植物の病害虫が新天地に侵入すると、農産物や緑の資源に思わぬ大災害を与えることがしばしばあり、それを根絶することは非常に困難です。

 北米からヨーロッパに侵入し植物検疫のきっかけとなったブドウフィロキセラ、日本からアメリカに渡り世界的な大害虫となったマメコガネなどその例は数えきれないほどです。

 わが国は四方を海に囲まれているうえ、江戸時代の鎖国政策により海外との貿易が閉ざされたことが病害虫の侵入を阻んできましたが、明治以降リンゴワタムシ、ヤノネカイガラなど多くの病害虫が侵入し、農業生産は重大な脅威を受けることになり、このため大正3年になって、わが国の植物検疫が開始されました。

 国際貿易が活発になり、わが国に輸入される農産物の種類と数量も大幅に増加しています。そして交通手段の発達により、大量の人・物の短時間移動を可能にし生鮮植物の移動が容易にできるようになりました。それに伴って、病害虫が侵入してくる可能性は従来にもまして大きくなってきています。


事業内容

 植物防疫所は、被害をもたらす海外からの病害虫の侵入を未然に防ぐために全国の海港や空港で輸入検疫を行うほか、重要病害虫の国内での蔓延を防ぐために国内検疫、諸外国の要求に応じた輸出検疫などの業務を行い、わが国の農業を守るために力を注いでいます。植物防疫所の仕事は、広範囲にわたるので、ここでは、輸入検疫について説明します。

輸入検疫
 植物の病害虫が外国から侵入することを防ぐため、貨物、携帯品、郵便物などにより輸入される全ての植物等について植物検疫を行っています。植物の輸入にあたっては、輸出国政府機関が発行した植物検疫証明書の添付、輸入できる港・空港などが法律で定められています。
 輸入される植物等は輸入禁止品、輸入検査品、検査不要品に区分されます。検査は植物の種類によって変化し、重要な病害虫が付着する恐れのある植物は、より精密な検査を行っています。検査の結果、病害虫が発見されると、消毒・選別・除去・廃棄などが必要となります。近年、コンテナ・航空機など輸送手段の発達に伴ってフレッシュな植物が輸入されるようになりましたが、同時に病害虫もまた運ばれてくるようになりました。今後ますます検査の重要性が高まると考えられています。


内容についてのお問い合わせは,下記までご連絡ください

神戸植物防疫所大阪支所舞鶴出張所 〒 624 京都府舞鶴市字下福井901(舞鶴港湾合同庁舎)
0773−75−0759

全農林近畿地方本部京都北分会

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