インフレーションとデフレーション

久々更新です。8回までの講座を見て思ったことは、インフレとデフレについて書いていないことに気がつきましたので書きます。

インフレーションとは、継続的に物価が上昇することをいいます。その物価上昇の割合において、それぞれ言い方が違ってきます。

クリーピング・インフレーション

ギャロップ・インフレーション

トロット・インフレーション

ハイパー・インフレーション

です。

インフレーションは、ケインズモデルによると、コスト・プッシュ・インフレーション、デマンド・プル・インフレーションと分けられます。

一方新古典は理論に基づくとインフレーションは貨幣の増発にでしかないということです。つまりマネーサプライの増加に伴うものだということです。ここでは、ケインズ的なインフレーションに注目をおきたいと思います。コスト・プッシュ・インフレーションとは、供給面の硬直化が起こす物価上昇のことで、つまり、肉が10kgしかない状況で、これを8kgにしたら、価格が上がってしまうということです。また、デマンド・プル・インフレーションとは、このことと逆に、需要面が供給に追いつかなくて、価格上昇を起こすということです。

現在アメリカでは、労働市場の供給不足から、コスト・プッシュ・インフレーションが起きるという事が懸念されています。また、原油価格の上昇などもインフレーションの原因となります。

ところで、新古典派のインフレーションとどうして違うのでしょうか?新古典派では、価格は変動するということ、ケインズでは、価格ではなく数量調整によって行なわれるという立場の違いからです。

つまり、ここに、本が100冊、1000円で売られているとします。でも需要は80冊だとします。そうすると、新古典派だと、価格メカニズムが働いて、100冊の需要が起きる点まで、価格が下がるといわれています。

一方ケインズでは、80冊にまで供給が下がるという分析です。

ですから、新古典派では、インフレーションは貨幣の増発に伴うことだといわれています。もうちょっと説明を加えると、価格が変動するから、需要不足、供給不足は起こり得ないということです。つまり、先ほどの例で行けば、120冊の需要があるときには、価格が1200円に上昇して、需要が100冊になるということです。ですから、物価上昇というのは、国債の発行によるもの、増税によるものにしろ、貨幣供給量の増加でしかないということです。

では、デフレーションとはどういうことかといえば、インフレーションの逆を行けば言い訳です。つまり、供給にしろ需要にしろこれが、下がれば、価格が下がっていくということです。これが、連鎖すると、デフレ・スパイラルということになります。

最後に、インフレーションがいいか、デフレーションがいいかということになりますが、実際問題としては、緩やかなインフレーションがいいということになります。これを、マイルド・インフレーションといっています。池田内閣の所得倍増計画ににおいても、実際には、物価上昇も起きているわけですし、そもそも、景気が良い時というのは需要がいいということなのなので、(個人消費)基本的にはインフレ気味になっています。

さらに、期待インフレ率という考え方もあるので紹介しときます。つまり、人々は、(こういう表現ていうのは経済学は好きだよねー)一定の期間内の物価上昇度をどれくらいか予想して、行動するということです。

これは、基本的には、前の期間(1年間なら1年前)の物価上昇度を考慮に入れるということですが、この期待を入れだすと本当に難しくなってしますので、ここでは書くだけにしと来ます。今日は以上、ちょっとここの部分はあまりにも例を入れ難く、説明が難しかったです。

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