手の「回転」その他の指編

 

人差し指、中指、薬指は音楽の流れによって右に倒れる場合と左に倒れる場合があります。とりあえず方法から(親指編や小指編とあまり変わりませんけれども)説明します。

 

親指方向(「アチョー」版)

  1. 回転の軸は小指になります。
  2. 打鍵する音と指を確認します。
  3. 小指以外のすべての指を鍵盤から離します(鍵盤と手が垂直で、右手の場合手のひらは左に、左手の場合手のひらが右にきます)。
  4. 打鍵すべき指で打鍵しながら(指を鍵盤の方向に動かしながら)手全体を倒します。
  5. 打鍵が終了したら、すぐにその指から力を抜くようにしましょう。

 

小指方向(「反アチョー」版)

  1. 回転の軸は親指になります。
  2. 打鍵する音と指を確認します。
  3. 親指以外のすべての指を鍵盤から離します(鍵盤と手が垂直よりも多少は小さい角度になるでしょう、右手の場合手のひらは左に、左手の場合手のひらが右にきます)。
  4. 打鍵すべき指で打鍵しながら(指を鍵盤の方向に動かしながら)手全体を倒します。
  5. 打鍵が終了したら、すぐにその指から力を抜くようにしましょう。

 

いずれの方向も、鍵盤と手の角度が平行に近くなるように、ご研究なさってください。

 

次に方向をどうやって決定するのかお話したいと思います。基本的なものですから、解釈によってはこれに厳密に沿わないこともあります。

 

      和音を弾く場合は基本的に「アチョー」です(これに関してはあまり神経質になる必要はないでしょう)。

      続く音を親指で弾く場合、「反アチョー」になります。その次の音を234で弾く場合は「アチョー」です。

      スラーでフレーズが指示されている場合、初めの音は次に続く音の反対になります(ということは、親指や小指で弾く音から逆算する必要があるかもしれません)。

      続く音を人差し指、中指、薬指で弾く場合、続く音と同じ方向に弾きます。

 

たとえば、ハ長調の音階で考えてみましょう。指使いは12312345とします。

1はいつも「アチョー」です。

21に続くので、「アチョー」の反対、「反アチョー」です。

3はとりあえず置いておきます。

また1が登場しますが、1はいつも「アチョー」です。

すると、その前の3は「アチョー」の反対、すなわち「反アチョー」ですね。

以下、同様に、1が登場したあとの2(ソ)は「反アチョー」。3も「反アチョー」、4も「反アチョー」、5も「反アチョー」となります。

 

慣れてくると、だんだん曲に合った方向が自然にわかるようになってきます。ご検討をお祈りいたします。