想い起こすと、 1998.11.20〜28日、山の自然学クラブ(日本山岳会主催)のネパールツアーの「ネパール植林とヒマラヤトレッキング」(リーダー大森弘一郎氏) に参加し、ネパール・カトマンズ周辺2200m付近の里山への植林とシバプリ山2730m山頂でのキャンプやマナスル峰など展望を楽しむトレッキングに行ったのですが、その時の野生のラリグラスの大木や紅白色とりどりの花は印象的でした。
ラリグラスの苗は、ネパールで種子を採取して、屋久島で蒔種し育った苗木2〜3年生を空輸、ネパールで植林しました。併せて、屋久島の 蒔種から育成の状況をも見学しました。
戴いた苗を川崎市内自宅で育てたのですが、環境に適応するかどうか心配でしたが、1株だけ育ちました。
それは、φ30cmの鉢植えですが、背丈が120cm、幹径がφ3cm、天辺までが7節あり、4節目に添付写真のような真紅の一重の花がいくつも一かたまりになって咲きました。
もっとも、2〜3年前から蕾らしきがついたのですが、開花にはいたりませんでした。今年も、あと3つほど蕾がついてますが、開花はしないようです。
とにかく、今年初めて開花したネパールシャクナゲが見事ですので、ご紹介します。
宜しくご鑑賞戴けたら、誠に幸甚です。
二伸、
第50回講座・1,999/2/10〜15の育種センターの様子は「山の自然学講座」講義録(8)69頁、図5にあります。