ほらふきだんしゃくてきぐこーろく

150年前でしたらあと余命10年。

 

2009年07月05日

 

『 不惑でウッシッシ!』

(指定BGM: 猛毒 / ギミアブレイク

 

 

♪二十(ハタチ)〜を〜過ぎた〜ら〜ニジュウイチ〜(注1)というお酒のCMがかつてございましたが、吾が輩もついにルチャマスター氏と年齢で並んでしまい、来年は四十歳 ―― いわゆる “不惑” の歳と相成るわけでございます。


そも不惑とは、孔子様の論語にございます 『四十而不レ惑(四十にして惑わず) からの出典でございますことは、不肖吾が輩が申し上げますまでもございませぬが、果たして人間誰しも四十年も齢を重ねますと不惑の境地に達せますものか、 あるいは孔子様のように学識と礼儀を修められた有識者でございませぬと、四十年を経ましても相も変わらず ♪迷い道くねくね〜とさまよう羽目に陥ってしまうので ございましょうか ……。



こちらは吾が輩個人の雑感にございますが、さすがに人生を四十年も生きて参りますと、『惑わない』 と断言しましても決して過言ではないものと存じ上げます次第 ―― と申しますか、『惑う気がしない』 ないしは 『惑いたくない』 という思いのほうが先に立ちますようになってきました感じがいたします。コサキンでおなじみの有名人気放送作家・有川周一氏風に申しますれば 『惑うのが面倒くさい か、あるいはロケンローラー風に申さば、『不惑 or Die というところにございましょう。


マァ肝が座りますとか、蓄積された経験や知識から解決の糸口を探し出しますスキルが身につき、即断すらも可能になったと申します事実もございましょうが、そのような格好の良い見地からではなしに別の角度から申しますれば、『惑うくらいならやらない と申します、“0” か “1” のみの思考のディジタル化という推測も必ずしも的外れではないものと愚考いたします次第。


さらに別の言葉を使いますれば 『気が長くなった』、『物ぐさになった』 のかもしれませぬが、まずはそう簡単には物事に動じませんようになりましたのは確かにございますワイ。最近吾が輩が動揺を隠せませんでしたニュースと申さば …… 真木よう子女史の電撃できちゃった婚ぐらいでございましょう。





そんな吾が輩でございますゆえ、見た目はもはや申し分のございませぬ “おっさん” ぶりでございます次第。かつては朝に剃りますれば一日中処理要らずでございましたほど元々薄かったヒゲも、いつの間にやら濃くなりましたのか剃り跡そのものが青くなり、ちょっとした 『びっくりしたなぁモウ』 状態でございますし、このような面相で若ぶりましたところで実年齢とのギャップで周囲から引かれますのは必至でございましょう。とくに吾が輩は、“ちょいワル親父” などと粋がってらっしゃいます連中は非常に鼻持ちならざる輩として忌み嫌っておりますゆえ、今のところの吾が輩の身だしなみのコンセプトといたしましては 『いかにフツーのおっさんに成り切るか』 という視点で愉しんでおります次第。


いわばカジュアルなコスプレのような感覚でございますが、かつて渋谷や新宿などでよく見掛けました実年齢を信じたくない、ないしは脳内の夢年齢のまま衣装をチョイスしてしまいました初老の男女 ―― 金髪ツインテールのミニスカ&ピチTを着用し、厚底ブーツにてセンター街やアルタ前を闊歩されておられりました、背後から拝見しましても
(注2) 『パターン死徒DEATH!』 と確実に 還暦間近と認識できます老ギャルや、遠からず往年はサーファーでございました面影を残されますも、その痩せ細われました手足では波乗りはおろかパドリングさえ もひと仕事とお見受けいたします茶髪にシルバー・アクセサリーヂャラヂャラのご老体らを拝見いたしますたび、『ああは成りたくは無い ―― いや、成りはいたしますまい!』 とつくづく己の心に誓いましたものでございます。


最近とみにこの “年齢とファッションのバランス感覚” の必要性を痛感いたしましたのは、吾が輩も文句なしに “ザ・男前” と認めております、吾が同年代のスター にしきの こと福山雅治氏の、ローソンに貼られておりました今年の全国ツアー告知ポスターを拝見いたしました刹那にございます。勇将知将も老いと病には勝てませぬのはいつの世も同じ事。『福山氏も、そろそろ’80代のデヴィッド・ボウイ氏的なイメージ・チェンジを図られては』 と、福山氏すらエイジングに敵いませんのでしたら、いわんや吾が輩をや …… と、余計なお世話ながらも身につまされたものでございます。


