全国自然科学専門部のホームページにようこそ
公益社団法人全国高等学校文化連盟正会員
高等学校文化連盟全国自然科学専門部会長
今 井 靖
(島根県立浜田高等学校校長)
公益社団法人全国高等学校文化連盟(略称:全国高文連)の「全国自然科学専門部」ホームページにアクセスしていただきありがとうございます。
会長を務めさせていただいております島根県立浜田高等学校校長今井靖です。本年度で4年目の会長となりました。会長としての務めは本年度が最後となりますが、引き続き全国自然科学専門部の充実、発展のため力を尽くして参りますので、よろしくお願いいたします。
さて、「全国自然科学専門部」は、全国高等学校文化連盟の19の専門部の中で最も新しい専門部として、平成21年5月26日に全国の高等学校の理科や自然科学の関係者の念願がかなって誕生しました。平成24年4月1日からは、全国高等学校文化連盟の公益社団法人移行に伴い、「全国自然科学専門部」と名称変更をしております。専門部の設立にあたっては、多くの先生方が尽力されました。専門部の主要行事である全国高等学校総合文化祭を、平成8年度の札幌大会以降、山形、静岡、福岡、神奈川、青森、島根において協賛開催してきましたが、このことは全国高等学校文化連盟の専門部を設立する大きな働きかけとなりました。そして、平成21年度の第33回全国高等学校総合文化祭から、正式に専門部として全国大会を開催することができるようになりました。
自然科学を研究する生徒たちの成果を発表する場をつくることは、科学技術を国の柱としている日本の発展に、大きく貢献することができると考えています。専門部の設立から10年目を迎えましたが、24道県からはじまった加盟都道府県も着実に数を増やし、平成29年度に愛媛県と高知県の参加をいただき、現在は38都道府県が加盟する専門部となりました。今後、残っています県でも自然科学専門部が設立され、全国自然科学専門部に加盟していただき、高校生の研究発表の場としての全国高等学校総合文化祭へ積極的に参加していただくことを期待しています。
全国高等学校総合文化祭自然科学部門は、全国自然科学専門部が開催する最大の事業です。自然科学系の部活動で、日々の観察や継続的な実験を行っている高校生が、積み重ねてきた研究の成果を各県の代表として発表する場として、自然科学部門を開催しております。自然科学部門では、審査を行う研究発表、ポスター発表と、研修を行う記念講演、生徒交流会、巡検研修を企画しています。
平成30年度は、長野県茅野市にある公立諏訪東京理科大学の全面的なご協力をいただき、研究発表、ポスター発表を同大学で開催します。巡検研修は、自然豊かな長野県の環境を生徒の皆さんに見てもらおうと、様々なコースを開設していただいております。特に、地学関係のコースは、糸魚川静岡構造線や中央構造線に関するコースを準備していただき、日本列島の地質構造の特異性を観察していただきたいと思っています。そのほか、亜高山帯の植物観察や野辺山天文台の施設見学、ジビエ体験などのフィールドワークも行います。記念講演、生徒交流会は、最終日に茅野市民会館で行います。この大会が、様々な取組をしている自然科学系の部活動の高校生にとって、互いに切磋琢磨する研鑽の場、全国の仲間と交流する場となることを願っています。また、自然科学に親しむ高校生が、科学的な研究の方法を学び、日本を支える科学者になるきっかけをつくる良い機会になることを願っています。全国の高校生の皆さん、自然科学の研究を通して互いに研鑽し、交流を深め合いましょう。
このほか全国自然科学専門部としましては、今年も引き続いて関係機関との連携を行います。特に、国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)の次世代人材の育成事業について、協力して行っていきたいと思っています。
主なものでは、
@科学の甲子園
各都道府県の高校などの代表チームが、理科・数学・情報における複数分野の競技を通じて科学の知識やその活用力を競い合う場
A中高生の科学研究実践活動推進プログラム
学校・教育委員会と大学等が連携・協働し、中高校生自ら課題を発見し、科学的な手法にしたがって進める、科学研究実践活動の継続的・自立的な取り組みの推進を考えております。
全国高等学校総合文化祭自然科学部門の開催、科学技術振興機構(JST)との連携は、研鑽と交流によって自然科学に親しむ高校生の資質・能力向上に寄与するだけでなく、「科学・技術創造立国」をめざす我が国が、持続可能な社会を築いていくための貴重な礎にもなるものと考えています。
引き続き皆様の全国自然科学専門部に対するご理解とご支援をお願い申し上げ、会長の挨拶とします。
部会長あいさつ