世界ブルルン放浪記

いままでに旅をした国。

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当時デジカメなんてモノがなかったので、現地の写真は政府観光局のHPで楽しんで下さい。旅先に選んだ理由や旅程、エピソードをご紹介。

 

File 1 エジプト (EGYPT)& イスラエル ’89.2.11〜’89.3.4 旅費¥468,000
日程 成田空港 − <空路(バンコク経由)> − カイロ −< 空路 >−ルクソール −<夜行列車>−カイロ - <バス> − シャルム − エイラット − エイン・ケディ(死海) − エルサレム −<空路> − カイロ

政府観光局のホームページ:エジプト政府観光局、イスラエル政府観光局

旅の始まり

大学4年のとき、卒業旅行に選んだ先がエジプト・イスラエルだった。一緒に行ったのは、アルバイト友達の真澄ちゃん。彼女は東海大学で考古学を学んでいた。まだ2年生だった彼女の回りには、私以外、長期旅行に行く予定の人間がいなかったらしく、エジプトへの熱く深い想いと「アラビア語が出来るから大丈夫だよ。」という言葉を信じての出発だった。

もう10年も前の旅行なので記憶もぼや〜っ・・・。出発当日のことは覚えていない。強く印象に残っていることを話そう。

飛行機内にて

エジプト航空のスチュアートはカッコイイ。機内食、その他のことは覚えていない。

カイロ空港にて

エジプト人の瞳は濃い。飛行機を降りてイミグレも通過。荷物を背負って外に出たとたん、黒々とした瞳が沢山並んでいた。ジトーとただ見つめる人々。一体昼間っから何やってんだ?ガイドブックや旅行会社にさんざん脅かされていたのでビビリまくった。言葉もでない私。「ま、真澄ちゃ・・・ん?」 気がつくと相棒の真澄はニコニコしながら久米宏と話していた。余裕の笑顔、私とは正反対。「誰?」「あ、旅行会社の人だって。」・・・個人旅行の私たちには、迎えに来る係員なんかいないはず。危ない人に連れて行かれちゃいかん!でも言葉がわからない。恐い顔をしながら久米宏をにらんでいたら「事務所に行こうって。さ、荷物持って、きょんちゃん!」、真澄はトコトコ歩き出した。連れて行かれた場所はツアーデスクが並んだ廊下。小さいブースの椅子に座らされ、甘いお茶を出された。ただでさえモノに弱い私。真澄と久米宏の間で結ばれた観光ツアーの料金を払い、紹介されたホテルまで車で送ってもらった。

初めての夜

紹介されたホテルは、ほんとに妖しかった。暗いロビーには赤いじゅうたんと赤いカーテン。正面の階段を登って二階の部屋へ。ベッドが二つ並んだ部屋の壁には洗面台があった。窓からの風景は、狭い路地に洗濯物。テレビで見たスペインの下町っぽい。でも、住んでいるのはエジプト人。子供が走りまわっていた。その夜夕食をとったかどうか、覚えていない。写真も撮らなかった。その位緊張していた。

エジプト観光

二日目の朝、予定の時間より遅れてバンが迎えにきた。怪しい運転手が二人の荷物をうしろに積み、次のホテルに向かう。私たちのホテルに輪をかけてボロイホテルの前には3人の日本人男性が立っていた。「おはようございます。」 遠い異国で交わす照れくさい挨拶。今日一日、この5人でツアーをまわるらしい。運転手がアラビア語訛りの英語で今日の予定を発表する。さ、出発だ!

カイロの街をぬけて・・・ピラミッドを発見!

カイロの街はとにかくうるさい。車のクラクション、人々の怒鳴り声。朝夕流れるコーランの祈り。いろんな音が混ざりあい、いろんな物が動く。そんな街中を車から眺めながら、一路ピラミッドへ。テレビでしか見たことのない三角形は、私の中で巨大化していた。だからカイロ市内から見えるもんだと信じていた。例えば家から見える富士山のように。しかし、街を抜け、砂漠っぽい道を走っていても一向に見えない。まさか、私たち売られるんじゃないよねぇ・・・そんな不安がよぎった。真澄は窓から顔を出して、ルンルンしていた。3人の男の子達はグーグー寝ていた。夜中に飛行機が着いたので、寝られなかったらしい。不安なのは、私だけ。こんなに小さい心臓で、この先大丈夫なのかなぁ・・・なんて思っていたら、突然ピラミッドが出現!おおー!テレビと一緒だ!!・・・これが感想でした。

ピラミッドの中。

ピラミッドと言えばラクダ。本当にラクダがいた。見るからに貧乏な私たちにさえ、ラクダのオヤジはしつこい。料金は高い。時間は短い。いくら交渉しても安くならなかった。無い袖は振れないのであきらめた。写真だけでも・・・と頼んだらお金を要求されたので、おやじ達が客引きをしている間に撮ってやった。ははは。ピラミッドの中に入っていく。小さい電球の光に照らされたホコリがすごい。「ん〜、これがロマンだ!」と考古学どっぷりの真澄は満足そうだ。狭い通路をずんずん進むと四角い部屋にたどり着く。「ここに王様の棺があった」、と言っていた(と思う)。そっか、ピラミッドって、お墓だもんね。しかし何も無い空間だった。中身は博物館にあるらしい。つまんないの。

ナゾナゾは出されなかった。

ピラミッドの次はスフィンクス。幸い大規模な工事に入る寸前で、軽く足場が組まれている程度だった。ナゾナゾを出されるわけでもなく、「ほんとにテレビと一緒だね」という感想を真澄に述べ、写真を撮り、土産物屋へ。閑古鳥の鳴く店内では、これまた怪しげな店員がパピルスに描かれた古代エジプトの絵や首飾り、発掘品のレプリカ、絨毯までしつこく勧めてくる。エジプトに着いてまだ二日目。なにがなんだかわからないまま、うそ臭い土産物を購入。若い私であった。

悲願のギザのピラミッドは・・・。

 

To be continued

 

Tea RoomTop