されど吾が輩、スーツとユニフォームならいかなる職種でも似合って見せます 朝青龍関なみにの驕り もとい東アジア随一の大国と自負されます中華人民共和国なみの自信がございます次第。とくに中学時代
(注3)の友人をしまして 『男爵は制服という制服は何でも似合うな』 と言わしめましたほどでございますゆえ、コンビニの制服から旧日本帝国陸軍初期の制服 “肋骨服”、アルゲマイネSSの黒服から果ては学生服まで、『青い山脈』 撮影時に31歳と申します倍近い年齢にも拘わらず高校生役を演じられました池部良氏クラスの着こなしてご覧に入れて差し上げましょうぞ!!


―― マァそれでは先に申し上げました “ヤング老骨” と何ら変わりなくなってしまいますので止めとしておきまして、斯様な輩とはひと味もふた味も違いをご覧いただけますでございましょう不惑ならではの “笑い” をば愚考いたしましたので、いましばらくのお付き合いをお願い致したく存じ上げますワイ。


不 惑ともなりますれば、ある程度の人間的重み …… いわば貫禄が求められましょうと申しますもの。かと申しまして吾が輩は 『ガッハッハ』 ほど精力も脂のテカりも恰幅もございませんし、『フフフ』 などと乙に澄ました笑みも、年齢としてあまり気味の良い 様ではございますまい。ここは経験に裏打ちされました観察眼と、積層されて参りました知識より醸し 出されます “コク” を含みましたうえで ウッシッシ が最適かと存じ上げます次第にございますワイ。


いわば、コンビニでスピードくじに当たって 
『ウッシッシ』。ちょいワル親父が現役たちにボコられて泣きべそをかいてらっしゃいますのを遠目に眺めながら 『ウッシッシ』。部下の仕事の手際を誉めて 『ウッシッシ』夏服の女子中学生を観て ASフーズ社の“ゼロカロリー・ゼリー” に舌鼓を打ちながら 『ウッシッシ』 と、ある一定の年齢層からは特定の人物のお顔が思い浮かんで来そうではございますが、ご当人は疾(と)うに “セミ・リタイア” されておられますので、今後はこの吾が輩めがお株を頂戴いたしましょうという腹にございます。


いわゆる森光子女史の二千回公演でおなじみの 『放浪記』 におけます父親のご職業
(注4)が “おいちにいの大将” にと呼ばれておりました事にあやかりまして ウッシッシの男爵” にございますワイ ―― かつての米国外交にて喩えますならば、『ウッシッシ』 主義とでも申しましょうか。





その一方で、昔は 『四十になったら来る嫁も来ない』 として、かの水木しげる御大もまさしく “バスに乗り遅れるな” とばかりにご両親がまとめられましたご婚礼を大急ぎで為されました事は御大の代表作 『コミック昭和史』 にも描かれておりますが、この晩婚化が進みます昨今でも、そのような認識はまだ罷り通っておるのでございましょうか。


それこそ吾が輩は来年不惑を迎えます絶好の適齢期にございますが、サテくだんの 『男爵・不惑現象(フェノメノン)』 の影響もございましょうが、昨今の経済状況を鑑みますれば “結婚=幸福” の図式は、もはやかなり 『♪どこかにあるユートピア』 化しているようにもお見受けいたします次第。


具 体的に申さば、先日のネットニュースにて拝見いたしました記事にて、『ボーナス減のためローンが払いきれませず、持ち家が競売にかけられる』  なる事例がこのところ増えている様子にございます。要しまするに吾が家を明け渡してローンと家族の生活が残ると申します、ちょっとしたサブプライム的な事 件でございますワイ。されど融資した銀行が軽口をたたいて顧客の購買意欲をあおったわけではございませぬので、こちらは詐欺でも非道でも何でもございませ ぬので、マァ世の中と己が将来を甘く見ておられましたがための自己責任の範疇にございましょう。


そちら以前に、世界規模でエネル ギー資源の枯渇や食糧供給問題、地球温暖化と申します将来避けえませぬ三重苦を目の前にされまして、現在ご愛息をお持ちの方々は、彼らにいかなる夢を託さ れ、かついかなる希望を与えて育てられていらっしゃるのでございましょうか。そのうえ少子化による税金の負担増や現在の経済諸問題の先送り、さらには 『国立大卒ではないと社会に出てからつぶしが利かない などと申しますお話さえまことしやかに囁かれております昨今、どれだけリスキーでハードルの高い人生なのでございましょう。


