益荒男日記2002

2002年2月13日 老人にとっての幸せ

 先日、E氏の実家へ一人で行った。いろいろ必要な書類を役所に取りに行くためだったのだが、E氏の両親は大喜び。特に舅はまた泣いた。二人ともなんだか老化が進んだような感じになっていた。正月にも感じていたのだが、とりわけ先日はそうだった。同じことを何度も電話でも言っていたのに、舅は忘れてまた聞く。姑はわかっていると思ったのに、やはり忘れているし、出てくる話はE氏が若い頃のことばかり。
 E氏も電話で両親と話していて衰えを感じるらしい。
 安心しているのかもしれない。長い間一人でいた長男がやっと結婚し、家を建てるというのが、よほどうれしかったのだろうか。不安がほとんどなくなり、ほっとしたために、今までの緊張が緩み、記憶力が衰えてきたのか。
 よく将来ボケるのは嫌だという人がいるけれど、ボケられるというのは実は幸福なことなのかもしれない。長生きしなければボケられないし。
 問題は火の始末だが、今のところはその点しっかりしている。でも、いずれ、同居する必要があるのだろうな。
              
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2002年2月9日 加速度

 どうやら今月中に新居に移れそうである。この前工務店の社長に聞いたら、検査は再来週にするとかいうことだったが、今日行ったら、大工仕事は今日までとのこと。あとは電気工事とクリーニング。ということは、来週の検査に間に合うのではなかろうか。なんだか予定よりも早まっているような気がする。加速度がついたわけでもなかろうが。
 新居に移ったら、新築日記でも作ろうか。
              
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2002年2月8日 告発の行方?

 一月の日記で、裁判所から呼び出しがあったことを述べたが、先日、ついに口頭弁論が行なわれた。
 私らは開廷の時間の10分前に到着し、法廷の中で待つことになった。ここで説明しておくと、法廷は手すりのようなもので仕切られていて、裁判が行なわれる場所と控えの席に分かれている。裁判が始まるまで、原告も被告も私のような関係者も控えの席に座って待つ。(別に氏名を記録したりすることもない)もちろん、他の裁判は目の前で進行する。裁判が始まると原告と被告は呼ばれて、手すりの向こうに行くのだ。
 で、私らは二組の裁判を目の前にしながら待った。裁判長はそれなりの風格がある。書記官はまだ20代くらい、裁判官の黒い上着を白に変えたら教会の少年合唱隊で通用しそうな顔をしている。一組目は被告が不在。原告だけしか来ていない。で、3分で終わってしまった。判決の日付は一週間後。次の裁判は原告も被告も来ていたけど、5分で終わり、これも判決は一週間後。その後、うちの番だと思っていたら、原告の金融会社の代理人が遅れるということで、いったん裁判官は退廷してしまった。
 なんだか拍子抜けしてしまった。結局原告側は30分以上後に来るのだが、その間、他にも裁判の相手方を待つ人が二人もいた。なんと、彼らは顔見知りらしい。ごく普通の世間話をしていた。しかも一人は来ない裁判相手の電話番号を知っているからと、携帯で電話を掛け始めた。どっちが原告か被告かわからないのだが、普通、裁判の相手に電話をかけるんだろうか。なんだか、田舎のバスセンターや駅で迎えを待っているみたいである。
 そうこうしているうちに、うちの相手方が来た。金融会社の代理人にしては、やさ男である。証拠の書類を書記官がコピーして被告のE氏に渡した。一方、金融会社の代理人の携帯が鳴った。会社と打ち合わせらしい。開廷。最初に裁判長は金融会社の代理人の遅刻について注意を促した。その後、被告のE氏は原告の訴えを否認。証拠書類の筆跡や印章が自分のものではないと証言した。代理人はあっけなく訴えを取り下げた
 恐らく会社との打ち合わせで取り下げることにしたのであろう。裁判の後、駐車場でE氏は代理人に話し掛けられた。代理人はE氏の親戚の名を知っていた。彼がE氏を詐称していたことは金融会社にもわかっているのだろう。
 こうして待ち時間40分、実質10分足らずの裁判は終わった。E氏を職場に送った後、酒屋とスーパーに行き、ビールとE氏の大好きな魚を買ったのは言うまでもない。

              
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2002年2月2日 毎年引越し?

 新居も内装がぼちぼちできつつある。壁紙を選んでいるのだが、これが結構難しい。トイレの壁と玄関の壁が同じ柄なのも変だし、好きな色だからといって、壁一面がその色というのも変。パソコンの壁紙なら、何度でも変えられるのだが。
 思えば、去年も今の家に引越しをしたし、一昨年の秋はE氏の引越しを手伝った。毎年のように引っ越しているような気がしてならない。ま、今度引っ越したら、しばらくはないだろうけれど。
 頑張って片付けていくしかない。
              
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