ほらふきだんしゃくてきぐこーろく

新喜劇は島木譲二氏の “コケカキイキイ”は、水木御大の同名漫画が元ネタ?

 

2005年08月26

 

さて、 『ポークショ?』 の巻

(指定BGM: 人生(JIN-SÄY) / カランコロンの唄 )

 

 

先日こちら愚考録にてお名前の出ました 『コミック昭和史』。そちらの中の水木御大少年時のエピソードのひとつに、“町対抗こども大戦争” というのがございまして、すばしっこさを認められましたる御大はガキ大将より斥候を任じられ、敵対します花江(注1)の様子を偵察に赴くのでございますが……。

 

されど運悪く (要領悪く?) も敢えなく発見され、哀れ敵の虜囚に。そして“花江名物”でおなじみの焼きガマガエル with ミソ(人糞) をご馳走に振る舞われるのでございますが……。そのような逸話はさておきまして、水木御大が囚われになります際に、背後から迫り来たります大柄な坊主頭。

 

その彼、劇中のセリフは終始 『ポークショ!』 なるオノマトペのみ。 吾が輩当初は、名作ギャグの歴代ベスト3に入りますでしょう村上ショージ氏の 『ドゥーン!』 もとい谷啓氏の 『ガチョーン!』 にシビレきってしまった子供よろしくそのフレーズがの口癖になってしまったものと合点しておりました次第。

 

鳥取も関西圏でございますゆえ、当時も遠からずラヂオで 『よしもと新喜劇』 などが放送されておりまして、多感な少年がお笑いに感化されましたとしましても何ら不思議はございますませぬが……されど後日、御大が著作 『のんのん婆とオレ』(注2) を拝読しましたら、かの 『ポークショ!』 は彼が独自に考案しました持ちネタでございました事実が判明。

 

さるにても、ポーランドからベラルーシあたりのスラヴ圏のどこかで活動しているOi系パンク・バンド名にも聞こえませんこともない 『ポークショ!』 とは、具体的にどのように使いますのが正しい用法なのでございましょうや。やはり最前の 『ドゥーン!』『ガチョーン!』 のように勢いにまかせて放ちますのか、ないしは 『――因果応報だね、カバトット!ポークショ!』 よろしくお話の〆として持ってくるのでございましょうか

 

ないしは原作どおりのシチュエーションに則りまして、『しめしめ……俺が背後にまわったのに気が付いてないぞ。ポークショ!』 と、事がうまく運んでいる喜びをあらわす時か、あるいは 『俺たちはアンタがたのために全力で歌うから、アンタがたは俺たちのライヴを全力で楽しんでってくれ。ポークショ!(注3) と、あふれんばかりの激情を吐露します時でございましょうや。

 

また、『金は明日にゃ耳揃えて返しますけぇ、今日のところはこらえてつかぁさい!こらえてつかぁさい!ポークショ!』 のように、必死の哀訴をいたします際に効果を発しますやもしれませぬし、はたまた 『何だよ、福引き23回もやって4等の歯磨きセットも当たんないなんて……ポークショ 』 と、落胆の溜息とともに吐き出すのもよろしいかもしれませぬ。

 

さらには、『ノーベルは珪藻土にニトログリセリンを染み込ませてダイナマイトを作ったのか……ポークショ!』 と納得の意を示されたり、『ダメだっ、このままじゃダメだっ!ちいさく勝ちを収めても、所詮は蟻地獄っ!どうすれば……どうすればいいっ!ポークショ!』 と、ギャンブル中とがった鼻にやけに長いアゴの横顔にて苦悩されていらっしゃったり、ないしは 『眼が……眼がぁっ!ポークショ!』 のように、神秘の力を独り占めにせんとしまして報いを受けてしまった際にも使い勝手がございますかも。

 

――ともあれ、このような “オノマトペ系” ギャグが少年の頃より編み出されますところを鑑みますれば、やはり西日本はリクツは二の次で、『ドゥーン!』『眉毛ボーン!』(注4) に代表されます直接的な笑いがお好みなのでございましょうかナ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

注1:御大は江崎。

注2:ないしは 『ねぼけ人生』

注3:先日の 『トップランナー』 にて、ヴォーカルの山口氏がムシのいい情熱論をぶっていたのでサンボマスターはキライになってしまいました次第。

注4:(C)寺田ヒロ

 

 

 

 

 

おいおい、そっちじゃないぜ!

 

 

2005.08.26 (C) Mephistopheles von Münchhausen

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