まさか、 『いろいろと困難な問題や物騒な事件が頻発しているけど、頑張って生き抜いてね』  などと申します無責任な言い草はさすがにおっしゃられませぬとは思いますが、結構 『何とかなる』 で人生の先物取引をされてしまっておられるような節が見受けられますワイ。苦労いたしますのは親ではなしに子供のほうでございますのに ―― 吾が輩でしたら遠からずグレるでございましょうナァ。いま大流行のカッコいい表現で申さば
HG ハードグレる こと疑いなしにございましょう。


マァ、このような事を書いておりますれば、独身者のやっかみと鼻でお嘲いになられるお方もいらっしゃいましょうが、吾が輩も不惑を迎えます身。色恋にさほどの情熱を覚えますでもなし。さらにはもう赤玉出ちゃいました
(注5)。異性にも淡白になろうと申すものでございます。


…… 斯 様な戯言よりもいっそう深刻なお話をいたしますれば、いずれ日本は労働人口の減少もさることながら、経済の二極化を迎えると聞いております。ざっくり分けますれば少数の上層大多数の下層これのみであり、 中間層が育たなくなるのだそうでございます。少子化のうちでも、学歴、収入、民度、生活レヴェルはその高さにつれまして出生率が反比例しております事はすでに明白な事実でございましょう。愛情、教育、経済力 を最も効率的に吾が子に注ぐには当然の思考法でございますから、逆に犬のようにゴロゴロ子供を産んでおりますのはいかなる連中でございますかは、お客様が たもおおよその想像を結ばれますのに難くはございませぬものと愚考いたします次第。



『朱 に交わらば赤くなる と昔から世間では申します。つまりせめて中間層を保ちましょうと本人らが努力しましても、数の多い連中には敵いませぬ。耳にしまして久しい “学級崩壊” などはこの好例ではないかと愚考いたします次第。また、教える側の質もしかりにございます。学校教師におけます不祥事も残念ながら耳に珍しくなくなりまし た昨今。どうにか教員免許状はゲットできましたものの、公務員にはなれず、かつ民間企業にも洟も引っかけてもらえなかった連中が、詮方なく口を糊するために教職に就いた例はかなり多いと聞いております ―― このように、教える側も教わる側も相互にレヴェルを押し下げて合っておりますような学舎(まなびや)に、いかばかりの希望が抱けましょうや。


こちらは吾が輩が偶然にも遭遇いたしました実話なのでございますが、何年前になりますかは定かに記憶しておりませぬのが恐縮でございますが、とある電車に
(注6)乗っ ておりましたら、吾が輩の正面に座っておりますプータロー風二人 ―― 一方はまだ茶髪が現在ほどの市民権を得ておりませぬ頃であったと思われますが、マァたいそうな染めっぷりにライオンの様な蓬髪、無精ひげ、ヨレヨレのT シャツにジーンズ、そのうえサンダル履きと申しますピンチラ以下の出で立ちと、もう一人は黒髪でまだ普通の装いではございますが、なにやら小狡そうな面相 の男が話しておりますには、

『私立の○×中学校の生徒はわざと問題集から難解な公式を見つけてきて、「ここ判らないので教えてください」 とか言って教師の能力を試すらしいからタチが悪いぜ』。

申しますのが聞こえて参りました次第。どうやら彼奴(きゃつ)らは現役大学生にしまして、この先教職でご飯をいただこうと目論んでおります様子。『成る程、こやつらが世に聞こえます “デモシカ教師”(注7)なる罰当たり連中で ございますナ』 と、本邦の教育現場の崩壊を否が応にも見せつけられましたのでございますワイ ―― されど正論からしますれば、いかな難解な公式でございましても、生徒から質問をうけなばたとえ時間をかけましても解いてみせますのが、教師としての体面以 前に給料をいただいておりますプロフェッショナルとしての義務ではございますまいか。


な れば極端な “上昇志向” あるいは “学歴コンプレックス” 旺盛な親御様ばかりではなしに、“より安全かつ確実な” 人生を子供に送らせたいと申します親心からも、自身の階層はどうあれお受験熱は否が応でも上がりましょうというもの。されど小中高まではエスカ レーター式に進学して行きましても、最終的には国立大
それもおそらくは旧帝大系を卒業できなくてはエリートになれませぬのでは、あまりにも間尺に合 いませぬお話。


そうして私立の進学校に入ったはよろしくも、不況のあおりで学費が払えそうになくなって家族総出でバイトに身を削 られたり、あるいは 『断念するしかないッ!』 と残酷な選択を余儀なくさせられたりという事実はすでに現在進行形の世の中でございます。まさしく “夢もチボーもない” 生活ではございますまいか。


