ほらふきだんしゃくてきぐこーろく

聴けなくなりましたCDはございましても、アナログ盤はほとんど健在にございますワイ。

 

2007年04月23日

 

さて、『 アナログ回帰2 』 の巻

(指定BGM: DEVO / 狂気の衝動 )

 

 

――そんなこんなで、その日は泯比沙子&クリナメンに関します資料をネット上で調べますにとどまりまして、くだんの30p EPはチェックしながらも入札はいたしませんでした次第。するうちにオークションの〆切りも過ぎまして、なれば都内の中古レコード屋でも散策がてら捜しますのも一興などと考えておりましたら、いずれのEPともまたぞろ出品されたのでございます。

 

それも、片方はお値段が1,500円という良心価格に値下げが断行されまして、さらにお求めやすくなっておりましたのには、吾が輩も 『むむむ』(注1) とうならざるを得ませんでした次第――ハテそちらのお客様、『もう一方の出品はどうなってたんだ?』 でございますか。ああ、あちらはやはりガン無視いたします以外に手はございませんでしたワイ

 

……ともあれ、泯女史のピクチャー・EP入手のあては出来ましたものの、何はなくともまずアナログ・プレイヤーがございませなんだらお話になりませぬ。たとえこちらの30p EP再生のためだけの購入となりましても、それはそれで貴族ならではの贅沢として吾が輩的にはアリでございますが、いかんせんプレイヤーの置き場所がございませぬ……マァ、そちらも吾が家の棚上をゴージャスに飾りますBURUGARI の日時計やTyfanie のスタンドを資源ゴミとして処分いたしますればスペースの確保が叶いますか。

 


 

また、アナログ・プレイヤーを導入いたしますと、これまで購入し保管いたしておりましたアナログLPのうち、さすがのTSUATAYAさんにもCDを置いて無さげなマイナー作品や、あるいは “レンタルしてまで聴くほどではない作品ふたたび愉しめますコトができますという利点が。

 

……こちらに絡みましては、かつて購入いたしました Ratos de Porão (以下RxDxPx)Cada Dia Mais Sujo E Agressivo というアルバムがございまして、こちらは当時なぜか持ち味のポルトガル語版はアナログのみ、CDは英語版しかdisk Unionさんにも置かれませず、詮方なしに両方とも購入いたしましたいきさつがございますが、そのポルトガル語版CDをHMVさんにて通販のお取り扱い がある旨を拝見し、昨年末に他バンドの2枚のCDと一緒に注文いたしましたのでございます――されど届いたのはオマケの他2枚のみで、肝心の RxDxPx は “店側都合キャンセル” となってしまったのでございます。その何故をMHVさんに糺してみますと、『製造元から 当座の製造予定がないので納品は難しい” という回答が入った』 というお話。

 

まぁゴネましたところで埒はあきませんので、吾が輩独自に “Cada 〜” の現在の販売レーベルを調査してみますれば、どうやら在スペインの会社のご様子。なるほど昼食時のリキュール摂取とシエスタをこよなく愛されます彼の地の連中でございますればむべなるかな、というところでございますが、いくつかのCD通販サイトや各国のAmazonで状態を見ましても(注2)、納期がヘンに長うございますうえにお値段もやたら高く、インターナショナル・レヴェルで品薄状態でございますことは間違いなさそうでございましたワイ。

 

このように得心できませぬまま踏ん切りを付けねばなりませんでした“Cada 〜”ではございますが、このめぐり合わせを鑑みますればいい機会でもございますので、手頃なアナログ・プレイヤーを捜してみますと(注3)――おそらく現行でもっともお値打ちなのは、オーディオテクニカさんのAT-PL30と、次点がデノンさんのDP-29シリーズがいい勝負。その間にパイオニアが割り込んでおったのでございますが、かの会社にはミニ・コンポの際にかなり嫌な思いを味わわされましたのでガン無視でにございますワイ。

 

どちらも一万円を切る価格なれどもフォノ・アンプを内蔵しております優れモノでして、正統派アンプには及びもつきませんミニ・コンポの外部入力 or ライン端子でも、そのままつないですぐ使えるお手軽さがウリ。ただお値段には3,000円以上の差がございまして、デノンさんはアルミダイキャスト製ターン・テーブルを用い、安定した回転と盤の揺れの抑制を狙っておりますご様子。また、吾が輩は社名がデンオーンの頃から当社のファンでして、吾が家の初代ミニ・コンポはこちらの EXSCENE にございました次第。それゆえ、 今回もこちらにお願いしましょうかとかなり気持ちが傾いたのでございますが、オーディオテクニカさんはHPの商品解説にターンベルトや交換針など、消耗品 の品番や値段を明確に掲載されておりましたのに好感を持ちましたので、最終的にオーテクさんに決定と相成りました次第。

 

