評価表シートの改善提案

1.改善提案の趣旨
 e-デモ会議室の議論の中で、予算項目の見直しについて改善提案したところ、政策推進チームから次のご意見を頂きました。
「職員の間からも「分かりにくい、使いづらい」「仕組みとして精緻すぎる」「評価の結果が活用されていない」といった問題点が指摘されています。(中略)コスト情報の詳細な提供は従来からの課題なのですが、現在の見直し作業は評価システムについて簡素効率化を図ることを急務としており、中期的な検討課題として整理しています」

 以上のご意見について、「分かりにくい、使いづらい」「結果が活用されていない」は、その傾向があると思いますが、他の自治体の評価システムに比べて「精緻すぎる」とは思えません。ただ、マネジメントの面から必要かも知れませんが、アカウンタビリティの観点からは、あまり必要を感じない部分もあるように思います。
 そこで、納税者としてアカウンタビリティ充実を要望する立場から、「簡素効率化」も念頭におきながら、あるべき評価表シートについて考えてみることとしました。
 日本は、高度成長・人口増加の時期を過ぎ、少子高齢時代に突入しており、税収増は見込めず国・地方の借金は700兆円に達し更に増加の一途を辿っています。今後の財政は少ない歳入をメリハリよく配分し、効率的・経済的に有効な使い方をすることが求められます。そして、その内容は納税者に透明性をもって公表され、衆知を集めて行政サービスのあり方を議論することが必要になると思います。アカウンタビリティという語は、アカウント(勘定)から派生している意味から考えても、予算が効率的・経済的に有効に使われることを納税者が知ることから始まるのではないかと思います。

 三重県の評価システムは、全国初の導入という輝かしい歴史を持っています。先進県の名に恥じないシステムに進化を続けて欲しいと考えます。これまでは、ややもすると導入目的の片方である「行政の質の向上」に傾いていたきらいが見受けられます。今後の進化への取組方向は、@自発的改善を基調としながら「格付け型評価に一歩踏み出すこと(県民の判りやすさのため)」とA「アカウンタビリティの向上」に大きくウイングを広げる必要があると思います。
 次の「評価表シートの改善(案)は、」そういう視点で考えてみた一県民の私案です。拙速で作ったことと、行政の細部、特に予算について疎いため瑕疵があることと思いますが、その点はご指摘頂き、ご議論のたたき台としてご覧頂ければ幸甚です。

2.改善提案の前提

 
各自治体の評価表シートの項目は、かなりバラェティに富んでおり、様々なものが見受けられます。三重県の評価表見直しを考える場合、白紙からスタートすれば現在と大幅に異なるものになる可能性もあります。しかし、評価システムの最も長い歴史を有する三重県のこれまで積み重ねてきたノウハウや評価スキルは貴重な財産でもあります。そこで、現在の評価表を原型としてアカウンタビティの充実を目的にマイナー・チェンジする場合について以下のとおり改善提案させて頂きます。


3.評価表シートの改善(案)
 

1.事務事業目的評価表

現在の評価表   改善提案の評価表    提案理由・記入の重点等
ラベル 事務事業名
予算細事業目
評価者
評価年月日
   同左
政策・事業体系上の位置づけ 同左
事務事業の目的 同左
根拠・妥当性 公共関与の根拠 同左
県の関与の根拠 同左
税金投入の妥当性 同左
役割分担   (なし) 役割分担率 国・市町村と共に取り組んでいる事業について各分担率を決め、責任の明確化・成果分析の信頼性を高めることを目指す
事務事業に関する
各種データ
事業目標指標の実績値
コスト
予算財源内訳・主な使途等 国からの補助金・交付金、市町村への補助金等の表示、納税者一人当たり予算額の表示、予算の主な使途等アカウンタビリティには必須の情報
決算額・節約額等 予算を節約し、効率的、経済的に事業を実施した情報
担当職員数・直営/嘱託別等 労働量を効率的に配分した情報
○○年度事業目標指標の達成状況 ○○年度事業の活動内容と
活動量・目標活動量の達成状況定量評価
現在は、達成度が5段階評価の数値表示だが、評価経緯が不明のためアウトプットとしての活動内容とその活動量を箇条書きとし、目標活動量の達成度評価を実施する。
(3E評価は基本事業以上のみとする)
目標値の設定理由 削除
事務事業
の評価
目的達成のために行った
具体的な取組内容
削除 上記の活動内容と活動量に含まれる
関連する地域機関の評価
コメント集約結果
削除 空欄の事例もあり、簡素化を図る
実績自己チェック 顧客ニーズの理解と対応   削 除   評価表としては簡素化のため削除する。
必要ならば担当チーム内部のみの自己管理とする
人材開発と学習環境
プロセスマネジメント
情報の共有化と活用
行政活動の成果
(なし) 経済性向上改善項目 予算執行上、経済性を追及した項目を羅列する
(なし) 効率性向上改善項目 事業運営上、効率性を向上させた項目を羅列する
(なし) 有効性向上改善項目 事業運営上、有効性を発揮した項目を羅列する
総合的見地からの評価
コメント
活動説明と残された課題 簡素化のため統合を図る
残された課題とその要因
事務事業の
展開
○○年度基本事業から見たこの事務事業の取組方向 活動結果を踏まえた今後の取組や改善点及び取組方向 簡素化のため統合を図る
評価結果を踏まえた今後の取組や改善点
○○年度事業目標指標の目標値 ○○年度活動目標とその理由 簡素化のため統合を図る
○○年度目標値の設定
理由