斯様な浮世を鑑みまして、中性脂肪以外はまったく身体的に問題なしの吾が輩は今年から生命保険の契約を医療から介護へと重 点 を移し、不動産はマンションではなく老人介護施設への入居費への積み立てに考え方を切り替えました次第。やや形態は違いますれど、映画 『老人Z』 の後半から登場してきましたおジイ様たちみたいな電脳的
(注8)な老後を計画しておるのでございますワイ。また、それまでの資産運用とし まして、どのみち結婚式 などを挙行します予定のございませぬ貯金にて国債を購入し、利殖を行いましょうかとちらほら資料を集めて 『ウッシッシ』 と嗤っております次第。


ですの で、結婚などは強いて行おうなどとは微塵も考えておりませず、敢えていたしますならばお相手は25歳前後の女性で、就業中でしたら考えてみましたりみませ んでしたりと申します感じにございます。わざわざ無理くりに結婚し、果てにつまらない事で離婚となり、吾が輩がこれまでに蓄えました財産を “慰謝料” などと申しますしゃら臭い名目でごっそり半分持ってかれましたり しましたら、それこそ大損どころのお話ではございませぬワイ。


何よりいざ 『やはり愛息が欲しい!』 などと事が至りましたら、吾が輩と同世代の女性でございますれば受胎はともかくも出産時に母体と胎児ともども如何ばかりの負担がかかりますか想像に難く はございませぬ ―― そう申さば、よくコサキンで流れておりました平幹二郎氏のオペラか何かのサントラで、


『♪お〜と〜こ〜は四十から〜、女は〜もうダメ


なる もっとも至極な もとい失礼千万な歌が ございましたが、四十を過ぎました女性と聞きまして連想いたしますのは、高齢出産うんぬんよりもまずは更年期障害間近と申しますのが、吾が輩の忌憚のござ いませぬ見解でございますワイ。もちろん、更年期障害は吾が輩男性もその対象でございますゆえ、同年代の女性との結婚は、いっそう些細な原因による離婚の可能性も高くなると愚考いたしますものにございます。



―― サテお話の軌道を修正いたしまして、確かに昨今の近代医学におけます産婦人科分野での技術革新によりますれば、よほどの確立でない限りは母子とも に危険にさらされますケースは少ないようでございますが、吾が輩の私見としましては、人間の生物としてのピークは男女差異なく18歳でございますと確信し ておりますので、その倍の年齢をかさねましたうえでの出産は、身体能力的にも体力的にもかなりの無理を強いておりますことには変わりはございませぬと愚考 いたします次第にございます。


さらには最近の学説では、『35歳を過ぎたら羊水が腐る と申します見解もございますようですし …… たしか有名芸能人のどなたかが公言されましたお話でございますゆえ、ゆめゆめデマゴーグでもございますまい。また、生まれて参ります吾が愛息への身体的リ スクを鑑みましても、やはり子供を設けますならば若くて健康な女性を望みます次第。こちらをロケンローラー風に申さば、『ヴァンサンカン
(注9) or Die』 にございますワイ。また、最近よく聞きますモンスター患者よろしく、無事出産を終えたのにヴィデオカメラ片手に 『なぜ帝王切開以外の出産方法を選択しなかったか』 の証言を撮りに行きますような吉害な真似もいたしたくございませぬしナ。


あ とは、吾が輩自身の体力も当然考慮しております次第。己の幼少時、ないしは親戚の子供の元気っぷりを思い起こしますれば、子育てにはそれ相応の元気と若さ が必要であることがご理解いただけますかと存じ上げます。吾が輩不惑には至りましても、体力的にはとてもで20代の比ではございませぬ。ですのでせめて母 親にはそのヴァイタリティも求めたいのでございます ―― もちろん、ひと回りも年齢の違います娘さんでございますれば、多少値の張りますブランド物をねだられましても、目尻が下がりこそすれ腹は一向に立ちませぬからナァ、ウッシッシ。


な んやかんやで現実的に考えましても、いずれ吾が愛息が元気ハツラツな18歳の頃 には吾が輩は還暦前でございましょう ―― あるいは過ぎております確立すら少なくございませぬ。そんな父親が 『うるせえクソ爺い!』 と罵詈を受けましても、『ハイ左様で』  と答えること以外なにもできませぬ。そのうえ愛息が大学を卒業する まで仕事を続けていられませんでしたら、親として無責任この上ございませぬワイ。





