アメリカに移民

 

私は1999 年3月にアメリカに学生ビザで来ました。最初は中等教育数学を専攻していたのですが(その時点ではピアノを職業にしたいとは思っていませんでした)、転学 に伴ってオーディションを受けたら(ある教授にお世話になりました)、音楽でもピアノ演奏の学部に転部できてしまったので、時間を余分にかけて音楽の学士 の資格を取ったのです。その後、演奏で食べていきたいと考えるようになりました。

 

私の年で(これを書いている時点で28 歳です)、日本で「コンサートピアニストになりたい」などといっていたら、「現実を見ろ」とお叱りを受けることでしょう。アメリカに一生残るかと言われた ら疑問ですが、日本でこの目標を追っていくのは困難だと思われます。というわけで現在進行形の事柄ではありますが、アメリカに合法的に滞在しながらコン サートピアニストの夢をかなえたいという方の参考に(なるかどうかはわかりませんが)と、書いていきたいと思います。

 

ピアノ演奏を専攻しました が、私はどの科目の教員免許も持っていません。いずれは数学に関しては(学士だけか、それとも教員免許も含めてかは未定です)取得したいと思っています が、いつになるでしょうね。そんな私の専攻に合致する職業というと、ピアノの先生か演奏(伴奏も含めて)と決まってきます。この範囲に絞ってオンラインで 仕事を探して、なんとか見つけることができました。というわけで、そこからのお話です。

 

アメリカで働きながら生活するには何らかの就労ビザが必要になるのですが、これを書いている2007 年、就労ビザでもポピュラーなH1-Bは2日で締め切られてしまいました。他に就労できるビザがないことはないのですが、音楽教室という分野ですと取得が 難しいものばかりでした。というわけで、本来でしたらしばらく非移民ビザで就労して大学院に進学したいと思っていたのが、いきなり移民ビザ(グリーンカー ド)を申請することになってしまいました。

 

グリーンカードの申請はさまざまな方法があるのですが、私の場合は雇用ベースで行うことになります。まだ修士を持っていないので優先順位カテゴリーの中でも一番遅いEB-3というカテゴリーになるのですが、幸運なことに、2007年7月現在、送られた書類のすべての審査をすぐに取り掛かれるという状況にあることがVisa Bulletin (http://travel.state.gov/visa/frvi/bulletin/bulletin_1770.html)にて判明いたしました。というわけで、ざっと流れをご紹介いたします。

 

  1. 雇用主がアメリカ人で同等の能力を持ち、なおかつその仕事をしたいという人がいないことを証明します。この証明書をLabor Certificationというのですが、ETA-9089という申請書を提出して数日から数ヶ月後に認可されるか否かが出されます。詳しくはhttp://www.plc.doleta.gov/を隅々までご覧ください。この申請書は雇用主が提出するものです。
  2. オンライン上で提出されると、その後4つの質問にリンクされたページへのリンクが雇用主にメールされます。この質問に答えて提出することによって提出が完了します(私の場合、6月21日にETA-90899を提出、その後質問に答え、提出されたのが6月24日で、6月26日に認可されました)。
  3. その後、Labor Certificationを添えて、I-140, I-765, I-485などの書類を必要な「証拠」と一緒にネブラスカの移民局に提出します。提出されてから2週間ぐらいで受領書が送られてくるはずですから、その受領書は大切に保管しておきます。

 

私の場合は、現時点でチェックしたところ、6 月26日の午前中にすでに書類が受け取られていることが判明しており、もしかしたら会社の方でLabor Certificationを受け取る前にもう送られてしまったのではないかとドキドキしています。間の悪いことに、この手続きを行ってくださっている方 が2週間ほど日本に帰国されているので、私のほうですぐに行動を起こせないから、ここしばらくは不安な日々を過ごすことになりそうです。

 

この体験談は2007年6月28日に書きましたが、状況が変わり次第更新を続けてまいります。

 

2007年9月7日追記)

その後特に進展が見られなかったので、I-140をもう一度まとめて会社の方に速達で送り、会社から速達で移民局に再提出していただきました(7月15日に送っていただき7月16日に移民局に到着、その後7月19日に同封の私の小切手の換金を確認し、一週間後にNotice of Action、レシートですねが会社の方に送られ、そちらの方が私の現住所の方に送られました)。

 

そのレシートのコピー、Labor Certification、雇用の手紙を添えて、8月3日にこちらからI-485とI-765を必要な書類を添えて移民局に速達で再提出しました(移民局には8月6日到着)。翌週の月曜日に会社で送っていただいたI-140, I-765, I-485などが移民局から会社に返送されました(Labor Certificationがなかったので受理されなかったと手紙に書かれていました。手紙の日付は8月3日)。

 

その後、3営業日過ぎても私の小切手の換金がされていない状態でしたので、今度はI-485のみ書類をそろえて8月10日に再提出しました(移民局には8月13日到着)。その後、一月近く過ぎていますが、小切手の方はどちらも換金されていません。

 

