(No37) 
 『行ってきました!』 そういう名前のお土産がありました。 このページは、お土産を食べてはいただけませんが、“チョット出掛けてきました”−ご紹介いたします−のコーナーです。 お楽しみください。
 

 清流の梅花藻:滋賀県
醒井(さめがい)の里

  ◆醒井の里◆

 所在地は滋賀県米原市醒井(さめがい)。鉄道はJR東海道本線「醒ケ井駅」。国道21号線沿いにあり中山道の交通の要所とされた。 現在国道に並行して近くを人と物の大動脈、名神高速道路が走る。

 街の中央に清流「地蔵川」が流れ、この川に生育する「梅花藻」は全国的にも有名で、この藻が見られる水流は清流の証とされる。訪れた時は梅雨明け間近な7月初め、清流から湧き上がる湿潤な空気とオゾン多き環境で、植物と木々の緑が目に大変優しい。

 清流「地蔵川」へはJR「醒ヶ井駅」から南へ少し歩くと出会う。生活道路に並行して流れる川の源流を求め東へとさかのぼる。川の両側には古い家並みが見え、ここが中山道宿場街であったことを今に残す。
 5分ほど歩き川面に目を落とすと清流に揺れる藻が確認された。これが「バイカモ(梅花藻)」だ。川の流れにゆだねて早く、またゆっくりと川底で揺れている。よく目を凝らすと、緑の筋のそこかしこに白い花が付いている。空を背景と
すると光って見えにくいが、木々の影を選び透かして見ると白い可憐な花が観察できる。これが初めて見るバイカモだ。ちなみに流水へ手をいれてみた。歩いてほてった体の中に指先から冷気が気持よく伝わる。バイカモ生育の水温が気持ちよかった。
 木々の緑と澄みきった地蔵川の清流で、心のホコリをきれいに洗われた「醒井の里」でした。

 

ー梅 花 藻ー
      (沈水植物・キンポウゲ科)

 水温15度前後を保つ澄んだ湧水を好み、川底に群生し、流れに沿って這うように育つ鮮やかな緑色をした多年草水草。
 手のひら状の葉が特徴で長さ50センチ位の藻。初夏から晩夏にかけて水面上に梅花様の白い花を見せる。
 
 バイカモに寄生する水生昆虫はハリヨの好物であり、バイカモに繁殖することにより急流をさえぎり、ハリヨの巣作り・産卵に絶好の場所を提供する。

 


ーハ リ ヨー
           (トゲウオ科

 体長4〜7センチで分布は限られ、滋賀県東北部と岐阜県南西部の湧水をもつ水温20度以下の清流に生息する。ウロコはなく、トゲが背部に3本、腹部に1対、臀ヒレの直前に1本ある。
 
 雄は縄張りを持ちその中心に水草や根などでトンネル状の巣を作り、雌を誘い入れて産卵させる。寿命は短く年魚である。
 ←画像中の中に2尾のハリヨが見える

◆中山道宿場街の香りを伝える
          「醒井の里」

中山道(なかせんどう)
 江戸の日本橋から出発し、草津宿で東海道に合流し、京都の三条大橋に至る。江戸から草津までは129里(約500km余り)あり、69箇所の宿場(「中山道六十九次」と呼ばれる)が置かれた。


                                 (訪れた時:2008年 7月上旬)

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