ほらふきだんしゃくてきぐこーろく

新感覚癒し系ギャグ・アニメっス??

 

2006年02月26

 

さて、 『 ぱにぽるカモ〜!@ 』 の巻

(指定BGM: 1年C組 feat 片桐姫子 / 黄色いバカンス )

 

 

さて、先日G☆Aのお話でメイドさんとひとしきり盛り上がりました際に、彼女からオススメを受けましたるアニメがひとつ。 『底抜けのドタバタがお好きな男爵サマにだけヨ』 と、なんとも魅力的な笑顔ならびに霊験あらたかという触れ込みの壷と一緒に推奨されましたのがこれなん 『ぱにぽにだっしゅ!』 にございますワイ。

 

とは申しましても、吾が輩かのアニメの存在を知り得ましたのは昨年もケッコウ押し詰まりましてから。従いまして、すでに話は進みに進みまして終幕も間近というあたり。メイドさんのお話では 『一話完結だから途中から観ても大丈夫』 ということではございますが、だからと申しまして観逃しましたこれまでのお話をどうして観たくない訳がございましょうや?(いや、何としても観ずにはいられない:反語表現)

 

――そんなこんなでアニメ好きの友人にリサーチをかけまして、彼お手製の地上波編集版 『ぱにぽにだっしゅ!』 私家版DVDをレンタル。マァ、こちらは申しますれば吾が輩がBSのドキュメントならびに映画(アニメ含む)を担当しておりますので、持ちつ持たれつのようなものございますワイ。ならびに原作に関しましてはかつての同僚・に連絡をつけまして借り受けましたのでございますが、なんとその際に 『俺、サントラも持ってるっスよ、ドットコム!』(注1) という事実が発覚。ただ、まだ地上波放送版を見終えておりませんのにサントラもございますまいと、とりあえずサントラは後日に譲りました次第。

 

して、スクウェア・エニックス発行の雑誌Gファンタジー誌上にて連載中の氷川へきる氏 『ぱにぽに』 が原作となりますこちらのアニメ。ざっと登場人物の面々を見渡しますれば、11歳ながらもMIT(注2)を卒業し、高校の教師として赴任してきた天才少女と、脳天気な “アホ毛” 女子高生を中心に、眼鏡のクールな友人ならびに個性的な生徒たち、変わった先生らや人知を超越した猫げな存在等々が繰り広げます学園喜劇にございますが、こちらの基本設定からモヤモヤと連想いたしますのは、

『アレ……これってあずまんが大王パクり翻案?』

という点。マァ遠からずなにがしかの影響はあったかと愚考されますが、拙くも両者を比較してみますれば、格闘技なれば 『あずまんが』 が太極拳にございますのに対しまして、『ぱにぽに』 はパンクラチオン、格闘漫画でございますれば 『あずまん〜』 が高校鉄拳伝タフ、『ぱに〜』 がグラップラー刃牙というところではございますまいか。

 

至極簡単にまとめてしまいますと、前者がシュールなほのぼの、後者が脱力系ドタバタと致しましても構わないものと思われますが、寸評はこれまでにいたしまして早速今回の骨子、アニメ 『ぱにぽにだっしゅ!』(注3) の感想をば。

 

まず第一話からいたしまして、オリジナル・アレンジの度合いが 『ぶっとび〜!』(注4) なカンジ。かの『エアマスター』 も第一話はルチャマスター戦から始まりましたが、『ぱに〜』 もアニメ化に際しましての再構成が甚だしいご様子。

従いまして、アニメ・オリジナルのギャグ展開もドーピング気味にフル・スロットル。何しろ、

『全国的にー!

と、かの谷岡ヤスジ氏がネタをぶちかましてくれるのでございますから(注5)、視聴者の世代として直撃とおぼしきハイ・ティーンな若人あきららは恐らく置いてき堀、あるいは “無知即是罪(むちこれすなわちつみ) とでも言わんばかりの疾走テンションは、まさにトーカッター一味のナイト・ライダーばり。

 

他にも例を挙げますれば、人類を観察しておりますエイリアンが搭乗しております “逆さムサイ型” 宇宙船や、名も無き “その他大勢” の生徒らに男子も女子も一定パターンのフォーマットを用いたり、ないしは稲穂と案山子、さらには “1年B組の伊藤さん” で統一されますなどの思い切りのセンスもナイスですね〜(注6)

 

特に注目いたしますべきは、教室の前後にございます黒板。こちらは授業中でございましょうともございませずとも、必ず何かしらのメッセージがそこかしこに記されておりますのでございます。懐かしのゲームネタやアニメ、マンガネタは言わずともがな、お笑いネタに関しましても微に細にわたりまして書き込まれておりますのが実に見上げましたもの。『げーっ、孔明!』 や 『2コンのマイクに向かって叫べ!』 などはまだ序の口で、『ヤッチマイナー』 、『だめにんげんだもの』(注7) など、単発で意味を為しますか為しませぬかビミョーなひと言ネタを経ましてやがては 『桃尻侍 ヒデキちゃん』、『ムックン&ラビー』 の相合い傘などのあからさまなコサキン・ネタまで飛び出します始末。

 

