ほらふきだんしゃくてきぐこーろく

ある意味今回は “愚考録” の真骨頂??

 

2006年09月29

 

さて、『 セーラー服と…… の巻

(指定BGM: 薬師丸ひろ子 / 紳士同盟 )

 

 

『一晩中』 でございましょうとも 『機関銃』 でございましょうとも、どちらも(注1拝見いたします機会に浴しませんでした吾が輩。マァいずれも大して興味こざいませぬゆえ、どうと申しますほどの事もございませぬが――吾が輩強いて申し上げますれば、原田知世派にございましたゆえ。

 

さるにても 『HELLSING』 におけますセラス嬢も、やたらとデカめの火器を受け持たされておりますが、やはり女性に燃焼力学エネルギー兵器を所持させまして成功いたしましたのは、先述の映画のうち後者がはしりとなるのでございましょうかナァ。まぁそれまでにもスーパーロボット物で咬ませ犬(注2) もといアシスト的な位置で女性操縦者が登場されたり、銃器なれば60〜70年代のB級映画にても、女優さんがそれぞれの役柄に応じましてテキトーにぶっ放されていたりはいたしましょうが、往事と昨今とではどこか意味合いが異なっておりますように感じますのは、遠からず吾が輩だけではございますまい。

 

 

そもそも薬師丸ひろ子女史にマシンガンを撃たせますのと志穂美悦子女史にガン・アクションを求めますのでは、おのずとコンセプトも変わってきましょうというもの――要しまするに、華奢でか弱いはずの女性に簡易なれども威力絶大な暴力発動装置となり得ます銃器を持たせます、そのコントラストに妙味がありますものと愚考されますナ。あるいはフロイト的解釈を施しまして、男性自身の延長であり象徴である兵器を持たせ、かつひろ子女史に 『カ・イ・カ・ン……』 とセクシャルな嘆息を漏らさせますことで、観客(と申しますかファン)リビドーを間接的に満たさんといたしますような狙いなども、もしかしますとございましたものでしょうか。

 

マァ愚考はサテ措きまして(注3)、セラス嬢に課されました重火器 『ハルコンネン』 は30_径の弾丸をセミオートで射出できます砲(カノン)。もちろん元婦警という経歴からではなしにヴァンパイヤの強靭な身体能力を買われての支給と思われますが、やはり 『パワフルに闘う女性』 の姿と申しますのは、それ程までに魅力的なものでございますものかナァ……。

 

いつでございましたか――おそらくは吾が輩が中学生当時のことと記憶しておりますが、いずこかの雑誌にて 『セーラー服が機関銃を持って暴れちゃダメですよ』 と、宮崎駿氏がインタビューないしは寄稿の見出し(のみ)を拝見いたしましたが、吾が輩もいたく同感いたしましたもの。テクノロジーに関しましてはその時分より最先端技術に憧れましたものでございますが、女性におきましては古風な……マァ大人しめでございますことを求めがちでした吾が輩。やはり戦場に出ますは、銃後を守りますはと申しますのが非常時の美学ではございますまいか。

 

ですので、ミリタリー物に女性が絡みます作品、あるいは女性が青天井にヒロイックな活躍をなされます作品は、ジャンルを問いませず受け付けませんのでございますワイ。かの伊集院光氏が 『おれはノーパンしゃぶしゃぶに行くヤツの気が知れない』 と、機会のございますごとにおっしゃっておられますが、そのココロはエロと食欲の両立が自分の中で出来ないからというシンプルかつケッコウ常識的なお答え。こちらと同様に、吾が輩はカッコいい物とかわいい物、ないしはシリアスな物とエロい物などをクロス・オーヴァーさせますのも不可能なのでございますワイ。ヒネりなく申さば違和感をおびただしく禁じ得ませんのでございます。

 

 

最近は初心者向けに萌えキャラを配した兵器の紹介本が出版されたとかのウワサも耳にいたしますが、およそ趣味の領域で最も女性と 良縁がございません 乖離が激しかろう分野のミリタリーに、わざわざ萌えキャラを持ってきましても、読後の胸の裡をシベリア並みにお寒い風が吹き抜けかねませんと愚考いたしますのは、吾が輩だけでございましょうか……。

 

ゆえに吾が輩は、カッコいい物はカッコいい物、戦争物は戦争物、エロい物はエロい物 と、きちんとカテゴリーに沿った作りでございませぬと許容できませぬし、愉しめもできませぬという意外と融通が利きません性格をしておりますのでございますワイ……ちなみに “萌え” が欠けておりますのは、元より二次元世界のキャラなどに懸想した憶えのございません吾が輩は 肉体派 もといリアリズム派でございますゆえ、実在の女性にしか抱き得ませんのでございますワイ。具体的なお話は 『ドッキリびっくり!男爵27のひみつ』 としていずれ学研まんがから出版させていただきますので、当座はナ・イ・ショ♪とさせていただきます所存(注4)

