易でございますかがお判りいただけましたかと存じ上げます次第。

 

――ただ、英語にて常時使用されます母音は20数種類もございますそうで、基本的に 『あいうえお』 の五つしかございません日本語を母国語に持ちます吾々は発音の部分で身につき難いのですとか。『言語中枢は発達が早いので、外国語学習は幼児期から始めたほうがよい』 などというお話を、お客様がたもいずこかでお耳にされていらっしゃるかと存じますが、サテ真偽のほどは。大意としましてはほぼ間違いないかとは思われますが、吾が輩なんだか耳コピが得意なお方は文字通り“耳馴染み”がよろしく、修得もお早いように思いますが……まぁ化学的根拠はございませんのでほど好くお聴き流しのほどを。

 

さるにても、英語で即興の猥歌を思うさま歌えますくらいネイティヴに喋れますようになりましたら、どんなに素ん晴らしいことでございましょう――まず、かの 『モンティ・パイソン』 が字幕なしで愉しめて、遥か英国本土に渡りまして本場のフィッシュ&チップスが堪能できまして、おまけにロンドンの陰鬱なスモッグを眺められ……。

 

――英語、たいして必須のスキルではございませんカモ。

 

 

 

 

 

 

 

 

注1:大いに脚色&省略過多

注2:学術的な用語か否かは未詳

 

 

 

 

 

おいおい、そっちじゃないぜ!

 

 

2005.07.15 (C) Mephistopheles von Münchhausen

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