されど、吾が輩がいずれ大オーディオ・システム(注4)を組みます際には、かならずやオール・デノン製品にて構成いたしますことを、こちらに明言させていただきましょう――話に聞きますれば、デノンさんはかつてソニーのいんちき もといOEM製品(注5)を手がけられておられましたという実力のございますメーカーさん。再生機器の性能はもちろん吾が輩の折り紙付きでございますが、事実吾が家の現ミニ・コンポのスピーカーだけは、ずっとEXSCENEのそれを継承しておりますくらいにございますからナ。

 


 

して、アナログ・プレイヤーに目星をつけ、また都内の中古レコード屋さんにも 『LOVE&WAR』 の存在を確認しつつございました頃、またぞろ迫りますはオークションの〆切り。そこで吾が輩、

 

『あちらの方から “もう一声” されましたからには、もう一回期限が過ぎたら次は1,200になったりして……』

というスケベ心を抱きましたのが運の尽き。その後パタンタ パッタリと出品がなくなり、さらに追い打ちをかけますように中古レコード屋からは “在庫切れ” の連絡が入りますという、まるで西洋の寓話にございますような態たらく。こうなりますと血中のアドレナリン濃度が異常上昇いたします吾が輩は、

 

レク……ウォオーーム!!

と、バロン・クレクレタコラド現象(フェメノン)にて全身軟体武装化し(注6)、リヴィング狭しとでんぐり返って欲しがりまくります(注7)こと歌詞のごとし、という狂乱ぶりにございました次第――まさしく久方ぶりの、『チャンスを掴むには前髪しかない』 をしくじった形にございますが、そこは吾が輩。未練たらしく どうにかコンタクトは取れませんものかとその後も当オーナーさんの様子を伺っておりますと、やがてYMOお三方によります、当時のソロ・シングルをまとめました二枚組CDが出品されたのでございます。

 

 こちらには坂本龍一氏名義のソロ作品・ベストについぞクレジットされますことのございませんでした “フロントライン” が収録されておりますことと、なによりお値段1,200円というお手頃価格でしたのも手伝いまして迷わず入札。競争相手も出ませず落札も無事済ませまして、いざ取引連絡の際にそれとなく 『LOVE&WAR』 のことを思い切って告白 もとい切り出してみますれば、こちらの無理を快諾いただきCDと30pEPを併せて郵送していただけますことに……まっことオーナー様には感謝の極みにございますとともに、CDの内容もサウンド・ストリートのコンサート放送時にしか拝聴できませんでしたレア曲(注8)のオリジナルが次々と目白押しに出てまいりましたので、どうしてどうしてこちらも良い買い物となりました次第。

 

 こ うしてお目当てのレコード盤もプレイヤーも揃い、棚の上の整理もつきました吾が家。サテ試聴と相成ります前に、実家からレコード・クリーナーとレコード・ スプレー、ならびにせっかくの機会ですので久しぶりに針を落としたいレコード&ドーナツ盤をいくつか持ち帰りました次第。そのラインナップとはこれなん ――。

 

アルバム(LP)

DEVO −頽廃的美学論DEVO − 生存学未来編高橋幸宏 − Once A FoolRxDxPx − Cada Dia Mais Sujo E Agressivo

シングル

舘ひろし − 泣かないで小林麻美 − 雨音はショパンの調べGeorge Harrison − オ・ラ・イ・ナ・エ有頂天 − 心の旅

 
――まぁ、『あれもこれも』(注9) とはいきませんので第一次抜粋版、というところではございますが、その他にもパンキッシュなファッションがウリだった打ち込み系女性デュオ、ストロベリー・スウィッチブレイドの 『Since Yesterday』 や本家 『I Like Chopin』 のガゼボ氏なども拝聴いたしたかったのでございますが、いずこにまぎれ込みましたか残念ながら今回は見つけられませんでした次第。
 
 
では、お品によりましてはそれこそ20年ぶりにレコード針を震わせます盤もございますこのアナログ回顧。いかなる感慨や思い出が浮かび上がりましたかは次回の愚考録にて。

 

 

 

注1:故・横山光輝氏風

注2:米国は逆にヘンに安価ではございましたが、米国内住所ががございませんので購入不可。

注3:ビックカメラさんにて。

注4:松本零士御大風。

注5:スペックがほ同じなのに実売価格が2〜3万円近く高かったとか……。

注6:全身が真っ赤に燃え立ち、腕も八本の “物欲の阿修羅” に変態するのだッ!

注7:全身が軟体化しているため、サイド・ボードや大理石の暖炉に体をぶつけても全然痛くないのだッ!

注8:“My Blight Tomorrow” とか。

注9:ショーペンハウエル。 

 

 

 

おいおい、そっちじゃないぜ!

 

 

2007.04.23 (C)Mephistopheles von Münchhausen

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