あなたは人をくすぐれますか?

 

いきなり変なタイトルですね。このページをご覧の方は何らかの形でピアノの経験があると思います。「あなたは人をくすぐれますか?」といわれて「はあ?」とお思いの方もいらっしゃると思います。というわけで、私の意図を説明します。

 

ここでいう「くすぐる」とは、そのまんまです。「いっぽんばーし こーちょこちょ。たーたーいーて つーねって。なーぜーたーら かいだんのぼって こちょこちょこちょ」という歌をご存知の方は多いと思いますが、いくらなんでも「こちょこちょできますか」じゃちょっと頭が悪そうなので(「くすぐれますか」というのが頭よさそうかどうかはともかくとして)この言葉を選びました。

 

人をくすぐるにはいろいろな方法がありますが、その中でも私が一番オーソドックスだと思われる方法をお話したいと思います。

 

私が子供のころ、父は、わき腹をかなりの力でくすぐったものです。夜、父が帰ってくるとたまに「ガバガバガバー!」と言いながら(なんで?)わたしをくすぐるのです。はじめは我慢するんですけど最後には「ぎゃはははー」と涙を流しながら笑ったものでした。今思うと父は僕のことを「笑い死に」させるかという勢いでしたね。父と息子のスキンシップです(変なの)。

 

このとき、父の指はかなり早く動いていました。これがポイントです。言い換えれば、僕の質問は「あなたは早く指を動かせますか?」ということなんです。

 

ピアノの演奏で指が早く動くことはかなり重要です(私の父のように「笑い死にさせてやろう」ほどの勢いは要りませんが)。指以外も動かしてピアノを弾くのですが、あくまで補助程度にしかなりません(それでも必要です)。私たちの体で、指以上に早く動かせるのはないのではないでしょうか(まばたきも一瞬ですがまぶたではピアノは弾けませんね)。

 

これができる方々はすでにピアノを上手に演奏する資質を持ち合わせています。次回はこれをどのように使うかを考えていきたいと思います。