 


 

されど、吾が輩はひとたびお客様がたにお問いいたしたき儀があるのでございます……さよう、故ジョン・レノン氏が世の全人類に託されましたメッセージに則らさせていただきますれば、

 

『そこらの野郎ども、想像してみやがれ(注5)

 

にございますワイ。

 

さすればお客様がた、現状におきまして自動小銃や炸裂砲弾ともっとも身近な生活をなさっておいでなのは、まずを以ちましてアメリカ海兵隊の女性隊員が挙げられましょう。かのハートマン軍曹よろしき鬼の教官から浴びせられます容赦なき悪罵にも心を折られませず、戦前の大和撫子がお耳にされますれば 『あれ』 とお気を失われますこと間違いなしのヒワイ極まりなきお座敷小唄 もといマーチを歌われながら何十`も走り抜き、晴れて卒業に際しましては必ず一人は教官に鉛の弾をプレゼントされますことが慣わしの(注6)、精強無比の誉れ高きあの海兵隊員と、お客様は互角に渡り合えます自信がおありでございましょうか。

 

それも夜ともなりますれば、擬似尼さんソープ体験なればまだ幸せにございましょうが、得意の腕力と格闘術にものを言わせられ、ベッドの隅でふるえる肩をすくめ、スンスン洟(はな)をすすりながら鳴咽をこらえていらっしゃるのがお客様で、その傍らにてプッカァ〜〜と、それはそれは満足げにタバコをふかされますのがG.I.ジェン子というトラウマティックな顛末に、お客様がたは果たして堪えることが可能でございましょうや……。

 

吾が輩は断じましてイヤ。まるで若手お笑いコンビ・弾丸ジャッキーのネタにありそうなうえに、それでいて少しも笑えませぬ恋愛などに、吾が輩痩せても枯れても身を委ねとうございませぬうえに、そのような忌まわしき事は、もう考えますのもイヤ(注7)でございますワイ……。

 

さるにても斯様に考えますれば、『強い女性キャラ』 に抱きます憧憬には、少なからずマゾヒズム要素が介在しておりますのでございましょうか。あるいは 『おっかない敵からボキを守って欲しいヌ〜ン』(注8) という依存心の現れ、裏を返しますれば母性愛の強要かつ渇望ということでございましょうか……漫画もアニメも、可能性は無限大でございますゆえ盛り込まれます娯楽要素は充実させてしかるべきでございますとは吾が輩も同感でございますが、上記に挙げました推測(注9)にはずいぶんとダメ人間フラグがビシバシステム 立っておりますご様子でございますが、ヤレヤレ……。

 

 

 

……なんか閑話が長くなってしまいましたゆえ、今回はこちらでやんぴにしてしまいましょうかナァ……何だかヘンなコトばかり考えましたら疲れちゃいました(注10)

 

 

 

――ハテ、そちらのお客様。『今回は “HELLSING” とは名ばかりで、関連キー・ワードもセラス嬢、ハルコンネン、元婦警、ヴァンパイアとそれぞれ一個ずつしか出てないぞ』 でございますか?……まぁ、そちらこそが吾が愚考録の愚考録たるが由縁でございましょう。

 

そちらよりかは本題そっちのけ もとい閑話のみを9割ほども膨らませました与太話はじつに久しぶりの快挙。次回こそは本当にディティールに触れて参ります所存――と申しますところで第二部 〜男爵は疲れました。もう探さないでください〜(注11) で、これにて〆にございますワイ。

 

 

 

 

 

 

 

 

注1:前者は当時存在したというのAV。あるいはネタ的都市伝説??

注2:マジンガーZ、アフロダイA、機械獣らにそれぞれ生身の人間を配しますと、考えますだに陰惨なプレイ情景に。

注3:コラムの存在意義丸つぶれ。

注4:ごくプライヴェートな話はさすがに無料で公開いたします気にはなれませぬワイ。

注5:命令形なので語勢としては結構ぞんざいなはず

注6:故・キューブリック監督の手に依りまして映画化されましたくらい有名な恒例行事

注7:コラムの存在意(以下略)。

注8:口調はピエール瀧氏でも、イメージ画像としてはメガネデブ。

注9:さらにパンチラ、揺れる巨乳などなど、適当に切り上げませぬと濃度は濃くなる一方でございますワイ。

注10:コラ(以下略)。

注11:じゃあダメじゃん。

 

 

 

 

 

 

おいおい、そっちじゃないぜ!

 

 

2006.09.29 (C) Mephistopheles von Münchhausen

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