ほらふきだんしゃくてきぐこーろく

でも、それでいて差程は使いませんカモ。

 

2007年06月01日

 

さて、『 ノートがタダでやって来た 』 の巻

(指定BGM:  スパルタ・ローカルズ / ピース )

 

 

G.W.も終わりましてひと段落つきました頃、旅先で知り合いました女子大生 もとい実家の養父殿より『おう義男(仮名)、会社で不要になったノートパソコンがあるんだけど、要るか?』 との連絡が。訊きますれば担当者がキーボードにコーヒーをこぼしてしまうという、なんともマンガチック(注1)不注意で半分くらい文字が打てないということですが、本体機能にはなんら支障がないシロモノらしいのでございますワイ。


とりあえず実品を見ませんことには断をくだせませぬゆえ、会社から持ってきてもらうことに相成りました次第。して、愛車 “小池朝雄号” を駆って実家を訪ってみますれば、お品は富士通さんのFMV BIBLOのNB50G。マニュアルやリカバリー・ディスク一式も揃っており、なにより液晶画面がかなり大きく美麗なのに心を動かされましたのと、DVDの読み書きができますのが最大のミリキ
(注2)


また、マニュアルを拝見しますればCPUは
Celeron 2.2GHz にしてグラフィック・チップは Radeon の IGP 340M を搭載。Windows はXPのHome Edition なのは致し方ございませんが、想像しておりました以上のスペックに引き取ります気も八割にアップただ、マウスは異常ございませんでもキー・ボードが半分使えませんと申しますのは結構なストレスでして、ウェブ・ブラウジングだけでしたら問題ございませんかと甘く見ておりましたが、現実は検索キー・ワードが打ち込めませんとどこにも進めませんことが判明し、吾が輩もさすがに腕組みの態。


まず最初に考えました対策は、
他の端末にて主要文字をテキストなどに打ち込んで見本表を作り(注3)、FD経由でそれを読み込ませて初期の活版印刷よろしく一字々々拾っていくという、なんともグーテンベルク気分な途方もございません案。吾ながら馬鹿馬鹿しくもご苦労さんな愚策ではございましたが、ふと気が付きますれば、ノートPCにもP/S2端子はございますはず――さすれば、自宅にスペアとして取ってありますキーボードが差し込めますナ、という事実に思い至ったのでございます。


さ れど最近のモデルゆえか、残念にもP/S2端子はございませず、頼りはUSB端子のみ。まぁスペアの方もデスクトップ用ですのでサイズが合いませず、ここ はいっちょ奮発して新品を購入し、このノートを堅気の暮らしに戻してやるのも一興にございましょう。


『――で、どうなんだ忠輝(仮名)。持って帰るか?』 ……との養父殿のお言葉には謝辞にて答えまして、かのBIBLOをテイクアウトいたしますことに決めました次第。いわば、雨のそぼ降るなか路傍に震えてお りました捨て犬を、そっと懐に忍ばせましたメリケン番長が見せます
“漢のやさしさ” のようなものでございますワイ。







こうしてかのノートをば吾が家に引き取って 帰りまして、ネットで各PCショップを見回ってみますれば、
クレバリーさんでテンキーレスの薄型コンパクト仕様のUSBキーボードを発見。それも旅行のお供にもってこいのシリコン製折りたたみ可能フレキシブル・キーボードがなんと980(税込)のお値打ち価格で!!



こ ちらを数日後には会社帰りに秋葉原まで足を伸ばしまして早速購入し、動作に支障がございません事を確認しましていざ吾がミュンヒハウゼン家の家風に馴染ませますべく カスタマイズ開始!!――さるにても、キーボードが効かなくなりましたからと申しまして廃棄対象という判断もあまりにブルジョアジーな発想でございます が、吾が輩のようにキーボードの付け足しまで気が回りませんでも、なにゆえ修理に踏み切りませんでしたのかはやはり不可思議。あるいはメーカー修理にまわせませぬなんらかの理由がございましたものでしょうか……ハテ?



