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独りよがりの定常宇宙論

序章 寓話

<二つの証拠>
むかしむかし、ある世界での出来事である。
熱帯雨林に住むフリードマンは、毎日のように降り続く雨をみて考えた。
「こうも雨が降り続いたら、何時の日か、海の水さえ溢れ出してしまうことになるであろう。世界中の、陸地と言わず山と言わず、いずれは海の底に沈んでしまうことになる。」
彼の説に、村の重鎮アインシュタインが口をはさむ。
「確かに、降った雨は川を伝わり海に流れ込むのであろう。このことから、海の水量が増すのは否めようがない。しかしながらこの大海原には、水量を一定に保とうとする、何らかの大きな力が作用しているはずである。従って、海の水の量に変化は起こらない」
アインシュタインの説明は如何にも苦し紛れのように聞こえた。これでは、フリードマンと言えども簡単には引き下がるわけにはいかない。
「仮に、海の水量を一定に保とうとする力が働いていたとしても、降り続く雨の元では如何なる作用も無力でしかないことは、数学的に証明できることである。そもそもこの大海原の、どこにそのような力が働いていると言うのかね。」
さすがのアインシュタインも、これには返す言葉が見つからなかった。こうして「海の水があふれ出すのは避けられない」という考えが、広く一般の人たちにまで認知されることとなったのである。

一方、砂漠の地方で暮らすサディ・カルノーも結論を出していた。
「コップに注いだ、この貴重な水も、飲み干したわけでもないのに蒸発して消えてしまう。そうだ!。海の水とて絶えず蒸発しているのだから、いつかこの世の、すべての水が消えてしまう日がくるに違いない。水の蒸発は、海の水量が一定ではありえない何よりの証拠である。」
そして人々は、この説も信じて疑うことを知らなかった。ここに、海の水が一定ではありえない証拠が、一つのみならず二つまでも揃ってしまったのである。なんとこの世界人々は「海の水は増えて溢れ出すが、同時に、すべての海の水が消えてしまう」と考えたのであった。相反する結論を同時に受け入れるは矛盾であるという、ごくごく簡単なことに気づける人は誰一人として現われなかった。少なくとも大人の中には…。
ただ一人、門前で大人の話に耳を傾けていた少年が呟いたのみである。
「な〜んだ。結局、海の水は一定ということじゃないか」


    一人ぼっちの 定常宇宙論

「1」 宇宙が定常ではありえない二つの証拠

現代の宇宙論においては「定常宇宙だけは絶対にありえない」と理解されている。学者は、宇宙が定常ではありえない証拠として、二つの法則を用いて解説する。
1.万有引力の法則(フリードマン理論)
宇宙は、万有引力という収縮する作用を常に受けている。ゆえに宇宙は膨張しているか収縮しているかの何れかであり「宇宙の大きさが不変である」ことなど、絶対にありうる事ではない。
2.熱力学的エントロピー増大の法則(カルノー理論)
熱力学的エントロピーは常に増大する一方である。すなわち「宇宙の光熱も常に減少する一方」ということなのであり、熱力学的立場から見ても、宇宙の定常はあり得ない、という事が速やかに理解される。
そして、著名なある学者は嘆いてみせるのである。
「このように《宇宙が定常でありえない明確な証拠》が一つのみならず二つまでも揃っているのに、不思議なことに、未だに定常宇宙を主張している人たちがいるのである。まるで彼らは科学も何も知らない野蛮人かのようである」
なるほど二つの法則は、個別で見る限り「宇宙が定常ではありえない明確な証拠」として有効のようである。いずれの法則も、宇宙に対して非可逆的な変化を与えるが、ところでこれら二つの法則の「変化の方向性」はどのようなものであろうか。

<変化の方向性>

万有引力がもたらす宇宙変化の方向性は、空間におけるマクロな物質の集積作用と、それに伴う光熱を発生である。すなわち、万有引力なくして光熱(核融合)は発生しない。一方、エントロピーの増大とは、光熱の消費に伴い、空間に微細なガス物質を攪拌させることであり、微細な物質の攪拌は、万有引力発生の場を整える作用でもある。すなわち、二つの法則が与える宇宙の変化は次のようなものである。
・万有引力の法則:空間に、マクロな物質を引き寄せ集め光熱を発生させる。
・熱力学的エントロピー増大の法則:光熱の消費に伴い、空間に、微細な物質を攪拌させる。
このように、万有引力とエントロピーの増大は、宇宙に変化を与えるベクトルが全くの逆向きである。従って、フリードマン理論とカルノー理論は、循環する一連の現象を逆に述べているだけである。すなわち、万有引力と熱力学エントロピーの増大は「宇宙が定常ではありえない二つの証拠」なのではなく、「宇宙が循環的に定常である一個の証拠」に他ならないと理解できる。

<重力と光熱の係わり合い>
万有引力と熱力学的エントロピーの増大が与える「宇宙変化の方向性」も重要であるが、二つの法則の関わり方はより重要なのかもしれない。重力と光熱は不即不離、コインの裏表の関係であり、微分・積分の関係であると思われる。重力の微分が光熱であり、光熱の積分が重力になる。重力と光熱。どちらも同じ現象であるが、見る角度が異なるために、違う現象のように映っているだけである。
万有引力なくして光熱の発生(恒星の核融合)はありえないが、逆に、光熱の発生を止めてしまえば、万有引力までも同時に消失することは、エネルギー保存則により導ける。「ニュートンは、リンゴが落ちるのを見て万有引力を発見した」と言われるが、実際にリンゴを地面に着地させたのは重力ではない。「光熱の発生」である。仮に、この世界が黄泉の国であり光熱の発生しない世界であるならば、木から落ちたリンゴも地面から跳ね返され(作用反作用の法則)元いた、木の枝の高さまで跳ね返されることになる。永遠に、振幅運動を繰り返すのみで、地面に落下し終えない。落下し終えないのであれば、ニュートンが万有引力なる概念を発見することもなかった。われわれを地表に引き付けている地球の引力も、光熱の発生があってこそのことなのであり、重力そのものは、導き役に過ぎないのである。光熱の発生しない黄泉の国においては、物が地面に着地することは不可能になるのである。なるほど幽霊に足がないのも頷ける話ではないか。足があったのでは、トランポリンのように飛び跳ねて逆に歩けないのではないだろうか。
冗談はさておき、 光熱が、物質内の分子振動・原子振動であるならば、重力もまた(宇宙全体を一個の物質に見立てた場合)マクロな空間におけるマクロな物質の振幅運動(回転振動)なのである。太陽系や銀河の回転も、熱振動と同じ「振動」である、ということである。ミクロかマクロかの違いはあるものの、重力と光熱は全く同じ現象であるとみなすことができる。

<重力に引力作用は存在しない>


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2003年01月24日 13時49分41秒


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