文金高島田への道
file.10 引き出物
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 出席人数が大体決まったので、一ヶ月前に結納用品店Yに行った。私たちは、自分で選ぶのも面倒なので、引き出物カタログを配ることにした。田舎では、カタログ式ギフトは珍しい。たいていは、かさばる茶碗だのお盆である。だが、お客には遠方の人や年配の人もいるので、重いものは大変ということでカタログ式にしたのだ。それぞれの会社の人たちも珍しがってくれるだろう。
 カタログは4000円相当の品を選べるものにした。YではZ式場を使う場合は3000円に値引いてくれるのだ。持ち込み料を入れても、ずいぶん割安になる。

 だが、問題は式の後だった。カタログ式の場合は、期限までに返信の葉書を出し忘れた場合、鍋等の決まったものが会社から送られるようになっているのだが、カタログ会社がそれを確認し、品物を発送する際にカタログを贈った人の住所・氏名が必要なのだ。そう、出席者の氏名、郵便番号、住所、電話番号等をリストに書いてYに持っていかなければならないのだ。それも会社の決まった書式の用紙に。
 招待状を発送した時に作ったエクセルの表を元にしてファイルメーカーを使えば出来るかもしれないが、新婚旅行の準備で忙しい花嫁にできるわけがなかった。手書きで表に100人以上の氏名、郵便番号、住所、電話番号を書いたのだった。ああ、疲れた・・・
 しかし、このカタログギフト、選んだ品によって、ずいぶん明暗が分かれたらしい。いろんな話を総合すると、カタログギフトはブランドの品物を選ぶのがいいみたいである。聞いたことのないメーカーの品は、写真と比べてちゃちなことがあるようだ。


                                   
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