信用とリスク

 今日は信用とリスクについて自分勝手に書いてみたいと思います。信用とはcreditです。リスクとはriskです。あたり前のことですが…、信用とは安全性、リスクは危険性といっても間違いではないと思います。

 以前情報の非対称性ということについては書きましたが、非対称ということは、受取側と発信側とで持っている情報が違うということですが、それはあたり前のことです。しかしながらこの非対称という事は非常に問題であります。企業が発信している情報は果たして本当にすべてなのか、自分の都合のいいことしか発信していないのではないのかという疑問がおきてきます。そのような状況下ではその企業に投資するのは非常にリスクの高いことです。つまり、信用がないからリスクが高いのです。そこで企業は、ディスクロージャーやIR活動を通じて、企業が発信する情報への信頼性を高めようとしているわけであります。

 最近日本国債に関して格付けが下がりましたが、これは、将来に日本国債が本当に返還されるのかわからないというこリスクが高まったからであります。それはデフォルトに対する危険性が高くなったということです。

 このことからも分かる通り、信用が100%であるならば、リスクは当然0%です。(これは、厳密に信用が100%のときであります。実際に社会において信用度100%なんてことはありえないのでリスクが0%ということはないのです。)

 この信用と言うのは金利に関しても大きく影響して行きます。例えば、日本国債が1%の金利のときに、A社の社債金利は、これよりも高くなります。つまり、A社よりも、日本国債のほうが、信用があるから当然リスクも低いというわけです。(一般的に最も信用があるのは国債です。)格付会社のだす格付けはこのリスクというものを表しているのです。ですから先ほど述べたように企業は、情報公開を積極的にするのです。ですから、A社よりも低い格付けの会社の社債利回りは非常に高くなっています。このような非常にリスクの高い会社の社債をジャンク・ボンドとよびます。

 一般的には生命保険が最もいい例です。生命保険の掛け捨て型保険は、基本的に加入者が年をとるごとに掛け金が高くなっていきます。というのは、年を取るごとに死亡する確率が高くなっていくからです。つまり、人間年をとるごとに死亡するリスクが高くなってくるし、健康であるという信用が落ちてくるのです。

このようなことが起こるのは、不完全情報社会であるからです。さて最近自己責任という言葉が良く聞かれますが、この自己責任という事は、世の中の様々なリスクを自分で取るということです。皆さんも情報に対しての信頼性を確認して行動してください。

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