民法特殊研究演習(大学院博士課程)

 

講義内容

<到達目標>
3年間のうちに,民法のテーマに関する博士論文を完成させる。

<講義の概要>
 毎回,研究課題を設定して,それを次の講義のときまでにその研究を実行して,報告してもらい,その内容を検討する。引き続き,次の新たな課題の設定・研究・報告・検討を続けることで,段階的に研究を進め,3年間で博士論文を完成できるようにする。

<講義計画>
 まずは論文執筆の準備段階として,博士論文の執筆方法を研究検討する。
 その上で(ないしこれと平行して),1年次のできるだけ早い段階で,博士論文の対象となる研究テーマを決定してもらうため,第1段階として,これまでにしてきた研究(修士論文)を踏まえ,広い視点・観点から関心をもった問題やテーマを深く研究してもらい,それに関するこの講義での議論検討を通して,受講生が設定した研究関心について自らの問題意識が明確になるようにしたい。
 そして,講義が進むにつれて,次第に研究対象の焦点が絞られ,博士論文で扱う研究に値するテーマを確定できるようにする。
 次に,第2段階として,決定した研究テーマについて,日本民法での研究状況を把握し,新たな視点・観点からアプローチする可能性を探りつつ,内外の文献を購読して,その研究成果を報告してもらう(なお,研究の方向性が定まったら,早い段階で,博士論文の目次・構成を決め,その目次・構成に即した内容の研究をしてもらう−具体的なやり方は講義で説明する)。
 こうして毎回の研究報告を積み重ね,ある段階(少なくもと2年次)から原稿も同時に執筆して毎回執筆した原稿(草稿でよい)を提出してもらい,その内容の検討をし,問題点の修正とさらなる研究へとつなげていくことで,着実に研究が進展し,質・量ともに水準の高い博士論文が完成できるようにしたい。

1年次
第1回 オリエンテーション(講義の進め方と研究計画の策定方法)
第2回 修士論文(ないしこれまでの研究)の報告と検討
第3回 博士論文執筆方法の研究(1)−論文の主題はどうあるべきか
第4回 博士論文執筆方法の研究(2)−論文の構成はどうあるべきか
第5回 博士論文執筆方法の研究(3)−学説の扱い
第6回 博士論文執筆方法の研究(4)−判例の扱い
第7回 博士論文執筆方法の研究(5)−外国法の扱い
第8回 博士論文執筆方法の研究(6)−判例評釈の扱い
第9回 博士論文執筆方法の研究(7)−よい博士論文とは何か
第10回 受講生の研究報告
 ↓
第30回 受講生の研究報告

2年次
第1回 オリエンテーション(講義の進め方と研究計画の確認)
第2回 受講生の研究報告(論文指導)
 ↓
第30回 受講生の研究報告(論文指導) 

3年次
第1回 オリエンテーション(講義の進め方と研究計画の確認)
第2回 受講生の研究報告(論文指導)
 ↓
第20回 受講生の研究報告(論文指導)
第21回 博士論文の内容の報告と調整(質疑)
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第28回 博士論文の内容の報告と調整(質疑)
第29回 博士論文の最終確認(1)
第30回 博士論文の最終確認(2)