マァ吾が輩といたしましては “棚からぼた餅” 以上にラッキーな 状態ですので異存はございませんが、廃棄されますならそれなりの処置を施しておきませぬと、この情報化社会にいくつも穿たれております機密漏洩の陥穽に呑 み込まれてしまいますのが昨今の風潮。ある意味、『吾が輩が引き取りませなんだら、この企業内情報はいかがなりましたものか?』  と眉根を寄せざるを得ません危機管理意識の低さは正直考えモノ。確かに個人情報に関する書類はありませなんだが、業務に類します文書はテッテ的に抹消しておきます事 こそ鉄則。それこそWindows の “ごみ箱” に廃棄しました程度のデータなんぞ、やろうと思いますれば吾が輩ですらある程度までは復元できます世の中なのでございますから……。


や はりキーボードがイカれました程度でも即 “使い物にならない” という判断こそ、いわゆる 『団塊の世代』  特有の機械への――特にコンピュータのような精密機械への認識あるいは苦手意識というモノでございましょうか。とは申しましてもかの年代でございますれ ば、『叩けば直る』 『修理して使い回す』 というのも一方の世代的信条でもございますようにお見受けいたしますが。


さらに驚き 呆れさせられましたのが、ファイヤーウォールこそ有効になっておりましたが、ウィルス対策ソフトがインストールされておりませんでしたコト。もしかしまし たら堅牢なプロキシ・サーバー付きのLANの許で使用されておりましたのかもしれませぬが、こちらはメーカー製ということもございまして腑に落ちませんで したナァ……あるいは試用期間が過ぎまして、『カネ取られるなら使わん』 とアンインストールされたものでございましょうか。





ともあれ吾が輩には不要のうえ、いずこかに流しようもなくかつ養父殿の首をいたずらに絞めるような真似もする気はございませぬので過去の資料をすべて削除いたしましてから、さて結構面倒でしたのがメーカー製PCならではのプリインストール・ソフト群の抹消。もう使いもしない(断言)ソフトが政府の外郭団体よろしくユニコ ワンサと組み込まれておりますことは自明の理ではございますが、スタートメニューに馬鹿みたいに並ぶソフトのフォルダは、豪勢と申しますよりは貧乏性に起因します詰め込みすぎ――吾が輩的には宮藤官九郎氏の脚本(注4)をホーフツとさせられますワイ。


それらを片っ端から――と申しますかほとんど八割五分を削除し、おそらくその総容量は3GBく らいに達していたのではと記憶しております次第。そうしてZone Alarm ならびにAvast! の定番2セキュリティ・ソフトをインストールしたのでございますが、そうしますと途端に動きが悪くなり、MSConfig を使いまして不要スタートアップ・ソフトの削除も行いましたが埒があかず、相変わらずHDDは始終アクセスしてばかり。そこで気が付きましたのは搭載メモリ数にございます。


こちらをマニュアルで確認いたしますと工場出荷時では256MBの状態で、768MBまでアップが可能とのこと。されど空きスロットは一ヶしかございませぬので、足しますべきは512MBのメモリ。こちらをまたぞろネットで検索いたしますれば、PC2100の当該メモリはおよそ4,180円前後が相場。ただアキバ周辺のお店で在庫が確認できましたのはOTTOさんの4,280円だけでございましたが、こちらはPCを持ち込んでその場で相性診断が出来ますことからOTTOさんに決定。通販ではこうは行きませんうえに結局送料分がかさみますしナ。


して、週末にお店に足を運びましてとくに相性問題も生じずに増設完了。こちらで起動もスムーズになりましたのはもちろんのこと、仮想メモリもなしに 設定を切り替えましてさらに動作も快調に――こうして、こちらBIBLO NB50G も晴れて吾が家の一員と相成りましたのでございますが、そうなりますれば彼に与えます名前を決めねばなりませぬ。


まぁ本体キーボードが使えませぬ点と、USB2.0 コネクタが
計4つもございますのに、形状として MP3 プレイヤーが差せませぬという(注5)ハ ンディキャップを抱えながらもスペック的には高い能力を保持していますことから、かの三国時代は魏の勇将・夏侯惇将軍か、あるいは武装親衛隊のパウル・ハウサー上級大将、ないしは斉藤清作氏……はさすがに可哀想でございますので、ここはヴィクトリー・ニュー太郎こと勝新太郎氏の当たり役・座頭市とさせていただくコトにいたしましょう(注6)



 

 

注1:ギャグ・シンセサイザーのコントがよくこう評されておりましたナ

注2:白土三平風

注3:もちろん英数字のみ。漢字とかなはギブ!

注4:松尾スズキ氏の脚本・演出は好き。

注5:ケーブル類はOKでございますが本体直差し型がダメ。Buletooth アダプタなんかも大丈夫でございましょうか?

注6:さすれば、けっきょく堅気の生活には戻れませぬナ。

 

 

 

 

おいおい、そっちじゃないぜ!

 

 

2007.06.01 (C)Mephistopheles von Münchhausen

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