3.15 反戦集会・デモ観察レポート
3月15日の芝公園23号地(革マル派)と、宮下公園(中核派系)の集会・デモを観察してきました。 遅ればせながら簡単なレポートを。(レポート・写真:元ノンセクト学生)

■芝公園23号地
午後2時スタートとのことで、1時50分ごろに現場付近に到着。近くの道路には機動隊のバスが10台近く止まっており、かなりピリピリしたムードが漂います。おっと、放水車も1台発見。公園入口は機動隊によってほぼ封鎖されており、さりげなく近づくなんてできません。なんとか裏口から入れないかと迂回するも、入れそうなルートには例外なく機動隊が張り付いていて、誰何されずに中に入るのはまず不可能。こっそり入るのはあきらめ、東京タワーがわから正々堂々と近づきました。

23号地そばまでくると、当然のように機動隊員が近寄ってきて「集会関係者ですか?」とたずねてきます。
「は? いや、通りすがりですけど、何かやってるんですか?」
「政治集会やってんですよ」
「へぇ、とりあえず通り抜けて駅にいきたいんですけど?」
「どうぞ」

てな感じでとぼけつつ、公園そばまで近づきます。
あくまで「えっ? こんなところでいったい誰が何やってんの? わぁっ、旗がいっぱい立ってるよ、なになに???」というパンピーのふりを崩さず一気に接近。周りにはチューリップハットにサングラス、マスク着用の公安の方々が10人以上いますが、気にせず集会を観察します。

150人くらいはいたでしょうか?
正面にでっかいたて看板があり、イラク反戦云々といったスローガンが。
全員ヘルメット着用で座り込み、壇上のアジ演説を聞いています。
要所要所に巨大な旗を持った人が立っており、なんだか高校の応援団みたい。
もちろん公園入口にはヘルメット、マスク、サングラスで完全武装の方々がにらみをきかせており、公安をけん制しています。さすがに恐ろしくて公園内には入れず、写真も撮れませんでした。

15分ほど観察していましたが、寒かったので一旦喫茶店に入り時間をつぶします。
3時40分ごろ近くの陸橋に移動。しばらくすると私の周りに公安関係者が続々終結し、カメラを取り出します。そしてデモ隊が動きだしました。

絵に描いたような「極左」のデモ隊が、街宣車を先頭にシュプレヒコール!
陸橋上から写真を撮りまくる公安。こちらも当然の顔をして、写真を撮影。
特にだれかにとがめられることもなく、おいしい写真を撮影できました。
さぁ、次は宮下公園だ。




■宮下公園
渋谷のハチ公前にでると、いきなり「DON'T ATTACK IRAQ!」「イラクの子供たちを殺すな!」と珍妙なラップのような音楽に合わせ、踊りくるう数人のパフォーマーの姿が。
頭の上にイルカのヌイグルミを乗せたり、トラメガにドラえもんがくくりつけてあったりと、明るいながらもなにか異様な雰囲気が漂っています。

横目に見つつ宮下公園へ。入口(山手線高架から階段で入るほう)には公安もおらず、一見普通そうなお兄さん2人がニコニコしながら「おつかれさまで〜す」「こっちで〜す」と呼び込んでくれます。

時間が早かったこともあって、会場にはほとんど人がいませんでしたが、革マル派の集会とはまったく雰囲気がちがいます。あちこちに写真がかざってあったり、デモのときに首からぶらさげるダンボールに紐をつけたものが置いてあって、マジックで好きなスローガンを書き込めるようになっていたりと、初心者にも間口を広げてあるのが特徴。隅のほうでは「前進」や「コミューン」を売っていたりもしますけど・・・・。

集会の始まりもむちゃくちゃ適当で、「もう集会始まってますから前の方にきてくださ〜い」との掛け声で、初めて集会開始を知ったほどでした。司会も思い切り素人で、だらだらと進行していきます。

途中で動労千葉の方の挨拶があったりもしましたが、中学生の歌う自作の反戦フォークだとか、イラクへいってきた女子学生の挨拶だとかがほとんどで、党派色は排除されています。もちろんヘルメットなど一つも見当たりません。 でも、渋谷駅との連絡橋付近には公安が10人以上張り付いていて、そこだけがすさまじく異様です。

集会は1時間ほどで終わり、いよいよピースウォーク。いつの間にやら人もたくさん集まり、数百人はいるかという状態での出発でした。
観察メインで来た私も、そのままデモに参加。よって、客観的な人数は分かりませんが、 かなり長い列が出来ていたように思います。参加者は普通の学生や主婦っぽい人がほとんどで、ここでも党派のにおいはほとんどしませんでした。
ぐるりと渋谷を一周して、流れ解散。なかなか充実したデモ行進でした。


絶対にパンピーが入れないような党派色バリバリの集会を開催する革マル派と、(いろいろ思惑はあるのでしょうが)党派色を消し大衆運動の受け皿に徹する中核派。同じ「革共同」でもここまで違うのかということを実感した1日でした。

趣味者的には革マル派のほうが期待どおりの内容で楽しめましたが、この情勢下では「とにかく反戦運動を広げよう」とする中核派のスタンスのほうがはるかに好感が持てます。
東京在住ではないのでそうそう観察できませんが、また機会があれば行ってこようと思います。