そして極めつけが、『吹き替え版も出してよ、ちょんちょん!』 なる黒板の落書きと大きな足の絵。申し上げますまでもなく、かのモンティ・パイソン=フライングサーカスのお話と思われますが、吾が輩そのカットによりまして、『こちらのスタッフは、アニメと同じくらいにお笑いも愛しておられますのでございますナ!』 というのが如実に判りまして、まこと心打たれましたものでございますワイ。

 

こうなりますと本編そのものも物凄くございません訳がございませず、マァ “詰めに詰めたり愛情幕の内弁当” とでも評しますべき画面密度の濃さ。そこかしこに小ネタや小道具がちりばめられておりまして、いわば捨てカットがございませぬと申しましても、まこと過言ではございませぬ状態。さらにキャラの画風もラフ系からSD(二頭身)、ギャルゲ(エロゲ?)風味(注8)、また大御所の筆致からは御大・水木しげる先生をはじめに、梅図かずお先生や美内すずえ先生、さらには 『ちいさな恋のものがたり』 時代のみつはしちかこ先生まで出てきました(注9)のには、モウ吾が輩ひさびさにシャポーを脱ぎました次第。

 

動画的な部分のパロディ、愉しませ方に関しましても、かのG☆Aとかなりいい勝負。G☆Aが萩本欽一氏黄金期の 『欽ドン!良い子悪い子普通の子』 にございますれば、ぱにぽには黒子とグレ子ならびに斉藤清六氏の “村の時間” をフィーチャーしておりました頃の 『欽ちゃんのどこまでやるの』 ではございますまいか。されど原作と比しまして判ります “アニメ・オリジナルの織り込みギャグ” の質の高さが頭ひとつ抜きん出ております(注10)のと、その無軌道ぶりも加味いたしまして、ぱにぽには先述の “モンティ・パイソン” クラスにございますカモ。

 

先にエロゲ的描写の話が出ましたが、登場人物がとくに脈絡なく “サーヴィス・カット風” ポーズをとって現れますのは、こちらのアニメにおきましては日常茶飯事。まァ普通の立ち姿を描くのもポーズをつけますもの、手間としてはほぼ同じでございますし、描かれますお方はそりゃ楽しいほうがよろしいでしょうが……。

 

ちなみに、ささやかなれど原作にもちいさくサーヴィス風のコマが入っていたりするのでございますが、アニメはそちら方面がまさに出血サーヴィス状態。端的に申しますれば原作で上下ジャージ姿 → 上ジャージ下ブルマ姿へ、さらには体操着でプール掃除 → スクール水着でプール掃除へと軽微な魔改造が施されております回もございます次第。そしてその水着もブルマも、教育現場の体育授業で使用されますには不自然なほどのハイレグ仕様。……ああ、そう申しますればほぼ全身タイツなどという回もございましたナァ、ヤレヤレ。まさに製作スタッフの趣味全開でキャラのお色気がオーヴァー・ドーズ状態といった有様にございますワイ。

 

とにもかくにも、斯様なシーンにてイキナリ、

『ほらアキオ、ドレスのお手伝いさんの店(注11)からまた手紙だよ!』

と、お母上に部屋の扉を開けられでもしましたら、けっこう気まずい空気が流れますカモ……こちらが若き日の伊集院光氏でございますれば、『なに開けてんだよババア!必ずノックしろって言っただろ!!』 とかなんとか、超サイヤ人なみのインナー弁慶を炸裂させますことが予想されますが、エロゲ慣れされましたオタク諸氏でございますれば、あの程度でしたらごく当然とばかりにまったく動じませんのでございましょうかナァ。

 

ちなみにテレ東の表現規制(自粛?)だかで、G☆Aではフォルテの胸元、蘭花のヘソ周りの衣装デザインを変えたものでございますが、ぱにぽにではまったく真逆。真逆どころか 『バッカじゃねえの?』 とせせら笑わんばかりでございますが(注12)、日曜の深夜25時(月曜日の1時)とは、それほど無法がまかり通るリベラルな時間帯なのでございましょうか。

 

――して、こちら 『ぱにぽにだっしゅ!』 を語りますに、概要だけでかなり時間を費やしてしまいましたので、まことに勝手ながらキャラクターなどの細かい評に関しましては次回に持ち越させていただきますワイ

 

 

 

 

 

 

注1:事前に細かい作中ギャグのデータを仕入れておくと、楽しく読めるよ!!

注2:まさちゅーちぇっちゅこうかだいがく。天才が通う大学……ということですが、高校卒業資格の必要性はいかに??

注3:アニメ化に際しての、『ぼくパタリロ』、『夢戦士ウイングマン』 のようなもの?

注4:かつてフジテレビが宮沢りえ女史にドラマ中で多用させましたものの、ロクに流行りませんでしたセリフ。同局のそんなトコロが大キライ

注5:以後はあのキャラ(ニワトリ?)の着ぐるみまで着用するようになります。

注6:(C) 村西とおるカントク。

注7:やはり伊集院光氏のUp’s ネタ?

注8:よくアキバのソレげ店に貼ってあるポスターに見えます、ミョーに肉感的な絵柄。

注9:夢の中で遊ぶ子供のままの姫子をチッチ風に描写。三度目に拝見しましてようやく思い至りました次第。

注10:吾が輩脳内比。

注11:メイド喫茶のことらしい。

注11:スタッフのヴァーチャル高笑い挿入部位。

 

 

 

おいおい、そっちじゃないぜ!

 

 

2006.02.26 (C) Mephistopheles von Münchhausen

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