ほらふきだんしゃくてきぐこーろく

やはりいつの世も “新興” のほうが面白い??

 

2007年09月07日

 

さ て、『 ジキルとハイド!?其の四 の巻

(指定BGM: KRAFTWERK / The Model )

 

 

さるにても、ジャンプ体質のようにいつ “最後の審判” がやって来ますか判りませんのでは、そりゃ大河ドラマのような重厚な作品はどだい創作不可能と申しますもの。つくづく “アンケート順位至上主義” は、何やら目先の小利に目が眩みますあまりに将来の大功をみすみす逸しておられます気がいたしますが、こちらは明日の壱万円札より今日のまとまった小銭のほうが大事という現実論にございましょうか――マァそれでは傍目に “ガッついている” と謗られましても致し方ございますまい。



こうなりますと、集英社の漫画雑誌各部門には、土田世紀氏『編集王』 を――あの、“小学館の漫画雑誌にも関わらず、劇中にて講談社往年の名作をフィーチャーさせました” 名著 『編集王』 を、部内で各人最低二回読ませましたうえで原稿用紙五枚以内の読書感想文を提出させたいものでございますワイ。



ただ、『天上〜』 のあとがきを拝見いたしました際に、担当編集者さんからはかなり自由裁量権を委ねられましたうえで製作を進められておられます様子も見受けられますので、さあらば 『天上〜』 の作風のほうが大暮氏の地に近く、『エア〜』 は案外と編集部の意向が強く出ている作品という解釈も可能でございますのが、じつは怖いところでございます。


一方の講談社はイキナリ連載をぶった斬られますような真似はまずなされませんが、作品が継続されます代わりに方向性に関しまして著しいテコ入れと申し込みますか容喙と申しますか……中途から、『オヤ?何やら作者本来の色合いと異なって参りましたかナ』 と感じます展開に入りますコトもままございますのも確か。


同じく講談社の雑誌 『アフタヌーン』 は、本邦の漫画雑誌中もっとも作者の自由裁量度が高いと耳にした憶えがございますが、それでもいくつかの作品にて “方向転換” を感じずにはおられませんでした記憶がございます。


吾が輩が好きな作品で申さば、鄭問氏の 『深く美しきアジア』 や、沙村広明氏の 『無限の住人』 がそちらに該当いたしますものと存じますワイ。『深く〜』 はもともとが一話完結だった物語でございましたはずですが、やがて理想王の冥界覇権の話にシフトしていきましたのと、『無限〜』 は結構初期の段階から……おそらくは卍丸の不死の秘密と妹のエピソードのみが沙村氏のそもそものオリジナルで、逸刀流の連中などは端っから沙村氏の構想にはございませんでしたようにお見受けいたしますワイ。とくに最近までの “不死実験” 篇などは言わずもがな、にございましょう。


もちろんこちらのお話は、“良い” “悪い” という意味合いで取り上げておりますものではございませぬが、では吾が輩個人的にどうなのかと問われますれば、返答に窮してしまいますのが正直なところにございますワイ。







……今回の二作品をめぐります愚考録で、吾が 輩は

 『サテ、創刊初期はマガジン誌と“少年誌の双璧”と謳われておられましたサンデー誌現状とはいかに(注1)


という淡い疑問が湧きましたが、正直 サンデー誌は昔から 『強いて読みます気が起こりません』 漫画雑誌。そのココロは 『にもにもなりません連載作品ばかり』 なるイメージが抜けないのでござ いますワイ……でございますからこそ、


『♪後か〜ら〜来〜たぁ〜の〜(ジャンプ)に〜追〜い越〜さ〜れ〜


を地で行きます結果となってしまったのでございましょう。それでもかの 『ボンボン』 誌が休刊やむなきに至りましたのに比しまして、かの 『コロコロ』 誌は依然ジャリ 幼年読者らに悪事の限り 猛威を奮っておりますことを鑑みます と、やはり小学館は社名の洒落抜きで、他の学習雑誌と併せまして小学生に強いものでございますのかな?


強いて小学館で申し上げますれば、『ビッグコミック』
誌のスピリッツ&オリジナルは定食屋の棚にございますれば手も伸びようかというところでございますが、でも他に 『モーニング』 ないしは 『ヤンマガ』 がございますれば、まず間違いなしにこの順番にて読み始めますことは必定。




ときに
大暮氏(注2)。氏の作品を 『天上天下』 から 『エア・ギア』 ではなしに、逆の 『エア・ギア』 から 『天上天下』 を読んでおりましたらと愚考いたしますれば、サテいかなる事になっておりましたものでございましょうか……。おそらくは、


『大暮氏を食い物にした集英社がにくい!』 、『集英社を殺して吾が輩も死ぬ!』 、『わが輩の好きな大暮氏に戻って!そして激しく抱いて』 くらいのエモーショナルな愚考録をしたためておりましたかもしれませぬナ
(注3)





では総括といたしましては、“大暮氏の画力とセンスを堪能されたくば 『エア・ギア』オススメ!”というところでございましょうか。では 『天上天下』 は、と申しますれば……。

 『ジャンプ体質を憎んで大暮氏憎まず

としておきましょう。




 

 

注1:あれ?大暮氏のお話どうするの??Σд

注2:ときに、じゃなくて話の中心だろう。

注3:それはどうだろう?

 

 

 

おいお い、そっちじゃないぜ!

 

 

2007.09.07 (C)Mephistopheles von Münchhausen

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