ほらふきだんしゃくてきぐこーろく

オシャレなばかりではつまりませんワイ。

 

2008年01月12日

 

さ て、『 こだわりリスト・ギア  の巻

(指定BGM: 小林旭 / 熱き心

 

 

吾が輩の左腕を飾りますアイテムといたしましては、メリケン・サック もといオーソドックスに腕時計を着用しております次第。
先日までそのニン!
(注1)任にございましたのが精工舎(現セイコー・ホールディングス)さんの海外輸出モデル、セイコー・ファイブスポーツにございます。


こちらのお品は自動巻きという現代には欠かせませんエコ思想にマッチでーす いたしました動作機構と、曜日の表示が英語とスペイン語のいずれかが選択できます、海外モデルならではのカレンダーがいたく気に入りまして買い求めましたお品。もちろんお値段がお手頃でしたことは申し上げますまでもございませんことと愚考いたしますが、そのシンプルで厭味のございません落ち着いたフォルムもまた魅力のひとつにございましたワイ。


ビジネスにもカジュアルにも、どちらにも対応できます
そつなくジェントリなデザイン。
緊急時にはこうして握りますれ(以下自粛)。















ただ
こちらのお品、見てくれと機能には一切の不満はございませんでしたものの、唯一の瑕疵といたしましては “自らの意志により時間が進んで行く” と申します、相対性理論陽明学的実証しまくりな気質を持ち合わせております点。


およそ2日で1分ずつ、彼は吾が輩をしましていわゆる “浦島効果” に誘ってくださいますのでございますが、さほど忙しくもない時期にございますれば、それと気付きました時 点にて針を調整いたしますればそちらで事は足りますものの、繁忙なうえに残業などが重なりますと、悪くいたしますれば気ぜわしい朝の支度時に無駄な焦燥感を煽られてしまいますこともしばしば……。


とくに昨年下期からは異動で人員が減りましたこともあり、とにかく猫の手を借りますくらいならば膝に抱きまして背を撫でつつひと心地つきたいほどの忙しさでございまして、吾が輩 『人が時計に求めます機能とはそも何ぞや?』 と原点回帰いたしまして、ボーナスのあてもございますことから手間のかかりません新品を購入いたしますことに決めたのでございます。





マァよほどお値段の張ります自動巻き機構にございますれば、こうした誤差など生じないのでございましょうが
(注2)、やはりここはクォーツ式が無難ということになってしまいますのでしょうか。さればこれまで地球に優しく中高年婦人層に厳しい伊達男として知られてきました吾が輩のアイデンティティが揺らいでしまいます……そこで吾が輩が思い至りましたのが、いわゆる“光発電”方式のモデル。


じつはこのスポーツ・ファイブの二代前に使用しておりました時計こそ、各社こぞって光発電機構を採用しはじめました頃のはしりの機器でして、シチズン社はチタン・ケース
(注3)のクロノグラフ、“インターセプター” にございます。


クロノラフ部分がややチープに見えますが、
そのシンプルさが逆に無骨なイメージを演出しております逸品。
嗚呼、ひたすら復刻が望まれますワイ!
















こちらはモウ見た目といい配色といい吾が輩の心の琴線に触れまくりで、最初に得ました印象とはこれなん、『爆撃機乗りの時計だナ』 にございますワイ。 淡い錆色のチタン・ケースにフィールド・グレイの文字盤、そして赤い秒針という配色は、吾が輩をしまして高高度を長時間飛行いたします爆撃機の操縦士を連想させましたのでござ います。


こちらが黒の文字盤に白い針でございますれば戦闘機乗りなのでございますが……マァ渋さ全開の “お気に入りGEAR” として、ひとかたならぬ愛着をもちまして身につけておりました次第。


こちらのカッコ良さと申しましたら、『俺の名前はナイト・ライダーだ!』 などと公道を猛スピードでカッ飛ぱしております暴走バカップル も、
ひとたび彼が路上に勇姿を現さば途端に運転しております男のほうが 『俺はもうだめ……』 と、メソメソ意気地なく泣きベソをかき始めますこと請け合い。挙句に彼奴(きゃつ)らはみずから事故って爆発炎上の態にございますワイ。


この “インターセプター” は残念な事に7年ほど前に故障と相成りまして、原因は長年の使用で内部に入り込みました水分のため機構に狂いが生じましたのだとか。いちおうは10気圧防水とはなっておりますものの、パッキンなどの劣化もございましたのかもしれませぬナ――ともあれメンテナンスなしでは
長期使用には耐えられません点は、いかなる高級ブランド物ですらも同様にございましょう。


されど、いざ彼をサマリカームいたしますにはメンテナンス+部品交換で13,800という見積もりとなりまして、『なんと!彼を購入いたしました額と変わらないではございませんか』  という仕儀となりまして、なれば同社他社に拘わりませず近似の新モデルを新規購入いたしましたほうがよろしいものと愚考いたしました結果、彼は現在も天袋の中にて仮死状態保管を継続中 にございますワイ。