実は、7 月の段階で、グリーンカードの発給上限が会計年度で上回ってしまったという情報がありました(USCISのサイトの情報です、リンクは http://www.uscis.gov/portal/site/uscis /menuitem.eb1d4c2a3e5b9ac89243c6a7543f6d1a /?vgnextoid=7a827f25ed3f3110VgnVCM1000004718190aRCRD& vgnextchannel=7a827f25ed3f3110VgnVCM1000004718190aRCRD)。このとき、7月のVisa BulletinでCurrentとなっているカテゴリーは特例として8月17日までに書類を送付した場合、審査されるというようなことが書いてあったの で8月の段階でもう一度書類を提出したわけです。

 

ただ、ネブラスカの移民局は 国内最大で、カナダのビザまで対応しているとのことで、かなりお仕事の方は遅いという噂を目にしました。というわけで、現在の私のステータスがはっきりと しません(違法なのか合法なのか)。移民局の電話番号は録音メッセージでカスタマーサポートにたどり着けるかわかりません(たどり着いたとしても、レシー トをいただいていないので、移民官の方も私のケースについての情報を調べるのは困難だと思われます)。メールで連絡を取ることもできなく、唯一の方法は郵 送ですが、返事が来るかどうかは微妙なところです。あとは移民局からの何らかの反応を待つことにいなるわけです。

 

違法滞在になっているとしたら、かなり困ります。「じゃあ、帰国すればいいじゃないか」とも思うのですが、帰国するとI-485が破棄されてしまうらしいので、これまで集めた資料や健康診断代、それに速達郵便代100ドル近くが無駄になってしまいます。それも気が進まない今日この頃です。

 

2007年9月7日追記(同じ日ですね。))

私と同じように雇用ベースのグリーンカード申請をしている友人(U 氏)とオンラインでチャットしました。彼は8月2日か3日に書類を送付したということです。修士を持っている彼は、優先カテゴリーでは私よりも一段階上 (優先度は私より上)のEB2になります。フロリダに住む彼の管轄移民局はテキサスにあります。実は、テキサスはネブラスカに比べてお仕事が早いというう わさなのですが、現時点で彼も移民局発行のレシートを受け取っていないそうです。彼は銀行口座発行の小切手ではなく為替を使って送ったとのこと。以上の点 から考えて、彼の書類の方が先に処理されるであろうこと、それまでは私がじたばたしてもあまり効果はないだろうという結論に達しました。

 

(2007年9月18日追記)

9月17日にNotice of Actionを受け取りました。というわけで、現在の私のステータスはAdjusteeと いうことになります。Notice of Actionによると、Received Date(私が送った書類第1弾が届いた日付ですね)が8月6日、Notice Dateが9月12日となっています。レシートはI-485とI-765のものをそれぞれ別々に受け取りました(受け取った日は同じですが)。銀行残高が 多くない私です。銀行に連絡して第2弾に同封した小切手の支払いを止めてもらいました(過去に痛い目にあってるんです)。そして今日、私の銀行残高からビ ザ申請料金1010ドルが引き出されていることを確認、やっとスタート地点に立つことができたとほっとしています。

 

ちなみに、ネブラスカよりもお仕事が早いとうわさされているテキサスで同様の手続きを行っている友人U氏(9月7日の追記をご覧ください)の方はまだ連絡が来ていないそうです。私の方が何らかの手違いだったりしたらイヤですね。

 

このあと、指紋を取るなど追加の検査をやって問題がなければ永住権にこぎつけることになります。これからも(人様の役に立っているかはわかりませんが)何らかのアップデートがあり次第更新を続けていきたいと思います。

 

(2007年9月25日追記)

 

その後、住所の変更をオンラインで行い、9月24日、移民局からその連絡を受けたという連絡を封書で受け取りました。また、9月22日には指紋採取に関する案内の手紙も受け取りました。採取は10月9日、午前9時に最寄の移民局で行われるそうです。

 

(2007年10月9日追記)

 

移民局に行き、指紋の採取をしてまいりました。Appointment は午前9時だったのですが、早めに出ましょうということで8時15分に到着しました。受付で、案内書と写真つきのIDを提示して、Application らしきものを埋め、182番の番号札をもらって待つこと約45分(本を持っていてよかったです)。すべての指の指紋を採取、そして顔写真を撮ってもらって 今日は終了(念のため柄つきのワイシャツにネクタイをしていきました)です。簡単な筆記用具を持っていくといいかもしれません。

 

(2007年10月10日追記(旧体育の日ですね))

先ほど上の内容を更新しましたが、その数時間後、I- 765によるEmployment Authorization Documentのカードを注文(?)したという連絡がメールで届きました。受け取りまで30日ほど待つようにと指示が書いてありました。8月6日に送っ た書類を処理したものだとすれば、今回は90日かかるようです。前回OPTのためのEADを申請したときには2ヶ月ほどで届いたような気がします。

 

(2007年10月21日追記)

