東北の城館柵 3岩手県版 12九戸郡
03野田城
識別番号 031203
調査番号 0003
位置 九戸郡野田村城内にある。野田村の中心部,海蔵院の裏手の小高い丘である。
沿革 建武以前に南部氏の勢力範囲になっていたようである。七戸氏より久慈,藤村,野辺地氏が分かれ,久慈氏より松原,接待氏が分かれた。野田氏も久慈氏と同族と考えられるが,南部士譜によると一戸氏の分流と書かれてある。野田氏は九戸の乱の後,一戸姉帯に国替えとなった。
価値 九戸郡において比較的平坦な土地が広がっているところは,伊保内,久慈,野田の三つである。それらを囲む山々は急峻で敵の進入はきわめて困難である。そのため,過去の戦闘の歴史も少ない。従って城を整備する必要性は高いとはいえない。その一方で野田城は,野田平野に突き刺さる三角楔形の台地の先端に位置する。北側は宇部川が流れ,南側は明内川が流れ,城地を囲んでる。さらに台地を切り取るように宇部川支流が西側を流れている。野田平野の中心にあり,川で三方を囲まれ,堅固な城である。
遠景