百物語の結末


これは、ある本で読んだ話です。
実話かどうかは不明です。

 ある旅館に数人の男が宿泊した時のことです。
夜に、誰とも無く「怪談の話をしようや、、、」ということになりました。

 話は大変に盛り上がりました。
女の声色がうまい奴、急に声を大きくして驚かす奴、、、
そのうちに、皆のネタも尽きてきました。

 そして、みんなトイレに行きたいのですが怪談の後なので、怖くて
行けません。 それもそのはず、この旅館は古い建物でトイレも外
の離れにあり、夜中に行くのはとても不気味です。

 1人が「なんだ、みんな怖がりだな! 俺は1人で行ってくるぜ。」
といって部屋を出ました。

 10分、20分

 男は帰ってきません。

 そして、1時間、2時間

 外は、うっすらと明るくなってきました。
みんなは「よし、ようすを見に行こう」と部屋を出ました。

 そして、問題のトイレに着いて、、、
二手に分かれて、中と外を探して見ることになりました。
中の人は、「硬いドアだな、よいしょ!」とドアを開けたときです。
中と外の人が悲鳴をあげたのは同時でした。

 男が1人血まみれになって、窓から顔を出して死んでいました。
首には割れた窓ガラスが突き刺さって、調度それに引っかかるように
ぶら下がっていました。

 警察の調べたところ、こんな調査結果となたそうです。
トイレに入って用をたしたあと、ドアが硬くて開かなかった。
そこで、さっきの怪談を思い出して猛烈に怖くなった。
あわてて窓から逃げ出そうとした時に足を滑らせて窓に首を突っ込んで
あの状態になった。

 しかし、本当に何があったかは誰にもわからない。