大分遅れてのご報告です。10 月12日に移民局からI-765が認可されたという連絡が届きました。それに伴い、10月15日、新しいEmployment Authorization Documentが届きました。10月19日に以前このページに登場したU氏に連絡したところ、彼の方にも何らかのNotice of Actionが届いたそうです。彼によると、彼の管轄の移民局のサービスセンターはテキサスなのですが、送られたNOAはヴァーモントから届いたものだそ うです。そういえば忘れていましたが、9月18日に第2段に同封した小切手の支払いを止めてもらった結果、第2弾に送った書類は無効となり、10月20日 の時点で移民局からNOAが添付されて戻ってきました(当たり前でしたが、Disapprovalでした)。あとはI-140とI-485さえ Approveされてくれれば一安心です。

 

(2008年6月8日追記)

また時間をおいてのご報告です。どうもEB- 3の審査がこちらの思惑を外れてかなり遅れているようなので、I-765の更新を行うことにしました。私のEADは今年の10月4日まで有効なので、 120日前と多少早いのですが郵便局で写真を取り、必要な書類をまとめ(I-765、I-485のNOA2通のコピー、カバーレター(要するにどのような 書類を同封したのかの説明))、Certified Mailで送りました。今回は少し早めに送ったので早すぎないといいなと思っています(120日以上前の書類は受け付けてもらえないのです)。ああ、早く 来ないかな、グリーンカード。

 

2008年7月10日追記)

さて、何からお話しましょうか。

 

今月から次の会計年度が始まるまで(10 月になります)私の属するカテゴリー(EB-3)における書類の審査が止まることになります。私の場合は、Labor Certificationを申請したのが2007年6月21日と割と最近なので、おそらく来年ぐらいまでかかってしまうかもしれません。本当に、待つの は大変な努力を必要とする行為ですが、アニメを見たりして何とか時間をすごしています。それに伴って、上にも書いたとおり、I-765を再申請しておきま した。ネブラスカの移民局の審査は時間がかかると思っていたので、120日前には書類を提出しておきましょうと思ったのですが、なんと!(大げさ)今日 メールでカード作成の連絡を受けてしまいました(もう少しゆっくりでもよかったのに)。というわけで、おそらく来週中には新しいEADが手元に届くことに なると思います。移民局は現在EADの期間を現行の1年から2年にするというプロジェクトを行っているようですがはたして私のEADが2年有効かどうかは まだ不明です。カードが届いたらまた更新しますね。

 

友人のU 氏(以前登場した彼と同一人物です)は2008年6月18日にI-485のApprovalが、そして翌週にはカード作成の連絡が届いたそうです。おそら く先週か今週にはグリーンカードを受け取ってほくほくしてるのではないかと思われます(ごめんなさい、ねたみが含まれているのが見え見えですね、お恥ずか しい)。とりあえず、「こんなことに運を使ってはもったいない」と言い聞かせながら今月から放送が始まったスレイヤーズ Revolutionを見て時間を過ごすことにします。

 

(2008年7月28日追記)

 

今朝、何気なくCase Status Onlineをチェックしたら、I-140のLUD(Last Updated Date)が本日の日付になっていました。まだ移民局からメールを受け取っていないので内容、あるいは理由がよくわかりませんが、これが否認可の連絡でな いことを祈るばかりです。数日中に何らかの動きがあるでしょうから、わかり次第こちらにお知らせしますね。

 

(2008年10月27日追記)

 

結局その後大きな動きはありませんでした。最近はCharles Ivesさん(保険会社を経営しながら作曲活動をしていたそうです)を見習って、ピアニスト以外に収入を確保しておこうと「SOHO」、在宅のお仕事を手 探りで探し始めたのです。そこで昨日急に思い立って、状況を確認しておこうとログインしたのですが、私のI-140が10月24日付けでLUDが更新、さ らに今日調べてみたところ、その日付が10月27日に更新されていました。

 

11 月のVisa Bulletinは2005年5月となっており、私のPriority Dateの2007年6月21日まではまだまだ時間がかかりそうです。ただ、この一ヶ月でネブラスカの書類の処理が4ヶ月も進んでおり(驚きました)、 I-140に関しては私が提出した2007年7月15日前後を一週間ほど上回った2007年7月24日までの処理を行っているようです。おそらく私の情報 は移民局のコンピューターシステムに入力されたという状態ではないかと考えています。

 

スレイヤーズ Revolutionは最終回を迎えてしまいましたが、なんとか気が滅入らないようにインターネットビジネスの指南書などを読んでのんびり待つことにします。

 

(2009年1月14日追記)

 

昨夜、移民局から提出中のI-140に関して、Request For Additional Evidence、私のケースの認否を判断する上で必要な書類を送って欲しいという手紙を送ったというメールが来ました。折にも、スレイヤーズ Evolution Rが放送を開始した週に連絡が来るなんて!気をしっかりもって対応しろという神様の計らいなんでしょう。どうか私か会社で対応できる内容であることを祈っております。

 

ちなみに今月のVisa Bulletinによりますと、EB3は未だにPD2005年5月を処理しているとのこと、このペースでいくと私の番が来るまであと2年はかかるでしょうね。オンラインで(おそらく数学の)修士の勉強して別のI-140、I-485を提出した方がいいような気がしている今日この頃です。