―その後すぐにはなかなか気に入りましたモデルにはめぐり逢えませんで、代替品として部分的にチタン使用の光発電クロノグラフを購入したのでございますが、こちらが確か7,980ぐらいで、イタリー製という触れ込みのチト胡散臭げなお品。見てくれはイタリー製らしくお値段(注4)の割に見栄えはするのでございますが、いまひとつ愛着が湧ききりませんところにケータイの J−SH53 を導入し、『こっちで用が足りますワイ』 とセフレ同様に 無かった物のように一顧だにすることなくお払い箱となりました次第。もちろん廃棄して久しゅうございますので画像はございませなんだ。



……して、今回あらたな腕時計購入に際しまして、“チタン製”“光発電”、“クロノグラフ” は必須条件。もちろん現在もいくつものメーカーさんからこれらの条件を満たしますお品は存在いたしますものの、かの “インターセプター” に比しますればまさに 女だらけ 月とスッポン” にございまして、なればと値段帯を10万円まで上げましても、『なんかナウくない』 『乙に済ました感じでつまらない』 無難なモデルばかり……。



ちなみにインターセプターは絶版となりまして久しいご様子で、シチズン社も系統としましては外観が似てはおりましても、いかにもな “サラリーマン仕様” に落ち着いておりますのが哀しいところにございます。



逆を申しますればインターセプターのフォルムは、契約社員で私服勤務でございましたあの当時なればこそは微塵の違和感なく着用が叶いましたのやもしれませぬ。現在のようにの日々の生活にて70近くがスーツの生活でございますれば、やはりスポーツファイブのようにアクのないデザインがよろしいのカモ……。


さるにても、最近のチタンは仕上がりが洗練され過ぎまして、本当にチタンでございますのかステンレスでごまかされておりますのかが一見したのみではしかと見当がつきませず、購買意欲をそそりませぬこと京極堂の実写映画シリーズの如しなガッカリ至極感がまこといただけませぬナァ。


とは申しましても、吾が輩はどうにもインターセプターのイメージに準じますモデルではございませんと購入いたします気にはなりませず、最終的に選に残りましたのがセイコーさんのメーカー内ブランド、ALBAの“ROOKS”


希望小売価格では、三品中もっとも
高価なはずなのですが……。



そこはかとございません “高級知育トイ” 感が
何かしらの吹っ切れなさを醸しますワイ。













こちらのモデルは何代か前のお品のご様子で、現在のROOKSのラインナップにはございませなんだ。
それでも希望小売価格が31,500のところが15,400とかなりなお買い得でございましたのと、現在のクロノグラフ情勢からは顕著に “はぐれ刑事純情派” にございます点を見込みまして、購入と相成りました次第。



――実際に着用してみますれば、全体の質感は重厚で、白と黒のツートン・カラーが希望小売価格と著しく不釣り合い チープ感 お手頃価格感を演出しております気がいたしましませんことも無きにしもございませず、『やはりチタンは黒よりも断然錆色にございますナァ』 とひし ひし噛み締めずにはおられませなんだ……マァ自己主張の強さは買っておりますがナ。



ちなみに黒の文字盤に
白い針ではございますが、戦闘機乗りの腕時計という雰囲気は微塵もございませず、好意的に評しましたところでまんまバットマン・カー (Directed by ティム・バートン) にございましょうか――やはりどうしても、“ミリタリー感覚” ではなしに “オモチャ感覚” がぬぐえませぬワイ。 (´・ω・`)



――こうなりますと、いずれはインターセプターに復活を乞わねばなりませぬかもしれませんナァ。ただ前回の見積もりよりさらに年を経ておりますゆえ、メンテナンス費用も いかほど上がっておりますやら……されど絶版なれば、修理に多少の額をつぎ込みましてでも稼働させ、希少品としての価値を楽しみますのも一興。さらには仕事用とプライヴェート用と、用途別
(注5)で使用を分けますのもよろしいかもしれませぬワイ。




ということで、現在ビックカメラさんに修理を依頼しておりますが、見積もり上限金額
(注6)は細かいことを申し上げても致し方ございませんので20,000円としましたところ、対応してくださいました女性店員さんの目があきらかに最前と異なります輝きを放たれましたのに貴族の矜恃をくすぐられつつ、2月初旬の完了予定を心待ちにしております次第。よほど特殊な部品の入れ替えなどがございませなんだらよろしいのでございますが、ハテ……。


 

 

注1:(正)伊東四郎氏 (誤)ハットリカンゾウ氏

注2:着用者の体温がケースに移りましてゼンマイの伸張率などが変わるのでございましょうか……。

注3:ギョーカイ的には “ボディ” ではなしに “ケース” となりますご様子。

注4:たしか希望小売価格はやたらに高額な値札が付いておりましたはず。

注5:しゃれ。

注6:設定額を超えると修理の是非を確認する連絡が入ります。

 

 

おいお い、そっちじゃないぜ!

 

 

2008.01.12 (C)Mephistopheles von Münchhausen

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