―― お話のついでに、実は吾が輩は養父母の勧めもございまして二度ほど “合同お見合い” に参加したことがございます。よく夕方のテレヴィジョンで “医者やIT実業家が集うセレブなお見合い” などと紹介されておりますアレの類にございますワイ。


確 かいずれも総勢で男女70名ほどの会であったと記憶しておりますが、中にはいわゆる “掃き溜めの鶴” が二人ほどおりましても、やはりほとんどは “さもありなん”倒産品横流し物件なのは致し方ございませぬ。そして男女ともに共通して申し上げられますのは、美醜の観点とはまったく別にいたしましても、まず抜群に第一印象に著しくマイナスに働きます何かを所持 されておりますのが一つ。次にご本人としましては何気ない仕草や言動なのでございましょうが、気配りがまったく感じられず腹立たしさを煽られますのが二つ。最終的には吾が輩も含め まして、自分の事は棚にあげて相手に求めますハードルが高い。この三つのためにあたら折角の機会を取り逃がしておるようでございますワイ。


結 果としましては、現在このような愚考録をしたためております事で明白と思われますが、最初に赴いた日は複数の方々に取材
(注10)がございまして、後日先述いたしましたセレブの合コン的な見出しで放映されておりましたのは、いかにテレビ 屋が大ウソツキでございますかをあらためて吾が輩に知らしめました次第にございます。


かつての 『ノストラダムスの大予言』 のような抽象的な恐怖ではなく、先述しました三つの地球規模の問題にて真綿で確実に首を絞められつつあります現実を目の前に控え、朝の通勤時に遭遇します 集団登校の小学生たちや、近所のショッピング・モールにてふた親に手を引かれてニコニコしております幼児の笑顔を観ますにつけ、『この先いろいろ大変だね、ウッシッシ』 『ああして無邪気でいられますのは何歳まででございましょう』 と複雑な思いに駆られますのは、吾が輩のみだけなのでございましょうか。


吾が輩す でに25歳前後の時点で、『こんなすさんだ社会になるなんて ……』 と、いじめを苦にした少年少女の自殺の多発や、猟奇事件が散発するようになりました浮世を憂いたものでございますが、それから早や15。年齢層を問いませぬ理不尽な動機による殺 人や詐欺の横行、常識の観点をまったく欠いた金銭目当ての訴訟の多発など、行く末に暗澹たる未来しか想像できませぬこの現代社会におきまして、改善されました のは家電製品の性能と省電力性くらいではございますまいか。


―― 嗚呼、故・石原莞爾中将も支持されていらっしゃいました北進論に則り、満州の農産と資源を地道に開拓し、無益な戦線拡大を抑え、ソヴィエトに備えて確実な軍事力を増強して国家運営をしておりました ら、生活や所得水準こそ現在より低くはございましょうが、このように支離滅裂な国家に堕ちますこともございませんでしたでしょうに。



そんなこんなで内憂外患が山盛りの本邦でございますが、日々口にいたしますのは穀物と野菜のみ、プラスしまし て “ゼロカロリー・ゼリー” と申します、現在流行の “草食系男子” よりも実質的に草食を旨としております吾が輩。昼に働き、夜に休みに(英語の)書を読んでおりますれば、いつの間にやら仙人のように雲に乗って天界と行き来ができますカモ ―― などと愚考せずにはおられませぬワイ。



マァ聖山の上より下界の様を
眺め下ろし“太らない菓子” をつまみながら独りウッシッシと嗤う …… そんな人生も悪くはございませぬかナ。


 

 

 

注1:サントリー社のお酒。あるいは歌ではなくてセリフだったかもしれませぬ。

注2:腕や首筋の様子で一目瞭然

注3:学園祭にて演劇部をひやかしに行っていろいろ衣装を着てみました時のお話。

注4:たしか化粧水(インチキ)の行商人で、手風琴を鳴らしながら 『♪おいちにい、おいちにい』 と口上を唱えていた様に記憶しておりますが ――。

注5:さすがに大ウソ。

注6:路線名は秘しますワイ。

注7:『教師にでもなるしかない』、『教師にしかなれない』 からデモシカ教師なのだそうでございます。かつて土田世紀氏がギャグ短編として描かれておりましたナ。

注8:もはや 『サイバー』 なる言葉はめっきり聞かなくなりましたナ。

注9:フランス語で “25歳” の意。

注10:中の様子は写さず、局の申し入れ に応じた人の談話を中心に番組とされたご様子。


 

おいお い、そっちじゃないぜ!

 

 

2009.07.05 (C)Mephistopheles von Münchhausen

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