2.基本事業目的評価表

現在の評価表   改善提案の評価表    提案理由・記入の重点等
ラベル 基本事業名
評価者
評価年月日
同左
政策・事業体系上の位置づけ 同左
基本事業の目的 同左
基本事業に関する
各種データ
基本事業の数値目標
達成状況
同左
  (なし) 役割分担率 国・市町村と共に取り組んでいる事業について各分担率を決め、責任の明確化・成果分析の信頼性を高めることを目指す
基本事業の数値目標、コスト、基本事業マネジメント参考指標と実績値 予算財源内訳・主な使途等 国からの補助金・交付金、市町村への補助金等の表示、納税者一人当たり予算額の表示、予算の主な使途等アカウンタビリティには必須の情報
決算額・節約額等 予算を節約し、効率的、経済的に事業を実施した情報
担当職員数・直営/嘱託別等 労働量を効率的に配分した情報
数値目標に関する説明・留意事項 ○○年度基本事業の活動内容と活動量・目標活動量の達成状況定量評価(事務事業まとめ) 基本事業の下位の事務事業活動量のとりまとめを記入する。アウトプットとしての活動内容とその活動量を箇条書きとし、目標活動量の達成度評価を実施する。
○○年度マネジメント参考指標 同左
マネジメント参考指標に関する説明・留意事項 同左
基本事業の
評価
○○年度を振り返っての評価 経済性、効率性、有効性から見た定性的評価 簡素化のため統合する
総合行政の視点からの評価
(なし) 経済性評価 事務事業の経済性を追及した項目から自己定量評価
(なし) 効率性評価 事務事業の効率性を向上させた項目から自己定量評価
(なし) 有効性評価 事務事業の有効性を発揮した項目から自己定量評価
基本事業の
展開
○○年度施策から見たこの基本事業の取組方向 活動結果を踏まえた今後の取組や改善点及び取組方向 簡素化のため統合を図る
評価結果を踏まえた○○年度のの取組方向
○○年度基本事業マネジメント参考指標と目標値・困難度 ○○年度活動目標とその理由 簡素化のため統合を図る
○○年度マネジメント参考指標に関する説明・留意事項
構成した事務事業の一覧 同左



3.施策目的評価表

現在の評価表   改善提案の評価表    提案理由・記入の重点等
ラベル 施策名
評価者
評価年月日
同左
施策の目標 同左
施策に関する
各種データ
施策の数値目標
達成状況
同左
  (なし) 役割分担率 国・市町村と共に取り組んでいる事業について各分担率を決め、責任の明確化・成果分析の信頼性を高めることを目指す
施策の数値目標及びコスト、 予算財源内訳・主な使途等 国からの補助金・交付金、市町村への補助金等の表示、納税者一人当たり予算額の表示、予算の主な使途等アカウンタビリティには必須の情報
決算額・節約額等 予算を節約し、効率的、経済的に事業を実施した情報
担当職員数・直営/嘱託別等 労働量を効率的に配分した情報
   (なし) 当該施策の予算比率
1人当たり県債額
三重県全予算額に占めるこの施策の予算の比率
県民1人当たりの県債残高
数値目標に関する説明・留意事項 同左
施策の
評価
○○年度を振り返っての評価 経済性、効率性、有効性から見た定性的評価 下位の基本事業を見渡した定性的評価
(なし) 経済性評価 下位の基本事業の経済性評価を見渡した自己定量評価
(なし) 効率性評価 下位の基本事業の効率性評価を見渡した自己定量評価
(なし) 有効性評価 下位の基本事業の有効性評価を見渡した自己定量評価
施策の
展開
評価結果を踏まえた○○年度のの取組方向 同左
○○年度構成する基本事業間
の戦略(注力、改革方向)
同左