文金高島田への道
file.2 日取りと式場決定
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 いよいよ具体的に話が進展することになった。
 まず、結婚式の日取りである。ここで問題になったのがE氏の仕事である。年度末が忙しいE氏は3月まで式など挙げられない。となるとそれ以後である。ということで、何も考えずに4月にすることにした。(後で思えばこれはかなり無謀な企てだったと思う。知らないというのはこわい。)
 場所はE氏の住まいに近い結婚式場に決めた。普通は何箇所も見てまわるのだろうけれど、田舎ではそんなに式場はない。二ヶ所、私が下見をして(その頃になると、E氏は土日曜日にも仕事が入るようになったので)パンフレットを見比べたり、評判を聞いて、
という式場に決定した。Zは地元では定評のある式場だった。それに何より、結納と関係がある。
 結納用品の店の下見(普通、これは男性がするらしいが、E氏の休みがないので)をした時に、
という店で、「うちからZのさんに紹介すると、よくしてもらえるから」と言われたのである。その代わり、引き出物はYでという条件だった。(値引きあり)
 というわけで、Yを通じてZのQさんに連絡をとった。で、E氏と二人でZに行って、Qさんの話を聞き、決定したわけである。ちなみにQさんの親戚は私の仕事のお得意さんだった。世間は狭い。
 でも笑ってしまったのは、最初Qさんを初めとするブライダルのスタッフの人達が結婚するのはE氏と私ではなく、その息子だと思っていたことだった。いくら私らが30代後半と40代だからといってもそれはないだろうとその時は思ったが、20そこそこで結婚する人もいるから、親に間違えられても仕方ないのかもしれなかった。
 決定した数日後、E氏の家にお酒が二本送られた。Zからの成約記念品ということだった。飲まないE氏は自分のご両親にそれをあげた。その頃になると私もだいぶE氏の家の事情が飲み込めてきたので納得した。ご両親はお酒に目がないのである。(これが後々大問題を引き起こす)

                                
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