ほらふきだんしゃくてきぐこーろく

吾が輩は、なぜかヤンキー系の女子(めがねLESS)からよく声がかかりましたワイ。

 

2005年12月04

 

さて、 『 モテ道とは?』 の巻

(指定BGM: 田辺マモル / プレイボーイのうた )

 

 

――とは申しましても、見てくれと比しましてさほど華やかではございませぬ吾が輩の女性遍歴、もといリアルなノロケ話をご披露をばいたします訳ではございませんで、先にイキナリのマイ・ブームとなりました田辺マモル氏の 『プレイボーイのうた』 を愛聴いたしながら、つらつら愚考しました事などをいくつか書き綴らさせていただきます所存。 そも、こちらの楽曲はリリースよりすでに6年を経ておりまして(1999年発売)、すでに現在は廃盤のご様子。

 

吾が輩もアマゾン・ドット・コムを介しましてセコハンをば買い求めましたのでございますが、じつは発売当時に tvk や TBSラヂオの深夜枠などで、CMやら推薦曲扱いやらで結構露出が多く、従いまして耳にします機会にはかなり恵まれておりました次第。 ただ、その世の中をなめきったタイトルに輪をかけまして、若さという名の躊躇なきエゴそのものの甘ったれた歌声がどうにも鼻につきまして、『斯様な男子中学生の妄想じみました歌が、果たして売れますでしょうか?』 と、はなはだギモンでございましたナァ。

 

実際のセールスが如何ほどでございましたかは知る由もございませんが、それでも何故か本邦インディーズ・レーベルの雄、殺害塩化ビニールにおけますカヴァー・オムニバスCD にて、いずこかのバンドが取り上げておりましたのは意外。やはりタイトルのインパクトや歌詞の内容から、いじくり易かったのでございましょうか……そんなこんなで吾が輩の記憶からは速攻で掻き消されてしまいました 『プレイボ〜』 でございますが、吾が輩こちらを不意に思い出しましたのは、コサキンのストックMP3を拝聴しておりましたら、CM時にTBSきってのおヒゲアナウンサー、鈴木 “だまし絵” 順氏のお声にて紹介がありましたのを、不思議と聴き流しませんでしたため。

 

歌詞におきましてはワン・フレーズごとに元カノたちそれぞれの想い出が語られ、かつ逐一をお名前で〆るという形式。まぁまんま童貞一流の 『ウソ彼女遍歴』 をキザで煮染めましたようなレヴェルではございますものの、そちらを聴かせますお声と楽曲のハァモニィがマァ素敵! 1999年当時と申さば、吾が輩はサイケデリック・ロック真っ只中。『ラヴ&ピース』 なベスチ(もの)をぶち込んでハラショー!(注1) な時期でしたので、田辺氏のような叙情フォーク系にアンテナが向いておりませんでしたからナァ。

 

――ともあれ、何より吾が輩の耳を魅きつけましたのは、バックに淡く流れております哀切なコーラス。考えてみますれば、吾が輩コーラスの美しい楽曲には、かねてより滅法弱いのでございますよナァ。 有名どころでは 10cc の 『アイム・ノット・イン・ラブ』 や、ママス&パパスの 『カリフォルニア・ドリーム』、マニアックなところでは第二期ウルトラヴォックスの 『ザ・ヴォイス』 ならびに 『HIMN(聖歌)』 などか挙げられましょうか。

 

『僕はプレイボーイになりたいんだ』 などと歌いますくらいですから、覇気とか熱血とか、およそ島本和彦センセイの漫画に満ち満ちておりますような漢っぽい空気にはまったくの無縁。一方で気の抜けましたサイダーよろしき甘ったるさと、箸より重たい物は持てなさげな甲斐性なしっぷりが、歌詞の世界を余さずに映像化してくださいます。

 

概要をば申し上げますればニヤけたヒモ・ソングかと思いきや、確かに共感まではできませんでも、二度目の恋あたりに覚えましたちょっとした女性への慢心と、それでも無くなりはしませぬ恋ならではの高揚感が織り込まれておりますのがなんともニクい! ……して、こちらからが今回の本題でございますが(笑)(注2)、マキシ・シングルのジャケットは田辺マモル氏のお写真が。とっても吾が輩の中学校当時の友人に似ておりますことはサテおきまして、面持ちは晴れやかでございますこともなく、何やら遊んでおります途中で用を言い使った幼児じみましたグズった表情。こちらを拝見いたしまして、直感的に思い出しましたお方がもう一人。

 

その彼は吾が輩が中学生の折り、やたらと不良っぽい女子のあいだで人気がございましたご様子。名前はとうに忘却してしまいましたものの、そのお顔立ちは忘れられませぬ。 彼自身も不良を気取っておりましたものの、背は低いは弱そうだわ、加えましてお顔も取り立ててカッコ良くないわで、何故に彼が持て囃されますのかが皆目見当がつきませなんだ――印象としましては、いつも拗ねたように斜め下から見上げますような目線と猫背。『ちょいワル』 ないしは 『ジゴロ』 などと形容しますよりは、『トッチャンボーヤ』 なる名称が誰よりも似合う御仁で、正直不良でもなんでもない吾が輩でも、腹にワンパンを入れますればどうなりとも言う事を聞かせられげな感じ。

 

美しさも腕っ節もからっきしに見えまして、それでいて女子に騒がれます謎の魅力を放ちますかのモテ男。されど、モテますからにはそれなりの根拠が必ずございますはず。そこで思い至りましたのが、当時ワイドショー番組をにぎわしたりしておりました火野正平氏。彼もまた色男でもパリッとした二枚目でもございませぬが、幾度か愛人騒動が取り上げられておりました 『愛に生き』 ます御仁 ……そう考え方を変えますれば、なるほど火野氏とモテ男クンには共通項がございますような。

 

ああいった依存心が強いうえに手間がかかりそうな男と申しますのは、案外女性の母性をくすぐったりするのでございましょうか――こちらと似通いましたベクトルとしまして、やたらと馴れ馴れしいうえに実際眼に余らない程度のラインでベタベタ付き纏う御仁がおりましたナァ。そちらの彼。以前勤めておりました会社の同期(年下)なのでございますが、喩えますれば女性が五人おりますうち、最終的に三人からは眉をひそめて忌避されますものの、残り二人は文句を言いながらも、何やかやと相手をしますうえに世話まで焼くようになりましたのを拝見しました次第。

 

やはり舘ひろし氏のように頼りになりますダンディな御仁の一方で、相手に頼りますばかりの手のかかります 『ボクちゃん』 タイプも、女性の気を引くものなのでございましょうか。要しまするに、『バカな子供ほど可愛い』 という事? まぁ、その辺りがしかと判っておりますれば、つとに独身貴族をば廃業して久しいものと思われますが――こちらばかりは、まずご縁ありきでございましょうナ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

注1:『時計仕掛けのオレンジ』(ハヤカワ文庫)より。

注2:相も変わらず異様に長い導入部。

 

 

 

 

おいおい、そっちじゃないぜ!

 

 

2005.12.04 (C) Mephistopheles von Münchhausen

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