私たちは2006年夏、トカラ列島のすべての有人島へ、
教育実習に、
行ってきました。
現地校の先生方、児童生徒の皆さん、島民の皆さま、
本当にありがとうございました。
トカラ研究会の教育実習の概略


@2006年9月9日(土)〜同20日(水)、当研究会の成員9名が鹿児島県十島村の有人7島に所在する全小中学校にて、非公式の教育実習をさせて頂きました。本来は同16日(土)に離島する予定でしたが、台風13号の接近により村営定期船が欠航したため、現地校のご厚意で実習期間を延長させて頂きました。

A実習校で直接ご指導を頂いたのは、正課の授業日である同11日(月)〜15日(金)、同19日(火)の計6日間ですが、このほか敬老会や子ども会、村営定期船の通船作業や台風通過後の復旧作業等の地域活動に参加させて頂きました。

トカラ研究会の設立趣旨

2006年夏、わが国で最高等級のへき地である鹿児島県十島村(トカラ列島)の7つすべての学校に1〜2名ずつ、私たちの中からそれぞれ実習生を派遣し、非公式の教育実習をさせて頂くことを目指して、2005年秋より活動をはじめた学内の任意団体です。

私たちは全員が兵庫教育大学に学ぶ大学院生で、全員が教員免許を持っています。実際に学校現場(都道府県教育委員会)から派遣されている現職教諭の院生と、これから学校現場をめざす若い「教員の卵」の院生が混在する、本学の特徴を活かした団体です。教員養成系大学の特性を最大限活かした、それも学生時分の今しかできない有益な体験をするために、このプロジェクトを始めました。
活動内容

四方を豊かな海に囲まれた離島では、その教育現場だけでなく、学校と地域との関わり、そして地域社会そのものを焦点化して考察することができると私たちは考えます。正規の教育実習は授業実践が中心であるのに対して、本実習では特に、少人数教育における子どもの成長、学校と地域社会との関わり、(可能な範囲で)少人数校における校務分掌の実際等、十島村の学校現場でないと経験できないことについて学ばせて頂きたいと思い、活動してきました。

 2005年秋より週一回のペースで定例の勉強会を開いてきました。このほかに関西地方の山間僻地の小学校への一日実習や、本学の梶田叡一学長と成員全員との意見交換会、さらに十島村を扱った民族文化映像研究所(神奈川県川崎市)の作品視聴会など、不定期な活動も行ってきました。十島村当局とは2005年11月から接触をさせて頂き、その後2006年3月に全島での実習の受入れ承諾、6月中旬より実習者が個別に各校の校長先生はじめ各先生方と打ち合わせをさせて頂くなど、本番の実習に向けて着実に階段をのぼってきました。また口之島班と小宝島班は、8月末に当該島に赴いて現地校との打ち合わせを行いました。
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Last Update 2007.4.1
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小宝島実習の詳細

 2006年11月18日(土)、同19日(日)の両日、私たちは本学学園祭(第25回嬉望祭)において、この夏の教育実習に関する展示・発表を行いました。

@共通講義棟102教室における展示では、大量の机とダンボールを使って、各実習島のブースをつくりました。エントランスには「フェリーとしま」の船べりをイメージし、その後、各島のブースを列島最北の口之島から最南の宝島まで順番に展開していきました。最後に映写空間(星空スぺース)と、トカラ研究会Tシャツ&「宝の塩」の販売所を設けました。展示会場に隣接する共通講義棟101教室では、2日間で計3回、全実習生(9名)による実習報告会を行いました。

また両教室にはさまれた廊下には、鹿児島県の離島の地図をつくってビニールでコーティングし、その上を歩けるようにしました。これは鹿児島市の黎明館の常設展示のエントランスにあった意匠を模したもので、私たちの間ではこの地図を「黎明館」と呼びました。中でもトカラの有人七島は、カラフルに彩りました。この地図は、来訪者に好評でした。

A外庭に設けられた「模擬店ロード」では、ポップコーンとゆでたまごを販売しました。いずれも「宝の塩」を美味しく提供するための商品でした。ポップコーンを盛った紙コップには、悪石島の仮面神ボゼのイラストを印刷したシールを貼付しました。
学園祭への出展(出店)
文化祭の写真はこちら

「黎明館」を模した鹿児島県の離島地図

展示会場の入口
トカラ研究会報告書
−鹿児島県トカラ列島の全7校における現地実習の記録−

日本最高等級のへき地校における、初の教育実習プロジェクト


口之島小中学校
口之島実習生


中之島小中学校
中之島実習生


平島小中学校
平島実習生


諏訪之瀬島分校
諏訪之瀬実習生


悪石島小中学校
悪石島実習生


小宝島分校

小宝島実習生


宝島小中学校

宝島実習生



口之島実習


中之島実習


平島実習



諏訪之瀬島実習



悪石島実習



小宝島実習



宝島実習
兵庫教育大学トカラ研究会 ホームページ

2005年秋から始まった兵庫教育大学トカラ研究会は、2007年3月20日で、1年半の活動を終了しました。
しかし、これからもこの活動は私たちの中で活き続けます。

 2007年2月27日〜3月11日、夏の研修活動をまとめた報告書を、感謝の意を込めて贈呈するためにトカラ列島の各実習校に再訪しました。(小宝島実習生:2月27日〜3月3日、平島実習生:2月27日〜28日、口之島・中之島・諏訪之瀬島・宝島実習生:3月7日〜8日、悪石島実習生:3月10日〜11日)

3月5日鹿児島市において、十島村役場を訪問し敷根村長様に贈呈しました。さらに、鹿児島市中央公民館にて行われた校長会の合間のお時間を頂き、斎脇教育長先生や各島の校長先生に報告書を贈呈しました。また、お世話になった報道機関(NHK鹿児島放送局、南日本新聞、南日本放送(MBC))にも報告書を贈呈しました。

 春が近づくこの時期の海は荒れており、船の運航は非定期的にならざるを得ません。現に、口之島・中之島・諏訪之瀬島・宝島実習生は船の欠航に遭遇し、翌日の船で各島の学校に再訪することになりました。改めてトカラ列島のへき地性を痛感しました。しかし、再訪を快く迎えてくださった教員の皆様、子どもたち、島民の方とのふれあいが最長13時間にも及ぶ長旅の疲れを癒してくれるのでした。

鹿児島市中央公民館近くにある西郷隆盛像
南日本放送(MBC)前
実習生再訪